麻々原絵里依さんのレビュー一覧

僕のハートを召し上がれ 小説

杉原朱紀  麻々原絵里依 

ちょっと引っ掛かる部分はあるのですが、全体的には好みでした

しっとり読ませてくれる作風が好みで、作家買いしています。
今回は、祖父のブーランジェリーを継ごうとする主人公と、そんな彼を自分なりの方法で支えようとする攻め。
しかし、とある誤解から主人公は攻めに反発し・・・。
と、いったお話になります。

これ、私の感覚がズレてる気もしますが、ややシリアス寄りな気がします。
と言うより、主人公が悩み、迷う様が丁寧に綴られる為、どちらかと言うと重い雰囲…

7

色悪作家と校正者の多情 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

好きな作品だが大吾好きとしてはキツイ1作

今回は大吾の過去の恋愛が絡んだお話。
過去の大吾の相手像が今までと違ってはっきりと存在を感じてしまい正祐はもやもやとした気持ちを抱えてしまい…

率直に、私は大吾さんが好きなのですが今回はお馬鹿な小学生に成り下がってしまったように感じて、大吾さんの方が好きな私にはかなり読んでてキツかったです。
確かに彼は傍若無人ではありましたが愚かな人間だとは思っていなかったのですが…。
今回は女性達に…

3

色悪作家と校正者の多情 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

シリーズ4作目

大好きな「色悪作家と校正者」シリーズ4作目。これは単品で読むのは勿体ないと思いますので、よろしければ1作目からどうぞ。キャラ達がすごく好きですが、森鴎外とか幸田露伴などの各種文学談義部分はちょっと苦手(先生すいません・・・)なので萌2にしました。今回は攻めの元カノや受け母やら評論家等が攻めをコテンパンにやっつけていて、少し攻めが可哀想に思えたお話、「雑誌掲載された本編150Pほど+その続き60P超…

6

恋人は、一人のはずですが。 小説

楠田雅紀  麻々原絵里依 

自己中に思えた

すごく良かったんです。
マサトの気持ちを考えるととてもせつなかった。優が残ってマサトが消えたら悲しいって思いながらハラハラしてたんです。
でも途中から東護が余りにもマサト、マサトになってしまって違和感を感じてしまったんです。
あまりにも自己中だと思ってしまったんです。
そして2人の生活に満足してしまい、優が戻って来てるのかをフォローもしないで、他社編集者の電話で知るってどういう事だって、一…

2

「ラプンツェル王子の通い妻」電子限定SS グッズ

健気すぎる

克己視点のお話でした。
これを読んでしまっただけに昭良をあまり好きになれなかったのかもしれません。

余りにも不器用な克己なんですが、あれだけ付き合ってて昭良には分からなかったのかなぁと。

甘えて当たり前になってしまっていたと克己は反省していましたが、本編でも謝っていたと思います。
それをどこまで受けとめられたかは昭良の問題だったと思うんです。

実際に浮気を繰り返してたり、酷い…

2

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

受けがあんまり好きになれなかった

小中先生大好きだし評価も高かったので楽しみしていました。
でも読むのが途中でしんどくなりました。

攻めざまあは好きなんですが、余りにも酷い攻めの時だけです。
克己は不器用で変人だけど浮気はしてなかったし、昭良に対しては誠実だったと思いました。

だから途中からは克己可哀想過ぎる、昭良もう許しなよしか思えなくなってしまって辛かったです。

結局は1番は昭良の気持ち次第だっただけだと…

7

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

唯一無二な関係の二人

小中大豆さんの作品は毎回ツボを掴んでくれるので本当に大好きです!

攻めしか見えない盲目的に攻めを愛している受けと、そんな受けの愛を享受しそこにいる事が当然になっていた攻めの愛の変化のお話、ですかね?

攻めは画家で受けとのデートも作品のモチーフが浮かんだら勝手に帰ってしまったり、そもそも絵に集中しすぎて約束をすっぽかしたり、誕生日や記念日も忘れたりする奴でした
受けはそれを受け入れてい…

6

「ラプンツェル王子の通い妻」電子限定SS グッズ

克己視点です。

本編の最後の最後に克己に駅まで車で送ってもらい「じゃあ、ありがとう。行ってきます。遅くなる時は連絡するね。」と克己との別れを惜しむシーンがあり、本編は昭良視点でお話が終わっていますが、電子限定SSは克己視点でその先が描かれています。

本編で昭良はわざと振り返らずに姿が見えなくなる位置までさっさと歩いていたけれど、克己は当然、見えなくなるまでいて、後ろの車にクラクション鳴らされる始末。
その…

10

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

結構シリアス

麻々原さんのポップな表紙でラプンツェルの方が攻めなの?とコメディータッチを期待すると裏切られます。芸術家×一般人のBLって結構あるけどもれなく受けが苦労しちゃうパターンが多い。攻めの方には悪気が全くないのもタチが悪い。この攻めは受けより一回り年上にも関わらず。

通い妻のタイトル通り受けは健気に集中するとご飯食べるのも忘れちゃうような画家の攻めに尽くしまくります。でも途中で美貌の男性モデルが攻…

5

初恋列車 小説

久我有加  麻々原絵里依 

ほほえましくて可愛い二人

攻めのお育ちの良いおっとりワンコぶりが良かった〜。
けっしてハフハフしてる訳ではなく、いつも静かに寄り添ってる毛並みの良いワンコ。ボルゾイみたいな気品溢れる系。

受けは筋金入りの鉄道オタクで全国の路線制覇を夢見ている子なので、ただ鉄道に乗る事だけが目的みたいな旅が好きなんだけど、そこにいつでもニコニコと楽しそうにくっついてくる攻めの姿がいいんです。
攻めは全く鉄道に興味はないけれど、好き…

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