麻々原絵里依さんのレビュー一覧

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

小中大豆節〜♡

本作は同人作品に加筆されたものだそう。麻々原先生とのタッグにシビれます〜!

紙書籍と電子同時配信でしたので、通販でも発売日当日に配送されない地方住みのわたしにはありがたく、夜中に読み始めて一人キュンキュンジタバタゴロゴロしてましたー!

自称売れない画家と、ゲイバーで彼に一目惚れした大学生の逆転劇。

もうもうもう、小中先生の片思いが大好きで、本当はお互いに思い合っているのに、攻めの…

9

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

これでもか!!というほどの容赦ない攻めザマァ

読む前はあらすじを見て、精々、痴話喧嘩程度かと思っていたけど、そんなもんじゃなかった。
読み終わった今、こんな簡素なあらすじじゃこの本の良さが全く伝わらない……!!と思わずやきもきしちゃってます。

一つのカップルがスレ違いから別れを経て、その愛が奥深いところに辿り着くまでを丁寧に描いていてすっごく良かったです。

そして盛大な攻めザマァ。
攻めザマァ好きの方には是非とも読んでほしい本…

26

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

多くの絵描きは特殊な生き物だと思う

前略 一木昭良さま

突然知らないおばさんからのお手紙で驚かれたかもしれません。
昨日、あなた様と長沢さんの恋の顚末を知り、お節介ながらとても心配になりましてお手紙を差し上げようと思いました。図々しいと自分でも思いますが、お許しください。

あなたが恋に一途で、パートナーに尽くしてしまうタイプの男性だということはとてもよく解りました。
それはとても素敵なことだと思います。
でも、一方…

11

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

終わってからが、本当の始まりになる物語です

切ないスレ違いものであり、攻めザマァであり、恋人達のとても深い愛と再生の物語でもあります。

小中先生と言うと、可愛いラブコメのイメージが強いと思うんですけど、初期の頃の作品って結構痛かったりするんですよね。
今回、それを思い起こさせる重苦しいお話。
「温かい眠り」と言う同人誌を大幅改稿されたとの事です。

表紙やタイトルから可愛らしいお話をイメージすると、結構しんどい内容でダメージを…

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恋する狼 狼を狩る法則 小説

J.L.ラングレー  麻々原絵里依 

ドジっ子なエロっ子

2015年の小説ディアプラスに掲載され、電子配信されている作品です。
人狼シリーズの番外編で、他作品とは完全に独立した物語となっています。

物語の人物設定自体はだいたい他作品と似ていて、攻めは見た目も心も男前の強い狼。
本作の受けは、体格は小さく守ってあげたくなるような可愛らしさを持った狼です。
そして、元々の群れを乗っ取った素行の悪いアルファに乱暴されていたところを、攻めのデヴリンに…

1

狼の見る夢は 小説

J.L.ラングレー  麻々原絵里依 

愛は偽りを越える

人狼シリーズ第3弾。
第2弾の「狼の遠き目覚め」のラストからの流れでレミの弟・スターリングの話になると思いきや、1作目「狼を狩る法則」のキートンの兄・オーブリーが主人公でした。
つまり内容としては1作目の後日譚的な展開。というのも、「〜狩る法則」で起きた事件が本作で大きな意味を持ってくるため。
作品のページ数でも一番長く、登場人物たちの立場と葛藤、サスペンス的な部分もあり読み応えは充分。

3

恋する罪のつづき 小説

いおかいつき  麻々原絵里依 

惜しい!

本格推理ものではないですが、犯人を特定する処に『謎解き』要素がありますので感想だけ書きます。

あらすじに『山奥の廃校での同窓会』とありますが、これ、バスケ部の同窓会なんですね。『山奥の廃校』って高校時代の合宿場所だったところで、今も貸出をしている場所なんです。
集まって皆でバスケをする和やかなシーンが最初にありまして、これがね、その後『起きた事件とその真相』を知った後では、かなり印象が変わ…

1

狼の遠き目覚め 小説

J.L.ラングレー  麻々原絵里依 

Dom/Subのロマンス

人狼BL第2弾。「狼を狩る法則」に続く2作目です。
主人公は、前作で瀕死の怪我の後、人狼の血を与えられて人間から人狼になったレミです。
ところが、レミを助けたキートンのボディーガード・ジェイクが、レミが自分の「メイト」であると気付き…
ひどいホモフォビアで人狼の存在など夢にも思わなかったレミがジェイクに欲情し、ジェイクの方もレミに手を出すわけにいかず自制に苦しむ。そんな2人の姿に萌える!

1

狼を狩る法則 小説

J.L.ラングレー  麻々原絵里依 

恋愛以上の伴侶愛

長い休みに長いシリーズ!と思い、久々に発掘して再読。
久々に読むと、やはり日本のBLとは一味も二味も違いますね。
描写がドライなのかな…曖昧さのないストレートな感じ…
本はズシッと重く、ボリューム的にも内容的にも読み応えあり。
内容は人狼もののファンタジーです。
今のオメガバースに通じる「メイト」(伴侶)という世界観。メイトはいわば運命で自分では選べません。
また、主人公チェイトン(チ…

2

3ヶ月限定の彼 小説

かなた琴子  麻々原絵里依 

アーティスト同士の恋

麻々原先生のイラストと、「限定」という言葉に弱いので、それに惹かれて読みました。

三条怜(受)の視点でストーリーは進んでいきます。
グラフィックデザイナーの怜は「愛」がテーマの作品を作るために、「ラフ画をくれるなら何でもする」と言う写真家の瀬波仁(攻)に、3か月間恋人になるように言い、同居を始めるという話です。

ストーリーは王道で、一緒に過ごしていくに連れ、仁に惹かれていくという展開…

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