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29/119(合計:1182件)
中原一也 麻々原絵里依
コタカ
うーん、すごい。 忘れられない作品になりました。 今まで読んだ小説の中でも、相当印象深いラスト…ここに全て持っていかれた。 不老不死の男と、その男が死ぬ方法を一緒に探す青年の物語。 悠久の時をたった一人で生きる司波の深い哀愁、過去への後悔、別れと邂逅…不老不死にまつわる様々な要素をしっかり踏襲した作品になっています。 司波の過去は悲しいですが、当時の時代背景は考慮してもいいのかもしれ…
ぴれーね
ネタバレ
不老不死の男と、そんな男と偶然出逢い、彼を死なせてあげたいと願う男の物語です。 もうこれ、テーマとしては重すぎるし、胸がちぎれそうに切ないんですよ。 でも同時に、めちゃくちゃ心に響く素晴らしいお話でして。 いや、それまでもボロボロ泣きつつ読み進めましたが、終盤で二人の真実が分かったとき、もう号泣しちゃって。 あまりに悲しいんですけど、同時に感動で胸がいっぱいなのです。 落とし処まです…
メガ眼鏡
デビュー20周年の中原先生の最新作 不老不死の男と、彼が死ねる方法を一緒に探す男 過去の記憶、夢、現在が交互に語られ、パズルがはまって行くように物語の全体図が現れる 人魚、八百比丘尼なとの民俗学的資料の挿入や過去のエピソード等、またもや新しい中原先生に出逢えます 物語の始まりから纏わりつくような闇と絶望、仄かな明るさと染み入るような優しさ すべてがラスト一行の美しさに…
ポッチ
作家買い。 作家買いですが、挿絵を麻々原さんが描かれていて、発売日を心待ちにしていました。 中原さんはドシリアスなものもコミカルなものも、アンダーローなものからファンタジー要素てんこ盛りなものまで幅広く描かれる引き出しの多い作家さまですが、今作品はシリアス寄り。そしてファンタジー要素を含む作品でした。 ネタバレ含んでいます。ご注意ください。 主人公は矢代という青…
小林典雅 麻々原絵里依
フランク
作家さん買い。 異世界トリップロマンスですが、舞台はあくまで現代日本。 だから、ファンタジー読むのめんどくさいなぁという私みたいな人でも、苦労せずにスラスラ読めます。 運命の相手との出会いを求めておとぎの国からやってきた純粋培養王子さまと、リアリストではあるもののなんだかんだ面倒見の良い警察官との同居生活。 プラス、王子様のペットであるリスのピム。 私はこのピムの存在に癒され…
菅野彰 麻々原絵里依
kurinn
どうやら私は本シリーズの正祐が苦手なので、こちらのカップルの方が人間らしくて好きだと思いました。大吾と正祐も登場してますがあまり出張って来ないので、それほど気になりませんでした。 白洲の方が人間として共感出来る部分の方が多いし、なんと言っても宙人がこんなに魅力的だとは思いませんでした。 宙人の言葉が段々と理解出来てくる事に絶望する白洲にクスッとしたり、宙人が命を与えた庭の変化と共に白洲…
甘食
麻々原さんのイラストも素敵な小説家×校正者カップルのシリーズです。不器用で頑なでわりと面倒くさい性格の受けの正祐とそんな彼を愛する尊大な性格の小説家の攻め、大吾。2人の小難しい文学談議を絡めながらの痴話喧嘩とそれをいつも側で見ている百田さんといつも巻き込まれる篠田さん。テンポ良くクスッと笑える箇所のある文章です。あまりBLっぽさはないけど。 作家としての大吾を尊敬する正祐と校正者の仕事をして…
また嫌いな方向に行ってたらどうしようと思いながら読みました。 結果は本編の流れを汲んでいた内容だったので安心して楽しんで読めました。 そして不覚にもクスッとしてしまったんです。 私は菅野作品とはとことん合わないので、まさかクスッと来るとは思わなかったので驚きました。 それは正祐が「もう少しゆっくり、思いを重ねてみたかったです。…」に対する大吾の返答でした。確かに大吾の言うとおり…
前巻のレビューで菅野先生の作品とは合わないと思い、もう購入しませんと書いていました。 それなのにディアプラス文庫フェアの小冊子欲しさに購入していました。購入したからには読まねばと思い、戦々恐々としながら読み始めたのです。 この作品の苦手なところは何と言っても受けの正祐が嫌いな点です。ファンの方には申し訳ないんですが、正祐のぐるぐるに共感したことも無ければ面白いと思った事も無く、もう読む…
てんてん
本品は『色悪作家と校正者の別れ話』 のフェア書店特典ペーパーです。 本編後、大吾が旅行から帰ってきた日の翌朝のお話です。 大吾が帰ってきた夜に2人は抱き合って 居間にそのままにしていた正祐の布団で そのまま眠りにつきます。 夜明けの暁が滲む朝とは言えない時間 正祐は大吾の肌が離れていて目が覚めます。 大吾は小さな読書灯を点けて紫檀の飯台に向かい、 何かを書きつけて…