麻々原絵里依さんのレビュー一覧

狼の遠き目覚め 小説

J.L.ラングレー  麻々原絵里依 

最高のメイト

人狼シリーズはこの作品以外は未読ですが、全く気にならず楽しめました。細かい背景などは「?」と思うところはありましたが、ストーリー的にはノープロブレム。日本のオメガバースとは違う人狼の世界でしたが、似通ったところもあり、すんなり読めました。

表紙の二人が素晴らしいです。特にレミ!このクールなイケメンが、あんなことやこんなことに…!と、読後に表紙を眺めるだけで脳内がえらいことになります。

0

王を統べる運命の子③ 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

愛ってエゴとエゴのぶつかり合いですね…

す…………ッ、進まねぇーーーーー!!!

と、後半差し掛かるまで頭抱えながら読んでました。
もうわかったから!次行こうや!!となる(ФωФ;)

あらすじにもあるように1度死んだリオは生き返った。
忘れていた記憶を取り戻し、自分の成り立ちを知った。
現在貧困に喘ぐ国となった理由に自分が関わっていた。

自分のせいで…
生きてる価値ない…
残り僅かな命に何の意味がある…

7

王を統べる運命の子③ 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

また元の場所に戻った!!

「王を統べる運命の子」、衝撃の最新刊になります。

私はこの作品が大好きでして、今作の発売もとても楽しみにしてたんですよ。
なんと言っても前巻のラストがあまりにあまりなものだった為、主人公の命運が心配で心配で。

で、リオの正体が命を与えられた土人形だという衝撃の事実が分かり、更に王であるルストに真名を返して呪いを解くべく、自ら命を絶った・・・と言う前作からの続き。

敵対していたフ…

18

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

純愛でくっつきそうでくっつかない切なさがある。

ちるちる不朽の名作にランクインされていたので読んでみました。

タイトルにもある通り、夏の大三角形を擬人化しました。みたいなお話でもあるかもですね。

主人公の文人は同性愛者が集まる掲示板でvega(ベガ=織姫)と名乗りaltair(アルタイル=彦星)というネット上で出会った人物に惹かれていく。3年間ネットでやり取りをするだけの関係だった2人がある日直接的に出会い本当に恋に落ちてしまう、で…

1

恋するヒマもない警察学校24時!! 小説

楠田雅紀  麻々原絵里依 

尊の変化にびっくり!二人の青春成長物語。

流星〜(泣)
読んでるうちにまるで自分の友達が行方不明になったかのような気持ちになりました。

確かに警察官を目指す青春成長物語です。
とても読み応えがありました。

10年間苦しみ続けた尊。自分を責め続けて。その要因の一つは朝陽でもあると思うんですが。
子供だったから仕方ないですよね。まさか朝陽もそこまで尊を追い詰めていたとは知らず…。

入校式で再会し。
尊は別人のようにな…

1

恋するヒマもない警察学校24時!! 小説

楠田雅紀  麻々原絵里依 

過去の辛すぎる経験を乗り越えての幸せが染みる

警察学校モノって事で、舞台が最初から私のツボな作品とタイトルで分かってはいましたが、拝読して大好きが詰まりまくった作品だなぁとなりました。
小学生時代の同級生との苦い思い出と、ツラい経験が蘇る再会。
すれ違う2人、分かち合う痛み…からの溺愛✨
はぁ♥めっちゃ良かったです
過去のツラい経験と共に拗らせまくってる2人が、全部分かちあって思いを交わすシーンも最高でしたが、私は蝶に…蝶々に泣かされ…

0

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

高評価の理由が全くわからない作品

小中先生の作品は初読みです。一番人気のある作品ということで、こちらを選んで読みましたが・・・なぜこれが高評価なのかと首を傾げてしまう内容のお話でした。
受けも攻めも途中で性格も印象もがらりと変わります。二人とも情緒不安定すぎませんか? 特に攻めは情けなさすぎる&その後も挽回の余地がないという状態で、このお話の面白さがどこにあるのか全くわかりません。
読後感もすっきりしない感じでしたので、この話…

2

メールの向こうの恋 小説

火崎勇  麻々原絵里依 

憧れから恋へ

表題作とその後の書き下ろしの2作収録。

「メールの向こうの恋」
外見も内面もかっこいい職場の上司・四方に憧れのような恋心を抱いている卯月。
同じ職場で時々会話もできて、という今の状態でいい、これ以上を望んじゃいけない…と進展などは望まないようにしていたが。
ある日、全く知らない人物からメールが誤送信されてきて…
…と物語が動いていきます。
男性が同性の友人を好きになってしまった、と…

1

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

よき”ザマァ”

小中先生2作目の読者です。
”さよなら、運命の人”が好きだったので、本サイトで高評価だった本作にたどり着いたのですが、期待値以上に好きな内容でした。

可憐な外見とは裏腹なオカン系受が、一目惚れからアプローチし居止めた画家の攻様に振り回された挙句に鬱屈した気持ちが爆発して”攻めザマァ”に至るという展開です。前半は、自分の気持ちを押し殺し、言うべきことも言えずに病んでしまう受の態度にちょっとイ…

2

恋するヒマもない警察学校24時!! 小説

楠田雅紀  麻々原絵里依 

いっぱい泣いた

小学校の遠足で同級生が行方不明になってしまい、
それ以来仲違いをしていた二人の再会もの。

当時班長だった攻めが重い責任を感じていて、
あの時の自分の行動が正しかったのかどうかを
自問し続けていたのが辛かった。
子供に責任はないし、
攻めの行動も間違ってないとわかっていても
「もしあの時…」と考えてしまう攻めが、
避けていた当時の同級生達との再会や受けの言葉で救われていく姿に涙。…

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