麻生ミツ晃さんのレビュー一覧

彼が眼鏡を外すとき コミック

麻生ミツ晃 

好きだから気付いてしまう切なさ。

お兄ちゃん、弟、それぞれの恋の話。

「ほんとのところ」「ほんとのほんと」
5人兄弟の長男で面倒見がいい一太は、不愛想で周りと打ち解けない転校生・土屋を気にかける。一太は土屋の真面目さや優しさに、土屋は一太の明るさに、お互い惹かれていく。
修学旅行を抜け出して祖父母宅を訪ねたり、誤解で暴走して土屋が事故に遭いそうになったり、劇的なエピソードを経て恋人になった二人。
なのに、一太の顔を見て…

4

COLD HEART in NEWYORK 小説

木原音瀬  麻生ミツ晃 

何故か秋沢を嫌いになれませんでした

COLDシリーズは未読のままに読みました。
高久透が気になったので後にCOLDシリーズにも手を出しましたが、こちらの「COLD HEART」から・だけを読んでも大丈夫です。
充分に木原作品の魅力を味わえるはずです。

「COLD HEART in TOKYO」は幸せ色が強くて、正直そこまで好みじゃなかったのですが、全てはこちらで楠田と読者を崖から突き落とすため、だったんですね。
雑誌掲載…

5

only you, only コミック

麻生ミツ晃 

大好き

美しくて 緻密で いつも好きな麻生ミツ晃作品。はまります。

0

君に降る白 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

危ういバランス

リトマス試験紙的な作品だと思います。ここにきて作家さまの作風が好きな人と苦手な人とにはっきりと別れる、微妙なラインの作品なんじゃないかな。デビュー作(コバルト文庫だったのも何かしら影響していそう)で、先生の萌えがツボだな~と感じてハマり、この作品でもキャラクターや人物の関係性に萌えたので、わたしはとても好きな作品。受けの心と身体の傷を、攻めが優しく優しく癒していく物語です。

高校卒業後、日中…

4

君に降る白 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

美しい表現と透き通るような透明感に

坂道のソラから朝丘さんの本を読むのは2冊目なのですが、読みにくいと感じること一切なく1日で読み切ってしまうほど良い作品でした。

主役の2人だけではなく、周囲の人間もひとりひとり魅力を感じました。店長も前まで優しく穏やかだった面もそれは必ず店長の一部であると信じていたかったと思えるようになった藍の心の変化など細かく表現されていて感情を自然とリンクさせながら読み進められました。
軽い気持ちで読…

4

only you, only コミック

麻生ミツ晃 

世界観が凄い

とてもドラマチックで、とても大人の愛の物語。
こんなに人を愛せる事って、こんな奇跡が起こるって凄いな。と、圧巻。

その分凄い客観的に見てしまい、自分が世界に入るってことが出来ませんでした。
二人の世界が強すぎて、他人の介入を良しとしないというか。
自分がその時の状況、気持ちを考える余地を与えないというか。
それくらい完璧にまとまった物語でした。

何も考えず、とにかく恋愛に没頭し…

2

あの日、校舎の階段で 小説

佐田三季  麻生ミツ晃 

着地点が良い

新書版を持っていたのですが、文庫版の書き下ろしが読みたくて購入しました。新書版にはない二人の甘い甘い関係が垣間見れるので買って良かったと思いました。ストーカーからの恋愛関係はなかなか難しいと思いますが、一途な執着愛と考えればそれも有りかなぁと思ってしまうBL脳ってすごい変換力を秘めていると我ながら天晴と感じました。攻め様をそこまで引きつける魅力を受け様には読んでいて感じることはできませんでしたが、…

10

ティアドロップ コミック

麻生ミツ晃 

合点。

レビューのため再読。『only you, only』のレビューを書こうと思ってアレコレ読み返していたら、この表題作が自分の萌えツボに最もハマっていたことを再認識してしまった。大人な年上攻めとピュアでやんちゃな年下受けは王道だなー。表題作の後日談他、短編二編が同時収録されています。

ゲイ向けの出会い系で初Hの相手を探していた大学生の悠介。初めて男に抱いてもらうなら、理想に最も近い人と決めていた…

1

彼が眼鏡を外すとき コミック

麻生ミツ晃 

美しい!

麻生ミツ晃先生の作品を拝見したのは、この「彼が眼鏡を外すとき」でした。はじめて拝見しましたが、絵がとにかく綺麗で驚きました。内容は、とても細かく繊細に心情が描かれていました。賢次くんが、かなり不憫というかかわいそうなシーンがありました。巴さんは、とても色気のある美人さんでした。中学生の賢次くんが、兄ちゃんの代わりになれませんかと言ったシーンは、本当に泣きそうになりました。2人がうまくいって本当によ…

2

片づけられない王様 小説

西江彩夏  麻生ミツ晃 

痛い系ですが、読み応えがあり、一読の価値あり

あまり『萌え』がない渋い話ですが、とてもよかったです。
あらすじから受けるありがちな印象と、中身はかなり異なっていて、
どちらかと言えば、痛い系の作品です。

あまり華美な描写は使われませんが、
状況説明だけに終始するような芸の無さもない。
構成も無茶な展開はなくしっかりしていて、人物造形も薄っぺらさがなく、
地に足のついた、読み応えのある作品でした。
ただ、文章と同じで、
キャ…

2
PAGE TOP