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菅野彰 麻々原絵里依
fandesu
ネタバレ
電子書籍で読了。挿絵、あとがきあり。 出版関係のお話を書くと菅野さんのお話はとても面白いです。 これはやはり、菅野さん自身が小説家というご自分の仕事をすごく好きで、誇りを持っていらっしゃるからだろうと思うのです。 華やかな家族から浮いてしまって、愛されているのに孤独を感じて来た校正者が、やはり孤独を感じざるを得ない生育歴を持った小説家の作品に惹かれ、延いてはその本人にも惹かれていく過…
あーちゃん2016
A5サイズで4段にわたってびっしり・・・SSは好きだけど、ルーペが欲しいと思ってしまう文字サイズ。 そして本編より5割増しぐらい、難解な二人の心の動きw。「あーめんどくさいこの二人」とやっぱり思ってしまったので萌。本編で正祐の弟が正祐宅にかくまわれていたお話の後日談です。 大吾の家の窓辺で、正祐は「高瀬舟」、大吾は「舞姫」を読んでます。心に染み入って涙ぐむ正祐を見て、大吾は「そんなにも弟というも…
いおかいつき 麻々原絵里依
カラフル
ライトなミステリー小説のBL版です。続きが気になり一気に読み進めました。読みやすい文章なので、サクッと読めます。矛盾点や引っかかる所も特に無かったです。事件の進行に重点が置かれています。 高校の部活仲間の十年ぶりの同窓会を兼ねたお泊まり会を舞台に事件が起こります。部活が部活だけに仲間達も一変の闇も無く清爽なメンバー達と思っていると、意外にドロドロしてた・・・という感じでした。事件…
色悪作家と校正者の不貞に続く2作目。面白い。BLとしての恋愛面とか色っぽさとかで評価すると?な部分もあるかもしれませんが、とにかく二人の心の通わせ方、紡ぐ言葉が盛大にツボに入っていて、また麻々原先生が描かれる攻め受けがこれまたぴったり過ぎて神。俺様傾向が1作目より弱めになったようなイケメン小説家と歴史考証専門の会社に勤める校正者のお話です。今回は、別の作家さん(こいつが非常に面白い!大好き!)と1…
鳥谷しず 麻々原絵里依
兄弟もの=ドロドロという先入観があり手を出していなかったのですが、どうしても兄弟ものに慣れたくて、よし練習だ!と当作を手に取ってみました。犬が可愛いと漏れ聞いていたのですが、本当に可愛い。そしてドロドロしてなくて、全くもって問題なく、とても楽しく癒され爆笑しました!私のように兄弟とあるだけで避けてる方がおられたら、一度お試しいただきたいわーと思うコメディより甘いお話、雑誌掲載分150P弱+本編の続…
久我有加 麻々原絵里依
165
若様推し! すごいですね。10年以上光一筋で。 地元の将来を考え市民の為尽力している兼城カッコいい!光の言いつけを守りちゃんとした大人になるって頑張って一途です。 ただ光と相対するとカッコ良さが残念さに変わってしまった気が。でも地元の将来を考え慕われてる兼城を光はカッコいいと思いだんだん好きになっていきます。 確かに色々されても突き放さないきっぱり付きまとうなと言わなかったり嫌いと…
渋茶
高校時代のバスケ部員が集まっての同窓会は単に昔を懐かしむものではなく、意図的に集められた顔ぶれから、とある真相を探る為のものだった。 最初はいおか版サスペンス劇場かと思っていたら、いざ読みだすと真面目なミステリー仕立てとして舞台の状況説明がじっくりと書かれていたのには内心頭を抱えてしまい、この部分を読むのに難儀した。 実はミステリーものでも主人公や登場人物の心情を追って読むタイプで、建物・屋敷と…
窓月
とても悲しいお話でした。 なんとなく不穏な空気感が漂う麻々原さんのクールなカバーイラスト。直感そのままのイメージどおり、甘々やほのぼのとはほど遠い、ミステリー要素の強いストーリーです。 はじまりは同窓会の通知。 高校時代バスケ部主将だった最上佑は地元の千葉を離れ、京都にある大学で日本史学の第一人者に師事し助手として働いている。 同じバスケ部同期だった橋爪も佑と同じ大学に進学し、卒業…
麻々原先生の挿絵が見たくて購入。初めましての先生でした。殺人事件もので、色っぽいお話は最後の方のみです。シリアスなお話がお好きな方には良いのかも。攻め受けとも、単品では好ましい方々なんですが、カプとして見た時に今一つ個人的萌え上がりに欠けてしまったので、中立です。先生ごめんなさいー。本編210Pほど+先生のあとがき です。 お話は、佑(たすく)が京都の大学からの帰り道、今朝受け取った同窓会の案内…
椎崎夕 麻々原絵里依
麗音
強引で狡猾な攻めに押されてズルズルと付き合う羽目に陥りいつしか心を持っていかれて自覚した途端にうろたえる、という話しはよくありますが このズルズルのところがイライラしてくるので気弱または流され系の受けは好みではありません。 けれどこれは予想外の展開があって面白かったです。 伊織が金だけはあるエロオヤジに迫られ脅されれたところでは、誰かを守るために自分さえ我慢したらいいと無駄な自己犠牲を見…