北上れんさんのレビュー一覧

糖酔バニラホリック 特別書き下ろしペーパー「片瀬さんは見た!」 グッズ

担当さんの目を通して描かれる盛大なノロケ・・・

コミュ障の梓真の、ナイスサポーターである担当の片瀬さん目線で、梓真と建斗の甘い甘いおノロケっぷりが描かれています。

梓真の背中を押し、無事2人の恋を成就させた功労者の片瀬さん、2人への理解も深いため、このカップルの甘々ノロケぶりが楽しく書かれていますし、女性目線と言うのも面白かったです。

片瀬さんがちょっと席を外したすきにもうキスしちゃうとか、さすが手馴れた建斗です。
しかも、余裕の…

0

その親友と、恋人と。 小説

渡海奈穂  北上れん 

価値観の違いを分かり合う

1冊丸ごと表題作です。
朝日奈(受け)の目線でストーリーは進んでいきます。

朝日奈が通う「バーMISAKI」のバーテンダーのリサを、家族や友人に黙って地元から出て行ったことに腹を立てた湯上(攻め)が、連れ戻そうとやってくることから始まります。

最初はリサ(本名・杉吾)や朝日奈の性癖や考えが分からない湯上に、朝日奈は怒ったり傷ついたりしますが、価値観の違いを理解しあったり、悪い方に自己…

4

ちょっと並んで歩きませんか 小説

栗城偲  北上れん 

う~ん…

ちるちるさんのBL News『子連れ男の恋 3シングル』の記事を拝見して手に取ってみました。内容はすでに書いてくださってるので感想を。

なんだかしっくりこないな。
というのが読後の感想です。自分が産んだ子を可愛いと思えない、という桜町の元妻の気持ちは分からなくはない。けれど、あんなにあっさり「子供いらない。離婚する」という発想になるかなあ…。子どもがかわいく思えないという感覚は別におかしい…

6

溺れる人魚 小説

いつき朔夜  北上れん 

タラシ…だなぁ…

手練手管を駆使して気ままに恋愛ゲームを楽しむ遊び人の攻が純情な受にいつの間にかハマってしまう…という展開は大好物のはずなのですが、最後までイマイチ乗り切れませんでした。水泳選手と鍼灸師というシチュエーションは実際にありそうでドキドキしました。

なんだろうな~。二人ともなんだか中途半端なんですよね。抗えないほどの攻の魅力も、攻が特別だと感じてしまうほどの受の魅力も、私は読み取れませんでした。

0

糖酔バニラホリック 小説

川琴ゆい華  北上れん 

妄愛の2人も出てきて大満足!!!

「妄愛ショコラホリック」がとてつもなく大好きだった私!!
そのスピンオフ!!との事で、とても楽しみにしていました。

「妄愛~」の攻め様はインパクト大で、私の大好きなハイスペック・執着愛(変態ストーカー)でしたが、今作の2人はそれからするとかなり普通な2人だったりします。
特に攻め様はイケメン、リア充な雰囲気漂うとても普通な男子。
どちらかといえば、受け様が引きこもりコミュ障で、言葉遣い…

3

甘い水 小説

かわい有美子  北上れん 

もう一息欲しかったです。

警察ものの小説としては、とても面白く拝読致しました。
突入のシーンの迫力や誘拐事件の顛末など、この手の話が好きな私はワクワクしながら読んだのですが、BLとしては…心理描写、というか遠藤の心の動きがあまり見えなったのが残念です。
犯人確保のシーンで神宮寺に守られた事とかがきっかけだったんでしょうけども、あんなに嫌がってた相手にセックスを持ち掛けるって事はそれなりに心境の変化があったと思うのですが…

2

恋愛できない仕事なんです 小説

砂原糖子  北上れん 

計画的犯行?

作者さん初買いです。
小説は未読ですが「言ノ葉ノ花」のCDを聴いたことがあったので、
勝手に、泣きの得意な作家さんだと思ってました。

ちるちるの作品紹介では。、トーン=シリアスとありますが、
本作はコメディです(と、私は思います)。
はは。そこからびっくり。
作者さんの幅の広さがわかりますね。

いまどきそんなんいないだろっつーくらい恋愛沙汰に疎い本名(受様)。
取り調べ中に…

3

ホテル・ラヴィアンローズ 小説

高遠琉加  北上れん 

ホテルに絡んだ3つの話

まず手にとって感じたのは、厚いなぁ、という印象でした(笑)。324ページです。

部屋ごとに色が違う「ホテル・ラヴィアンローズ」を舞台にした3つの話が収録されています。

「青」では、高校生二人が逃亡の果てに、「青」の部屋に客として泊まり、その5年後に廃業したホテルの前で、二人が再会するという内容で、ホテルは二人の思い出の場所という小道具に過ぎません。ホテルにたどり着くまでがメインのストー…

2

隣人に恋の降る 小説

火崎勇  北上れん 

どこもかしこも謎ばかり

丸ごと1冊、表題作です。二人は同じ会社でデスクは隣同士、住む部屋も隣同士で、徐々に親しくなっていき…という展開です。

羽曳野の目線でストーリーは進むのですが、羽曳野自身にも謎があるのですが、語らないので終盤まで分かりません。

羽曳野は、大谷の「おじいちゃん」に何を頼まれたのか。
羽曳野は、会社の先輩・宮川や役員達に、誰と間違われたのか。
渋谷は、なぜ会社の人間が嫌いなのか。羽曳野へ…

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艶情 つがいの宿命 小説

岩本薫  北上れん 

心がほかほかになります

二作揃って評価しました。このシリーズが結構好きですね。小説とイラストはぴったり合っています。主人公たちのキャラクターも魅力的なのが多く、退屈をまったくしません。今回も双子の成長ぶりをわくわくしながら読みました。英国の人狼一族・ゴスフォード家は長老を失い、アーサーが後を継ぎます。血族を残す為、神宮寺一族の双子の片割れ(峻仁)を連れ去りました。レイプから始まる関係でお互いに運命の相手だと気付くまでの心…

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