妃川螢さんのレビュー一覧

愛欲の檻-トラウマボンド- 小説

妃川螢  海老原由里 

それはストックホルム症候群なのか?

攻はマフィアのスポンサーでアメリカ人投資家のワルター・ランバルディ。
受はキャリア管理官でありながら、ノンキャリアとよい関係を築こうと努力している小笠原誉人。

投資詐欺にかかわる事件への捜査協力として、ワルターと誉人は出会います。
ワルターは誉人を食事に誘いますが、勤務中ですので…と断る誉人。

この出会いの会話が、後々まで気になっている2人です。
特に誉人は、あの時に食事の誘いに…

2

密恋-Mi-Ren- 小説

妃川螢  水名瀬雅良 

モデルと元恋人のすれ違い恋。

純愛:☆☆☆
H度:☆☆☆☆
オススメ:☆☆☆☆
登場人物 トップモデルの遊真

トップモデルと元恋人で大手企業の社長の話です。
所属事務所の危機を元恋人が救うことを条件に肉体関係をせまる話からはじまります。
数年前に別れた原因にいくつかのすれ違いがあることがわかりつつ、復縁できずにいる遊真の周辺の男たちが意味深でイイ感じです。
やっぱり、キャラ的に目立ったのは遊真のマネージャーで…

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愚かしくも愛おしく 小説

妃川螢  稲荷家房之介 

トップたる物、常識なんかにとらわれていられない

恭之の下に配属された新入社員「沖島秀一」。
恭之は、秀一の才覚に、ビジネス上のパートナーとして、互いに切磋琢磨し合える相手と惚れ込み、熱心に仕事を教えていた。
しかし、秀一が恭之に抱いていた思いは、少しカタチが違っていた。
一つの仕事が成功し、祝杯をあげ、酔ってホテルで飲み続けている内につぶれてしまった恭之の意識が戻ると、そこには、バスローブをはだけられた自分にじっと視線を注いでいる秀一がい…

0

初恋は終わらない 小説

妃川螢  香坂あきほ 

受けに萌えられない…。

「お坊ちゃま」には、実に様々なジャンルがあると思います。
いかにも高潔な、優雅で気高いお坊ちゃま。己に自信たっぷりの、傲慢なお坊ちゃま。
色白いたいけな、浮世離れした儚きお坊ちゃま。金にモノを言わせる、いかにも二世なお坊ちゃま。
ちなみに私はこの中で言うと4番目以外は大好きです――が、
今回登場するお坊ちゃまは、蝶よ花よな、甘ったれお坊ちゃんです……。

勇大大好きな嶺のことを少しだけ…

1

初恋は終わらない 小説

妃川螢  香坂あきほ 

欲望に忠実になれないヘタレな攻様

今回は恩人の息子の未成年後継人になった弁護士と
代々続く家柄の御曹司のお話です。

二人の出会いから再会を経て恋人になるまでの本編と
後日談として受様が根性でプロポーズさせるお話を収録。

受様は代々続く家系の御曹司ですが、
祖父母も両親もひとりっ子同士の結婚で
頼れるし親戚はほとんど有りません。
しかも両親は国内外を問わず飛び回る多忙さ。

受様の父親は気心の知れた使用人…

3

初恋は終わらない 小説

妃川螢  香坂あきほ 

受けのおねだり攻撃に耐え続ける男三十代

表紙の絵からしてショタではないですが、
設定としては受けは幼少の頃から攻めに育ててもらったような感じなので、ショタ臭さが随所に漂っていました。

攻めの後見人で弁護士の男、勇大は、
宮野原嶺(みやのはらたかね)受けの屋敷に若い時住んでいました。
受けの父に学費や生活など面倒見てもらっているという、いわば書生さんのような立場でした。しかしある日、彼は当主の息子坊ちゃまである嶺に欲情してしま…

2

密愛監察 小説

妃川螢  みずかねりょう 

会話も展開もテンポ良く

今回は荒業で事件解決を図る刑事部捜査一課のエースと
警察内部の監察を行う監察官のお話です。

刑事の自殺の事件真相解明に絡めて恋人同士になるまでと、
その後のラブラブ温泉旅行を収録。

今回の受様はキャリアの監察官。
監察官とは職員の不祥事を未然に防ぐ為あらゆる情報を収集し、
常に職員の同好に目を光らせる仕事で有り、
監察の呼び出しは懲戒か受賞のどちらかひとつ。

誰もが神妙…

0

密愛監察 小説

妃川螢  みずかねりょう 

愛情表現が小学生並み!(笑)

キャリアで監察官の見城は、検挙率は高いものの問題行動が目につく捜査一課の刑事・鳴海の態度を苦々しく思っています。
しかし見城は鳴海に弱みを握られてしまい、ある事件に関して監察が掴んでいる情報がほしいとムリな注文をつけられてしまいます。

基本はお坊ちゃんでちょっと抜けているところもある見城なんですが、正義感が強くきちんと自分の考えを持っているキャラでとても好感が持てました。
対して鳴海は一…

4

恋より微妙な関係 小説

妃川螢  実相寺紫子 

恋シリーズ第5弾

動物病院を舞台にしたこのシリーズも、もう5作目となりました。
腹違いの弟(KMコントラクション社長)の秘書をしている杉原。接待帰り、誰かに追われているらしい男・犬飼と飼い犬・リッキーを拾い、自分の部屋に匿うことになります。
だんだんと二人と1匹の生活に馴染んできた頃、杉原にかかってきた電話の会話から、カラダで接待をしていることを察した犬飼は「宿代、払おうか」と言い、杉原と関係を持ってしまいます…

4

傲慢な愛の独裁者 小説

妃川螢  水貴はすの 

シリーズ中で一番面白かったです!!

巽征一郎(R.C.Sの副社長)×各務眞仁(R.C.Sの代表取締役)

※この作品はボディーガード会社「R.C.S」のエージェントを主人公にしたシリーズの5作目になります。主人公はシリーズごとに別キャラなのでこの作品のみでも楽しめますが、前作の主役が各務の弟(祥人)でしたし、短編では今作の二人が登場しているので4作目から続けて読んだ方がより楽しめるかもしれません。

ついにツボど真ん中キター…

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