麻々原絵里依さんのレビュー一覧

ホーム・スイートホーム ~プリティ・ベイビィズ~ 小説

岩本薫  麻々原絵里依 

ワンコの粘り勝ち

プリティ・ベイビィズのシリーズ最新刊で一応完結編になるのでしょうか。
新人刑事沢木と牧師の梗一との続編で二人の前作では、完全な恋人同士には
なっていなかったので、この二人にラブラブは来るのかと気になっていましたが
今回はある意味完全なるハッピー展開でクールで冷淡な梗一が実はかなりの臆病者で
いい大人のはずが、母親との関係に長年わだかまりがあったとか可愛い面が見えます。

その姿が明確に…

3

ヘビー×ビューティ “プリティ・ベイビィズ ” コミック

岩本薫  麻々原絵里依 

二人の関係が大きく変わるとき

「プリティ・ベイビィズ」シリーズのコミカライズした2作目になります。
1作目の新人刑事沢木の先輩で相棒の伊吹と上司の桐谷との大人ラブ。

小説のプリティ・ベイビィズに出てくる「ミッション」実働部隊の一人である
刑事の伊吹が寡黙で強面の外見に反し、上司の桐谷にはオカンのように
面倒見のいい一面を覗かせ、面倒を見られる側の桐谷は過去にこだわりを持ちながらも
年下部下の伊吹のそばで安らぎを覚…

7

かわいくなくても 小説

松雪奈々  麻々原絵里依 

かわいいよっ!

主人公の大和(やまと)は、名前も見かけも男前。
引っ越し屋の二代目と、力仕事も任せておけ!なのだけれど、
実は心は乙女、密に想う10年来の親友・章吾に操を立てて童貞でw
そして趣味はレース編み。

実は章吾の方も大和にメロメロなんだけれど、恋人というかセフレを取っ替え引っ替え。
彼に一目惚れした幼馴染で同僚の直哉と、付き合うことになって、おやおやあれまぁ!
そうこうするうちに、大和が…

6

狼を狩る法則 小説

J.L.ラングレー  麻々原絵里依 

リバはこうでなくっちゃ

アメリカじゃあ、人狼ってポピュラーなのかな?
狼の存在自体がそれだけ身近ってことなのかな。
人狼が、普通に人間にまじって生活しつつ、人狼のコミュニティもちゃんとあったり、
人狼の血で人間を人狼に出来たり、
伴侶は抗えない本能って言うか運命みたいに惹かれあって決まるとか、
そういうのって、アメリカじゃあ基本教養みたいな、お約束的な物があるのかなぁ。
それはさておき、
お話自体は、ラブス…

9

狼を狩る法則 小説

J.L.ラングレー  麻々原絵里依 

同人誌っぽいと感じてしまったー;

リバの発想や受けもアソコがでかいなどはニッポンのBLしかしらない身には新鮮でした。
アソコが硬くなった、反応した、が、シツコイほど書いてあるのは、輸入物だからでなくおそらくこの作者のクセなのだろうなと思います。

読み始めてかなり早くに「同人誌みたい…」という気分になりました。作者が自分のこしらえた設定とキャラにほれ込んでて、ひたすらいちゃいちゃを書いてるだけ、みたいな~;

話として受…

5

狼を狩る法則 小説

J.L.ラングレー  麻々原絵里依 

あ、半人半狼って…そういう…

実にエロ爽やかで可愛い人狼ファンタジー+事件もちょっとなお話でした。

チェイ(基本攻)は子どもの頃からメイトに出会えることを楽しみにしていました。
メイトとは人生の伴侶で、基本的には人間の女らしいです。出会うと理屈なく「わかる」ものらしい。
そんなチェイの動物病院に傷ついた白狼が運び込まれてきて…
もう扉の向こうからビシバシと「わかる!」この扉の向こうにいるのはもしかして!!
……と…

6

さらってよ 小説

渡海奈穂  麻々原絵里依 

受けが自分勝手かな

渡海さんの作品は良く手にとりますが、これはちょっと苦手な部類でした。
すみません(汗

受けの三木はゲイ。
先輩の平尾とズルズルと関係を続け都合の良い男と化している自分に嫌気がさしていますが、口ではカッコつけてしまうという…
この関係にさみしさを抱えています。

攻めは40代ノンケバツ1の有元。
公務員で性格も固め。
仕事で知り合った三木とは、困りながらもなんとも言えない距離感で…

0

光の雨 ―贖罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

前編とまとめて読むのがお勧め

三冊予定だった『いのせんと・わーるど』は未読です。
『原罪』から一気に読みました。

受けの伊能は親友・渡瀬の死を野々宮のおかげで乗り越え、自分の中でやっと決着をつけられるようになりました。
しかし同僚とともに東京地検特捜部へと出向となってしまい、野々宮とは遠距離となってしまう。

攻めの野々宮は伊能と気持ちが通じ合い、ふたりでともに歩き出す。
しかし、野々宮の調べた事件によって実家…

6

光の雨 ―原罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

一般小説のごとき

かなり前の三冊予定だった『いのせんと・わーるど』を二冊にして新たに出された物ですが、古臭い感じはまったくしませんしとにかく読ませます!
タイトルもこちらの方がしっくりきます。
かわいさんの硬い系作品がお好きな方は、『贖罪』との二冊同時購入がお勧めです。
まるで一般小説のようでした。
読むのは大変で再読はしばらく無理ですが、かわいさんのすごさを再認識した作品でした。

受けの伊能は七年前…

9

いとしさを追いかける 小説

杉原理生  麻々原絵里依 

愛ですね

杉原さんでは、始めに読んだ作品です。
とてもイイ!攻めの掛井が!掛井だけが!(笑

受けの杜国目線で進みます。
家庭環境の複雑さで、先輩である攻めに複雑かつ鬱屈したような八当たりのような感情があり、彼へ近づきます。

攻めの掛井は杜国の高校の先輩で、杜国を溺愛しています。
甘やかすし、酷いめにあっても結局杜国が好き。
杜国以外、目隠しでもされているような愛ですね。

とにかく、…

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