total review:281012today:2
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木原音瀬 日高ショーコ
すなお
ネタバレ
読んだばかりなので、感情的なレビューになってしまってます。 もう上巻の中盤辺りから、寛末こんちくしょうと思いました。 こんな状態で終わる筈が無い想像できていても、ラストでやっとほっとしました。 もう途中は何度読むのを中断したか分かりません。 それほど合間合間に壁を殴りつけてました(笑) 別に、寛末は全てが悪い訳じゃないし寧ろ人間らしい思考回路で、現実男相手ということは、そう簡単に乗り…
日高ショーコ
かえっちょ
『嵐のあと』で本気の恋を諦めていた美山が幸せになる話です。 何故美山が本気の、そしてノンケとの恋を毛嫌いするのかの原因が、高校時代の仁科への恋であると判明し、仁科との再会→恋愛のやり直しとなるわけですが、そこに至る過程がただやり直すだけにとどまらないのが流石です。 私は仁科の気持ちが解ってしまうから、ずるさを糾弾できないのです。 クラスの人気者の美山に特別扱いされ嬉しくなる気持ち、それ…
リアルタイムでこの『憂鬱な朝』を読めることが、とても幸せに感じます。 4巻で一気に話が動きますね。 幾らなんでも周りを捲き込みすぎだろ!と思いはするものの、彼等の想いに同調せざるを得ません。 感情の揺れがダイレクトに伝わる画面の数々だからこそ、言葉の字面以上の余韻を与えてくれます。 それぞれの幸せを想うゆえに進む道は分かれはしたけど、想いが強すぎて離れられない、、このもどかしさ。お…
遠野春日 日高ショーコ
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クリスマスに、もっとも大切な人には何をプレゼントしますか? ……あ?そんな人いない?そ、そんなこと言わないで……。 では、もしアナタが茅島氏だったら、「彼」に何をプレゼントします? 「1」から見るとだいぶやわらかくなってきてはいますが、 相変わらず行動が突飛で、何考えてるか難解すぎる美しい貴族の物語、 淡々として優雅な日常を描いているだけなのに、なぜこうもハラハラするのか。 そ…
ドラマCD→コミックス→原作。 読んでビックリ、遠野先生のくり出すさまざまな仕掛けとシンプルな文にヤラれた! 茅島氏は早い話が、大金持ちのヒキコモリです。 まるでヴィクトリア女王のように「余は退屈じゃ」と暇をもてあまし、 ひがなテラスで庭をながめ、何にも興味を持たず、植物のような美青年です。 コミックスやドラマCDでは不思議ちゃんのようなイメージですが、 原作ではもっと鬱屈している…
ありC
まず絵が好きです。これって自分の好みの問題なのでアレなんですけど、ホンット日高先生の絵が好きです。また絵柄がリーマン系に合うこと合うこと。 内容はドラマティック・激情系ではないのに、いつも胸がキュンキュンするのです。 こんな感じの男性いそうだな、っていう。 本当に日高先生の絵に悶えております。 さて内容なんですが、最初からよーく読み返すと色んな伏線が仕掛けてあったりするのですね。 最…
__モコ__
人を強く思う事で、松岡は自分の心の底の弱い部分を露呈されていくのが分かります。 そして、思われる事で、寛末は勝手でご都合主義で人の気持ちをぞんざいに扱う自分が湧き出ます。 読み進めていくと、本当に本当に、葉子であった松岡と寛末の関係性が、見事に逆転していくのが分かる。 確かに寛末は、葉子を抜きにして松岡自身と向き合える――そう思ったから葉山とも別れたのだし、その気持ちに松岡の心は震えた。…
江藤葉子の気持ちとしても、男・松岡の気持ちとしても、かなり早い段階から切なさが込み上げて涙を零してしまいました。 自分を「葉子」として見て入れ込む寛末に罪悪感が生まれても、自分を欲して止まない男の姿に優越感をひたすら感じる松岡は、性別を超えて共感するものがありました。 あれだけ自分だけを求めているんだろう、と分かれば、自身の熱だって上がるんじゃないかと思うから。 それが徐々に、自ら葉…
yonyan
絵がきれいだなー、くらいの気持ちで書店で見て四巻しか売っていなかったため電子書籍で読みました。 切ないストーリー、絵の美しさ、キャラの人物像や成長していく姿、すべてが好きで、こんなに感動した作品に出会えたのは初めてでした。 主人公二人はなかなか結ばれず、読んでいて胸を締め付けられるような切ない気持ちになります。でも二人が互いを思い続けて一瞬でも通じ合えたときには感動で涙がポロポロでてしまいます…
私のように動きのある展開好きさんであれば、 この作品は2、3巻まとめて読んだほうがいいと思うし、テンション上がってる時よりも心が落ち着いた時がいいと思います。 そう思うくらい丁寧な展開です。 日高さんは一貫して "恋することにより自身が変わること" を描かれていると思いますが、その集大成的作品だと思います。 また長編だから書ける、今まで敢えて出さなかったであろう &…