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成長した虎人と洵と青猫の複雑な関係もまたいいですね。3人とも後の2人を愛していて、単純な嫉妬で片付けられないところがややこしいけれど、この3人らしくて好きです。この3人は情が深いから、今後も3人で上手くやれると思います。後半の硝子蝙蝠と女賊ネペンテスと青猫の対決は、濃厚な腐臭が漂うような物語でした。こちらも蝙蝠と女賊の関係、蝙蝠と青猫の関係が鍵となっており、前半とは異なる大人の三角関係です。永遠…
早乙女と青猫父である恵太郎の物語が読めて感激でした。恵太郎は想像通りの人でしたね。恭二郎の過去編でもちらっと出てきましたが、妻子への愛情が深く、常に物腰穏やかで、尚且つ早乙女を翻弄する天性の魔性を孕んでいる。もっと恭二郎と似ているのかなと思っていましたが、性格的にはやはり恵太郎の方が数枚上手そうですね。そんな魅力的な彼が今はもういないことが本当に切ない。老いた彼も見てみたかった。でも、早乙女は彼…
また青猫と蜂王子のわちゃわちゃが見れて嬉しかったです。分かっていたけれど、女装がまったく違和感ないほど、蜂王子の顔立ちって整っていたんですね。女装時は完全な淑女でしたが、一肌脱げば誰よりも勇ましく頼りになる刑事に変わる。硝子蝙蝠によって頭上に連れ去られかけた青猫に、迷わずちゃんとキャッチするから飛べと言える勇気と行動力。恐れ入りました。この2人は絡んでも絡まなくてもいいから、これからも末長くお付…
1、2巻に比べて一気にBL度が上がっていました。まさか虎人と青猫が絡んでくれる日が来ようとは思っていなかったので、嬉しい誤算。成長した虎人と焦れったい駆け引きを繰り広げ(青猫自身は一応最後まで拒みきりたかったのかもしれないけれど)、最後は虎人の腕に抱かれる青猫。やはりここは青猫受けですよね。冷静な性格はそのままに、色気が増した虎人の今後が楽しみです。自分は青猫の親と自負しているくらいですから、彼…
今回も盛りだくさんな内容が詰まった1冊となっていました。洵と虎人のその後、青猫誘拐事件、青猫と虎人との出会い…。全体的にわちゃわちゃした雰囲気はありますが、あくまで青猫を主軸に進んでいくので、相関図はそこまで複雑にはなりません。ただし、どれも男同士の関係性がメインになってはいるけれども、恋愛的な意味での愛の要素は薄めです。読者が好きなように妄想できる余地が残されているとも捉えられるでしょう。私は…