麻々原絵里依さんのレビュー一覧

光の雨 ―原罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

古さを感じさせない

10年も前の未完の作品だそうですが、今回は2冊で完結になるということで読んで見た。
大阪を舞台にしているので、10年も過ぎれば描写される景色は変わっているけれど
左程違和感なく読めてしまう、逆にどこかモノクローム的な雰囲気であっている。
旧作を読んでいないので本当に更状態で読み始めるが、個人的にはシリアスで深層に何かを
訴えかけるような作品はあえて避けていたのですが、最近はその傾向の作品が…

10

ほろ苦くほの甘く 小説

遠野春日  麻々原絵里依 

まさにタイトル通り

読み進める内に、受けの充彦に感情移入していきました。
攻めの須藤を狙う同僚の女性に嫉妬したり、失恋して他の男性に身を任せたりと、何となく充彦に女性的な部分を感じたからかもしれませんが。
物語後半に差し掛かっても、一定のところから一向に2人の距離が縮まる気配がなく、ハラハラしながら一気に読んでしまいました。
ラストは、ちょっと一足飛びでハッピーエンドな感じもしましたが、これから互いを理解し合い…

3

光の雨 ―原罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

夏の完結編が楽しみです!

旧版『イノセント・ワールド』の2冊目『深海魚の眠り』を読み終えて、
「うわ~!3巻目、長い事未刊じゃないか~!読まなきゃ良かった!」と悶えた作品。
私が出会ってから思いがけない早さで、こうして新版が出て
どうも夏には完結編が読めそうな成り行きに
もう本当に感謝!&嬉しい!

従来の3巻立てから、今回は夏に予定されている下巻との2巻の予定で、
今回の1冊目は旧版の2巻めの途中まで。

6

光の雨 ―原罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

いよいよ完結を見据えて新装です!

未完のまま10年経ち、改題して発行された旧題『いのせんとわーるど』は、今回新装に当たって2巻構成で夏ごろ完結できるとか(作者あとがきより)
作者さんの『スキャンダル』が大変に好みで、その路線をいっているがっつり仕事の硬派なこの作品、未完だったということで待ったかいがありました!!
ただイラストが石原理さんから麻々原さんに変わっていて、少しそれが残念ですが新装ということで新たなイメージも悪くはな…

8

辛口食堂 コミック

麻々原絵里依 

今後の展開を読者に丸投げ

匂い系とも違う感じで、料理とそれに関わる人間模様がハートフルでいて、
淡々としているイメージの作品。
何をメインにしているのかちょっと理解しにくいけれど、日常とその日常で出会った
人達とのふれあいや、その相手に惹かれるかも知れない、って感じの内容で、
じれったいって感じすら起きない程あっさりし過ぎている内容です。

盛り上がりも下がりも無いのですが、日常に起きる困りごとみたいな事は描か…

5

茅島氏の優雅な生活~プロポーズ編~ コミック

遠野春日  麻々原絵里依 

幸せなラスト

この巻だけ分厚い(笑)
3冊ともカバーが美しいですね。
澄人さん、どちらかというと深窓の令嬢という雰囲気ありますが、けっこう行動力があるんだなと思いました。
庭師の実家の法事について行ってしまうとか・・・ちょっと意外でした。
そして、当て馬的人物の登場・・・最後にちょっとだけ波風立ちそうでしたが、全編を通してゆっくり静かに・・・でも、ハラハラドキドキさせられました。
無事にプロポーズも済…

4

茅島氏の優雅な生活 英国旅行編 コミック

遠野春日  麻々原絵里依 

全部イギリスかと思ったら・・・

すんなり英国旅行に行っているのかな~と思ったらまだ日本でした。
一方的に仕組まれたお見合いっぽい(笑)
加寿子さんにはちゃんと別に好きな人がいて、澄人のこともよ~くわかってくれて、素敵な女性でしたね。
英国旅行では庭師の過去にちょっと嫉妬する澄人が可愛かった♪
そして、小泉は本当にできた秘書です。
テーマパークで楽しめたらいいな~と思います。
私的には小説の方が好きなので原作が気になり…

3

茅島氏の優雅な生活 コミック

遠野春日  麻々原絵里依 

原作も読んでみたい

原作未読です。
すみません、冒頭の3ページはいったい?本編とちょっと雰囲気違う感じがしましたが2度目に読んだときわかりました。
これ、時系列的には2話目の休暇の過ごし方1が先なんですね~。
この本では、資産家で浮世離れした茅島澄人氏が庭師に恋をして一緒に暮らし始めるまでが描かれています。
澄人と付き合いながらも戸惑い、今後のことを考えていた庭師も澄人の決心を聞いて覚悟を決めます。
執事の…

1

辛口食堂 コミック

麻々原絵里依 

よくわからない・・・

タイトルが意味不明。
帯には、大人の恋バナってあるんですが、特に恋愛が絡んでくるおはなしでもなく、いわゆるBLらしいシーンもないし、ラブラブした場面もまったくないです。

萌えみたいなものは、ほぼなかったような?

麻々原さんって、ときどきこういった、どこをどう楽しめばいいのか、まるでわからない不親切なおはなしを描きますよね。
描いている麻々原さん自身は、何が楽しかったのかな?
坊主…

7

辛口食堂 コミック

麻々原絵里依 

薄味過ぎて、ちょっと和人くんが可哀相かも

麻々原作品は絵柄がすっきりしているだけでなくて、案外に内容もあっさりしていることが多いのですが、今回は?
思いっきり未満?これから?そしてあれ?”とか、全くエッチのない、若干恋愛も薄めの、主人公の進路選択や、周囲の人々のあれこれ、が中心になったお話となりました。
坊主萌え、坊主好きなんですけどね~麻々原絵の坊主はとってもシュっとして綺麗でこれがまたコック服が似合うんですが、
いい話といえばい…

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