富士山ひょうたさんのレビュー一覧

キスまでの13センチ コミック

富士山ひょうた 

ぎこちないけれど、支えてくれる人がいれば

 お惣菜屋さんに勤める未記は、勤め人の広瀬からいきなり告白されます。広瀬曰く未記の顔が好みなのだとか(笑)
 未記は男性ですが、中性的で優しげな顔立ちでもあり、女性に間違われることもありますが、広瀬はそんな未記のことを性別を越えてかわいいと思っているのです。二人は水族館などの王道とも言えそうなデートを繰り広げていきますが、夜の公園でのぎこちないキスシーンは初々しかったです。
 未記は恋愛には消…

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みちあふれるような コミック

富士山ひょうた 

恋愛はいつだって始まるし、いつだって自分を知る

医師である白崎は、妻を亡くして7年になります。その上息子も大学進学を機に家を出ているので、今はひとりで暮らしています。
 白崎が診察した黒江は、白崎のことがタイプなのだそうです。
 二人は居酒屋で再会し、いつしかお互いの家を行き来するような仲になります。
 黒江は独身なので誰を好きでも気にならないと思いますが、白崎は妻にわだかまりを感じていながらも好きなことに変わりはなく、黒江と白崎の二…

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夜をひとりじめ 小説

名倉和希  富士山ひょうた 

男らしい台詞なのに感情が透けて見える!

Kindle unlimitedにて。名倉さんの魅力的な言葉選びと読みやすさで序盤から一気に読みました。「そうだね」「◯◯だよ」大人の男の話しぶりなのに、年下のどタイプ君の可愛さに抱きしめたくて我慢してる可笑しさが透けて見える!不思議な台詞たちでした。
頑張り屋で人の気持ちを上げるのが上手い立花、セリフを読んでいるだけで好感が持てます。一生懸命で純粋でぐいぐいくる立花に、10以上歳上の片岡がペー…

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その先のふたり コミック

富士山ひょうた 

大人同士だから

 コーヒー店を営む乙広は妻から離婚されたばかりですが、常連の結城はそのことにいち早く気づきます。自身のセクシャリティーを公言している結城は乙広と大人の関係になり、体を重ねていきますが、その関係がほぼ一定で、それ以上深くなることはありません。乙広の言う不確かなまま続く関係が大人の余韻を教えてくれます。
 結城の元彼の出現、元彼の年齢詐称には驚きますが、この彼は乙広と結城が付き合うきっかけにもなって…

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夜にひろう恋 コミック

富士山ひょうた 

メガネの客が唯一の救い

失礼ながら1冊しか読んだことなくて そのくせお名前だけは妙に頭の隅に残ってて 買おうかどうしようか迷っている時にたまたま積み上げた段箱の整理で見つかる「年下彼の彼」

おお これは おぼしめしッ!

さくさく予約したはいいんだけど また予約と当日買いの日数誤差に振り回されることになろうとわ


読みはじめはよかったんです まぁ突飛な始まりではあったんだけど
なんだけど半分いく辺りか…

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夜にひろう恋 コミック

富士山ひょうた 

受けの強気の中に隠れた健気さが萌える

邑仁×キョウ

久しぶりに富士山ひょうた先生の作品を読んだ。

片想いの相手が結婚し、
その際に新たな出会いがあるという王道が大好き。

主人公のリーマンの邑仁が、
ずっと片想いしていた相手が結婚してしまって、
その結婚式の帰り道で、
キョウという見知らぬ男に声をかけられる。
キョウが邑仁の寂しさを見抜いて、
半強引に体で邑仁を慰めて、
そのまま2日間も邑仁の家に候居して…

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夜をひとりじめ 小説

名倉和希  富士山ひょうた 

うーん……

ヘタレ攻めが読みたくて、詳細検索でヒットしたのがこちら。

無防備に懐いてくる部下に、あいつはノンケだし手を出してはいかん……!!とめちゃ苦悩するイケメンゲイ上司といった構図は面白かったんですが、受けが24歳のくせに幼いというか……。

あと、攻めの元カレも登場するんですね。
で、この元カレ、なかなかいい人なんですよね。
なのになんで攻めと別れたかというと、攻めが浮気を繰り返したから……

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夜をひとりじめ 小説

名倉和希  富士山ひょうた 

イノシシ受け

名倉先生らしいライトで明るいラブコメ作でした。
カバーイラストの雰囲気と作品の雰囲気はやや異なるかな?と思います。もう少しチャカチャカしている印象です。
ううーん、前半と後半で評価に迷う1冊でした。

38歳ゲイ。会社で部下たちに慕われてやまない課長職の片岡が馴染みのゲイバーで遭遇したのは、密かにかわいいと思っていた入社2年目の新人・立花だった。
立花という青年は、ノンケで課のみんなのア…

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悪態は抱擁にかき消える コミック

富士山ひょうた 

このCPは素敵

押しかけ手錠軟禁から始まって、とうとう完結とのこと。
この作品、夏目がとても良い男で、、、、なんだかんだで流されるタイプのくせに冬時のことをどんどん気にするようになって、好きになって。
たまに見せる積極的なところも、冬時じゃなくてもメロメロになるんじゃないかな。

でも、冬時だったから夏目も影響を受けて変化していったのかも知れない。

今回は冬時の祖父との確執が祖父の死去という形で影を…

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愛おしさは悪態にひそむ コミック

富士山ひょうた 

夏目さん嫉妬の巻

夏目が冬時とのことを認めた(まぁやっとこ恋人判定した)が、女嫌いのはずの冬時が女性とカフェにいるのを目撃してしまう。もやっとする気持ちを持て余しながらも、蒼夜CPと温泉旅行(海春の別荘)へ行くことに。

ところが、そこで冬時の唯一の女友達がストーカー被害でピンチに。放っておいて夏目との旅行を優先しようとする冬時に夏目は戻ろうと提案する。
内心は正しいことをしているという思いと、そうは言え女の…

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