北沢きょうさんのレビュー一覧

嫌われ神子の8年間 小説

伊達きよ  北沢きょう 

出会えてよかった

オルディンガ国の神子の圭。
圭は15歳になったばかりの頃にオルディンガ国の神官たちによって召喚されました。
日本に戻りたいと塞ぎ込みがちになった圭を
国の第二王子のヴァンスが気遣い、いつしか二人は気持ちを通わせ恋人同士になるのですが、
ヴァンスの気持ちは変わってしまいます。
そして圭は神殿へと居を移すのですがー…。

切ない。すごく切ない。
ヴァンスの心変わりが詳細に書かれており、…

1

新米錬金術師の致命的な失敗 小説

水無月さらら  北沢きょう 

諸行無常

出版社あらすじにあるとおり、初っ端から某有名錬金術師漫画では禁忌となっていた人体練成をやってしまうのですよ、このお話。それだけじゃなく、うっかりゴム手袋まで入れられて、出来上がったヴィヴィの体は片手片足がぐにゃぐにゃしているという、なんか「ギャグなのか?」という始まり方。

読み進めたら全然ギャグじゃなかった。
生と死とか魂について考えさせられちゃいました。

「同じ魂を持っているのにヴ…

1

「赤獅子王の運命は純白オメガ」コミコミスタジオ特典書き下ろしSSペーパー グッズ

ディオンが唯一に出会えた事を喜ぶ存在

本品は『赤獅子王の運命は純白オメガ』の
コミコミスタジオ特典ペーパーです。

本編後、エリシャがあるアルニア侯爵と対するお話です。

アルニア侯爵はディオンの運命の番が
ヒト族だと知っても特に反対することなく、
むしろ一貫してエイシャの王妃就任をしていました。

しかしながらシルビヴィア嬢の件で
エイシャの過保護に拍車がかかったディオンは
貴族内のあれこれをエイシャの耳には一…

1

赤獅子王の運命は純白オメガ 小説

貫井ひつじ  北沢きょう 

落ちこぼれオメガの愛を得るには

今回は獅子族のシリオン国王と
ヒト族のニアレイズ前王の21番目の庶子のお話です。

人質の賓客としてシリオンに送られた受様が
オメガ嫌いと言われる攻様の伴侶として幸せを掴むまで。

この世界には多様な種族が共存しています。

動物を祖として進化したと思われる種族が多い中で
2年前にヒト族の国を統べるニアレイズ国の前王は
「ヒト族こそが神に選ばれた種族である」との大義を掲げ
近…

4

「物言わずとも愛語る」電子限定SS「兎耳の生えた王妃」 グッズ

耳とー…

変身魔法の練習でうさ耳が生えてしまった莉央。

アルヴァロにそのことを話している最中に
アルヴァロが「失敗して出来たのは耳だけだったのだな」と言うと
「ここ、ほら見て?」と言い、後ろを向いて尻を突き出すような恰好になると
下履きを少しずり下ろし尻に近い尾てい骨の辺りを見せます。

そう…!しっぽも生えているんです(*´▽`*)
恰好もそうだし、動きも完全に誘っているようにしか見えな…

0

物言わずとも愛語る 小説

伊達きよ  北沢きょう 

タイトルの意味

『春になるまで待っててね』が凄く好きで
こちらの作品も購入しました。

もーすっっっっっっごく良かったです!!!
読み進めていくとわかるのですが、
タイトル通りモノを言わなくても愛を語るお話です。

異世界トリップモノで、異世界の王子と人生を入れ替えられた莉央と
獅子王のアルヴァロとの恋のお話です。


魔法国家の第15王子のリォルと入れ替えられた莉央ですが、
顔は同じだけ…

5

赤獅子王の運命は純白オメガ 小説

貫井ひつじ  北沢きょう 

オメガバ

ひつじ先生だしきょう先生だからマストバイ。だったんだけど、ミリも人にならない攻めにちょっと惚れられなかったので申し訳ないです、中立にしました。本編230P弱+あとがき。オメガバ好きな人ならいいのかな?

ヒト族の納めるニアレイズ国より、獅子族が統べるシリオン国へ身一つで人質として送られてきたエリシャ。王に謁見叶ったのですが、会うや否やディオン王にうなじを噛まれて・・と続きます。

攻め受け…

3

嫌いな男 小説

安西リカ  北沢きょう 

受けを甘やかす攻めが好き

とても良かった。
プライドが高くて負けず嫌いでちょっと性格の悪い受けと、キャリア採用で中途入社してきたデキる後輩(同い年)攻め。
序盤の、攻めがいけ好かない受けと、受けに片思いしている攻めの温度差が面白かった。
そして攻めの気持ちに気付いて優越感から調子に乗っていく受けと、そんな受けを甘やかすのが満更でもない攻めのギリギリの会話もスリルがあって面白かった。受けがくれた付箋メモを保管しているシ…

3

新米錬金術師の致命的な失敗 小説

水無月さらら  北沢きょう 

錬金術

きょう先生挿絵なのでマストバイ。錬金術のちょっと苦手な部分があったので萌にしました。もう一度出会おうと長く頑張るファンタジー話がお好きな方でしたら嬉しいのではと思います。本編240Pほど+あとがき。

30年ほど深い森の中で、屋敷コビトのオリヴィエと黒猫のヴァランタンと暮らしてきたリュカ。人恋しいという感情が芽生え、よし!と女の子を生成しようと考えたものの、完成して出てきたのは、10歳ぐらいの…

1

嫌いな男 小説

安西リカ  北沢きょう 

性格悪くないと思う。

安西さんの作品は、自分の中で神かそうじゃないか、結構はっきりと分かれがち。

この作品は

(1)性格悪い受けらしいけど、許容範囲かどうか。
(2)受けがノンケなのに、男相手(しかも嫌いな男)に「抱かれることを許す」ようになるというBLファンタジーを、どれだけ違和感なく読めるか。

という二点が不安だったのでスルーするつもりだったのに、発売から3ヶ月ちかく経ってもまだランキング上位に…

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