麻々原絵里依さんのレビュー一覧

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

下に降りてきたラプンツェル王子はとんだストーカー野郎でした。

カップルの付き合っている時、別れている時の攻めの態度の違いについていけませんでした。

最初は、なんて健気な受けで物分りも良すぎるけど我慢して受け止めているところ凄くわかる!と共感してしまい攻めの作家独特の変人傍若無人ぶりが気の毒で仕方ありませんでしたし、別れを決意し好きなのに続けられないと一歩踏み出すところも涙が出てきました。

嫌いで別れたわけでないので気持ちが過去に引きずられるのも凄…

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心を入れ直した克己


本編直後を克己視点で。
紆余曲折あってよりを戻し、税理士になるため転職した昭良と同棲するようになった克己。
自宅で仕事をしていることもあり、以前はすべてを昭良に任せていた家事はすべて克己が担当しています。
今は、時間を区切って家事をし、単純作業中は仕事のことも考え、その分集中して絵を描くという毎日です。

今も広大な庭の草むしりをしながら、付き合い始めの時のことを回想しています。

2

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

どんなに好きでも


この作者様の攻めは受けに対して冷たかったり黒かったりすることが多いのでいつも内容確認してから読むかどうか決めるのですが、愛情の上に胡坐をかき、感謝することなく全て自分本位で動く攻めでした。
攻めザマァな展開になるとわかっていなかったら読まなかったかな。

近年まれにみる攻めザマァでした。
なかなかここまで突っぱねられる受けはいないんじゃないかな。
私は常々ないがしろにされ続けた受けが…

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僕のハートを召し上がれ 小説

杉原朱紀  麻々原絵里依 

めっちゃ怒ってる受け

麻々原先生おっかけで購入。勝手にあまんあまんを期待していたところ、冒頭で受けが火山噴火のごとくお怒りになられて、あれあれあれと自分の気持ちが脱線。シンクロしきれず終わってしまったので、申し訳ありません、中立です。本編270P弱+後日談11Pほど+あとがき。

フランスのブーランジェリーで修行中の和海のもとに、日本の祖父が倒れたとの連絡。急いで帰国したものの祖父は意識を取り戻すことなく亡くなって…

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色悪作家と校正者の不貞 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

小説家×校正者

意外とデートとかしてくれる攻めは、荒々しく野性味があるように見えて職業的にも知的なところがギャップで受けよりも先に絆されてしまう私(笑)

良寛という人物名が出てきたのには驚いた。BLでこの人の名前出てくるの見たのは初めて。良寛は幼少期に深く馴染んだものだったので懐かしくなった。

まず最初のセックスにまで持っていく過程と会話のキャッチボールが今までにないやり方で新鮮さを覚えた!
理屈を…

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色悪作家と校正者の多情 コミコミ特典SS小冊子 色悪作家と校正者の小林多喜二 グッズ

それぞれの語らい

本品は『色悪作家と校正者の多情』のコミコミオリジナル特典小冊子です。

本編後、雛祭りの日のお話です。

雛祭りの日、西荻窪の鳥八にて。

カウンターの奥に座った塔野は左隣の東堂の粋な着物姿にうっとりと見惚
れていました。東堂が久しぶりに受けたインタビューで用意されたのは
いかにもなこの衣装でしたが、存外気に入り、塔野に見せたくて来て帰っ
て来たというのです。

明治大正の文…

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色悪作家と校正者の多情 ご購入特典書き下ろしペーパー 色悪作家と校正者の山椒大夫 グッズ

難解な通訳と言う役処

本品は『色悪作家と校正者の多情』のフェア書店限定特典ペーパーです。

本編続編後、篠田が塔野の依頼で東堂と対するお話です。

篠田は帰宅時に塔野に頼まれて東堂と待ち合わせている鳥八に同行する
ことになります。

本当なら面倒でしかない塔野の頼み事はお断りしたかったのですが、
先日塔野が東堂にお膳立てしてもらった歌舞伎を楽しめなかった事の
補足をしたいけれど1人では厳しいという「命…

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色悪作家と校正者の多情 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

突き刺さったままの恋の残骸の正体とは

本シリーズは人気小説家と彼の時代小説の校正担当者のお話です。

攻様の理想の女性像に端を発して過去の恋人の登場による一悶着と
騒動を経た攻様が受様と恋人らしいデートを計画する短編を収録。

攻様は出版不況と言われる中で時代小説でミリオンセラーを飛ばす人気
小説家です。 しかし、その性格には難ありで、久しぶりに受けたインタ
ビューで好きな女性のタイプで大炎上を起こしていました。

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僕のハートを召し上がれ 小説

杉原朱紀  麻々原絵里依 

職業物

あらすじは他の方が書いてくださっているので割愛。
和海のパン作りに対する姿勢が真摯で、好感が持てました。
また西城と和海が初めて出会った時の話などもあり、西城と和海が相手を意識するまでの描写などとても丁寧で楽しめました。
周りの人物もいい人達ばかりで、特に同僚の紗々也は性格がサバサバしていてプライドを持って仕事をしているところがとても良かったです。
個人的には彼が一番好きなキャラでした。

1

天使と悪魔の一週間 小説

高遠琉加  麻々原絵里依 

隣の芝生は、青いのか、それとも……

不幸体質の主人公・七塚が事故にあってしまい、一週間という期間限定で、恋敵だと思い込んでる高峰を借りて高峰になりきって過ごしてみることになるというお話。
頭も顔も平凡で、いつも貧乏くじばかり引いてきたの七塚に対し、高峰はイケメンで成績優秀で金持ちで、おまけに片思いをしている篠と幼馴染で同居中。

リア充なイケメン様としてさぞや楽しく暮らしているかと思いきや、高峰の体を借りて過ごすうちに、実はか…

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