麻生ミツ晃さんのレビュー一覧

only you, only コミック

麻生ミツ晃 

お互いに自分から言うことが大切

 美しい作品でした。もちろん麻生先生の美麗なタッチによる所も大きいんですが、ストーリーの運びがすっきりしていて美しいというか。常務の息子として父親の期待通りの振る舞いを常に求められている攻めの須藤と、彼に好意を持っているにも関わらずそのお目付役を任されてしまった受けの真木。須藤が父親のお眼鏡に叶う女性と結婚できるようサポートしなければならない一方で、須藤に好意を持ち、須藤からも好意を持たれてしまう…

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COLD HEART in NEWYORK 小説

木原音瀬  麻生ミツ晃 

こんな攻めは嫌だ

さすが木原先生の書かれるお話、所々秋沢にぶちギレつつも続きが気になって仕方なく、TOKYO~NY一気読みしてしまいました。
しかし読了後どうしても秋沢楠田カップルを好きになれず…(主に秋沢)。
COLD3部作の透も傍若無人でしたが彼の背景を思えば納得できましたし、ドン底から這い上がろうとする姿は痛々しいほどで、ボロボロになりながらそれに寄り添う藤島さんには何度も涙しました。
秋沢も秋沢なりに…

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COLD LIGHT コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

衝撃的すぎてすごい!でもショートノベルを読んだら余韻を消すかも

本編は衝撃の展開でしたが最後のショートノベルで内容を忘れそうでした。

ショートノベルの楠田の彼女雅が嫌な女で。
楠田と透が彼女の為にどれだけ骨を折ったかが書いてあるので余計に腹が立ちました。
でも藤島に食べてもらえたので良かったのかな?

そして本編。まるで80年代の土曜のドラマ(といっても伝わらないよね?出生の秘密とか引き取られるとか色々あったんですよ)みたいな衝撃的なお話でした。…

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COLD SLEEP コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

記憶喪失で生まれ変わる

小説を持ってるのですが辛くて切なそうで読めず積んでましたが、コミックならとこちらを先に読んでみました。

お互い謎だらけですね。

でも記憶をなくす前の透はろくでなしっぽかったのに、最後の小説では藤島は透を好きなようで。
誰かと経験もあるみたい、それは透なのか?

透に過去を話さない理由がわかりましたね。
そこまで考えてくれてたのか!

生活の面倒も全部みてくれて一体二人の関係…

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「秤を大きくかたむけて」彼が眼鏡を外すとき 芹沢×土屋 オリジナル番外編 コミック

麻生ミツ晃 

安心できるところまで描けなかった二人のその後。

『彼が眼鏡を外すとき』に収録されたいた「ほんとのところ/ほんとのほんと」のその後、オリジナル番外編。

まえがきによると、麻生先生はこの二人はずっと一緒にいるんだろうなと想像するのがお好きなそうですが、一太と土屋は安心できるところまで描けず心残りがあったみたいです。


土屋は一太とだけは話すけど、クラスメートから挨拶されても、うまく返すことができなくて、巴(一太のことが好き、後の一太の…

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COLD FEVER コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

人生はたらればの連続。それでも前を向く大切さ。

透の記憶が戻り、透の過去も判り、ここまで蓋をしていられたものも出来なくなり、今まで貯めてきた水が栓を抜いて一気に流れ出てしまったような、オアシスが砂漠になってしまったような。本当にとんでもない絶望感を感じました。

幸せだったあの6年間を透が忘れてしまった。
でも記憶を取り戻した過去の透も、本来守ってあげたかったはずの透であり…。

好きだけではどうにもならない。
暴力とはやはり恐怖で…

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COLD FEVER コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

誰も責められないことが苦しい

 ついに高久が失っていた間の記憶を取り戻し、2人の蜜月が壊れてしまうところから始まる最終巻。しかし今度は、過去を思い出した代わりに、記憶喪失だった頃の6年間がごっそり頭から抜け落ちてしまいます。藤島を好きになったこと、お菓子作りに興味を持ちパティシエの修行をしようと思っていたこと、バイトをしたケーキ屋や楠田、商店街の人達との付き合い、事故の真相をすべて忘れた高久。そして、しまってあった写真を見て、…

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COLD LIGHT コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

子供2人を襲った人生が辛過ぎる

 まだ高久が自ら記憶を取り戻すことはないものの、藤島視点で過去が大きく明かされます。藤島がこれほどまでに抑圧された人生を送ってきていたとは。何不自由ない暮らしを与えられた反面、自分の意志は何から何まで蔑ろにされてきたんですね。そんな中で自分よりもさらに幼い年齢で辛い目に遭った高久を守ろうと努めたこと、その過程で彼に欲情してしまうほどだったこと、そして一番守るべきだった時にに守ってあげられなかったこ…

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COLD SLEEP コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

今後どのように記憶を取り戻すのか気になる序章

 この巻ではまだ高久の記憶が戻ることはほとんどなく、記憶をなくす前の彼がどんな人物だったのかをあくまで他人から聞かされることしかないので、謎に満ちた部分が多くまだ物語の序盤ということでこの評価です。最初は記憶がないとはいえ、成人男性を囲って何不自由ない生活を保障してくれる藤島が出来た人だなぁと思っていましたが、途中まだ記憶のまったく戻っていない高久に強引にカメラを仕事にするよう勧めるところではちょ…

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COLD FEVER コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

絶望に浸れます!

帰宅直後、待ち構えていた透を振り返る藤島の顔が、藤島母に殴られていた時の透の顔を彷彿とさせ、絶望が絶望を読んでいる様に引き込まれていきました。

あんなに幸せ一杯だったのに、どん底まで叩き落されます!!

この巻のための前巻、前々巻だったと、しみじみ。

透は透で辛いのは承知なんですが、どうしても藤島目線で読んでしまいます。藤島の半生をいつか透にも知ってほしい…

ボロボロでありな…

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