北沢きょうさんのレビュー一覧

俺と部長と大人のおもちゃ 小説

小中大豆  北沢きょう 

不器用な2人の純愛

アダルトグッズメーカーで巻き起こるリーマンラブ。コミカルで面白い上に、痛いほどの純愛に心動かされる。
和馬はおバカだけど美男子で素直、直球で新美にぶつかっていく姿は清々しい。九鬼も友情を大事にしつつアプローチする努力は涙ぐましいけど、新美が奇天烈すぎた。新美の奸計に嵌って、互いが気になってく2人、でも新美の存在があって‥。互いに新美をこえる存在になっても、それぞれが相手を思い遣り、想いを押さえ込…

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獣人王の愛玩オメガ 小説

かわい恋  北沢きょう 

カワイイ

二話、続けて読了
「獣人王の愛玩オメガ」
「獣人王の愛妻オメガ」

人化できない黒豹の獣人が王族。
黒豹の子を生めるのは、オメガの男子で、発情後も瞳の色が変わらない「ロイヤルキトン」だけ。

オメガの子供は、愛玩用として貴族や富裕層が人身売買商人を介して購入される。
主人公のサーシャは、北欧から買われてきたオメガの母から生まれたらしいが、顔を知らない。

発育抑制剤を服用して、…

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神使いの蝶は誓いの聖騎士に祝福を捧ぐ 小説

葵居ゆゆ  北沢きょう 

人間を選んだ神の使い


無口で一途な騎士と異界帰りの祝蝶


孤児院で育った実羽(受け)はずっと「帰りたい、会いたい」思っていました。孤児院にたどり着いた時以前の記憶がないためここではないどこかとしかわかりません。覚えているには「ミウ」という名前だけ。
そんなある日、橋の上から川面を覗いていると、見慣れないものが見え、よく見ようと身を乗り出して落ちてしまいます。気付いたときには知らない世界。
が、実羽を助け…

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里山ほっこり恋愛日和 ~銀狐とこじらせ花嫁~ 小説

安曇ひかる  北沢きょう 

本末転倒……

初読時は、悪くはないけどなんかレビューにしづらい……と思っているうちに、既読か未読かも忘れてしまった結果の再読。

相変わらず感想がうまくまとまらないので、箇条書きにて。

・妖ハムスターなる饅頭ズがめちゃかわいい。

・俺様かと思いきや、意外と甲斐甲斐しい攻めが良き。

・残念ながらこの作品の受け、紫央とは好みがあわないな……。
少女漫画大好きで、夢見る乙女も真っ青なほどの筋金…

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鬼神様は過保護 ~恋する生贄花嫁~ 小説

松幸かほ  北沢きょう 

タイトル通りの過保護

5歳で鬼である慶月の生贄に選ばれた晴輝。
生贄と言っても親元を離れて慶月と一緒に暮らすだけで幼稚園にも行きます。
朝が弱い晴輝を起こして幼稚園に行く準備をするのは鬼である慶月で
ある意味子育てBLだな…と思いながら読んでいました。

鬼の慶月を見ても一切怖がることがなかった晴輝は
そのまま天真爛漫にすくすくと育っていきます。
生贄と言っても一緒に過ごすことしかしていなくて
ほんとは…

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夢を生む男 小説

沙野風結子  北沢きょう 

伊織サンがヤバい件

こういう、オカルトちっくな因襲もので、あくまで舞台は現代日本っていうお話、沙野先生独特の世界観ですよね。しっかりと作家様の色がある。でもって濃厚ラブなところがこれまた素晴らしい……好きや〜!

三百年にわたり主従関係を結ぶ九城家と伏見家。伏見家は「夢を生む」特殊な能力を持つ家系で、久城家の庇護を受けるかわりにその能力を提供し、互いの協力によって生き延びてきました。そして現代では両家共に国家レベ…

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もう一度キスから 小説

火崎勇  北沢きょう 

流されない芯の強い受けとの攻防戦が神

 クズな攻めが受けを可愛いが故に虐めて反応を楽しんで、受けが傷付くというシチュエーションが大好きなので堪りませんでした。
 堪忍袋の緒が切れた受けが、忽然と姿を消して攻めを焦らせる。自分に好意を抱いている受けが可愛い――はずが自分のほうがベタ惚れで執着していた。
 数年ぶりに再会できたと思ったら、受けには恋人が。受けは攻めの誘いに乗りセフレになる。そして自分がした仕打ちと同じ事をされる。
 …

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買った天使に手が出せない 小説

キトー  北沢きょう 

ラッキー異世界トリップ、天使さが身を助ける

異世界トリップものですね。妹の結婚式の後零は叔父の車にはねられ死んだと思ったら…。

零の天使さが身を助けるですかね。
異世界トリップしても、まずは働かなきゃ!って考えるのが楽しいような悲しいような。
そして零のポジティブシンキングが続き、性奴隷としてオークションで競り落とされお屋敷に連れて行かれ…。
零は面接に受かった!と思い込んでて。

遊び人のダイヤの性的な言葉が零には全く通じ…

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札幌の休日2(文庫版) 小説

桜木知沙子  北沢きょう 

じれじれのじれじれ

ぐるぐる切なくて苦しい気持ちは恋だからと皇はやっとやっと自覚して進展するのかなと思いきや、芦屋には彼女がいるし、一番の親友でもないし、友情を取ると決めたのに友情面でもぐるぐる~自分の中で勝手にぐるぐるしているのがじれったい!!

苦手と思っていた真史と話すことで、少し考えが前向きになったのかな?と期待したものの、またしてもすれ違い?思い込み?皇と芦屋が言い争いになり、ここで想いをぶつけ合うのか…

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札幌の休日 1(文庫版) 小説

桜木知沙子  北沢きょう 

ゆっくりゆっくり青春もの

札幌が舞台ということで手に取ってみました。
北海道の大自然やご当地物・方言が出てくるわけではないけれど、東京出身の皇以外は北海道各地の出身で地名が出てきたり、函館や円山動物園にちょっと遊びに出かけたり、少し触れることはできました。

北海道の雰囲気も合わさって、子供ではないけど大人にもなりきれてない期間特有の大学生の青さが可愛くて楽しげで、危うさや子どもじみたとこ、めちゃくちゃにゆっくり焦れ…

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