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93/128(合計:1276件)
日高ショーコ
ありC
ネタバレ
あまりに神展開で、もうどこから話していいのか分かりません。 私事で恐縮ですが、 実は昔、ある素晴らしい歴史系のBL小説を読んだ時に、ものすごく良い展開だったのに、 最後の最後にオチがアレすぎて、もうガックリして、本を投げ飛ばしたくなったことがありまして。 それが軽くトラウマになっていたので、完結まで油断ならないという思いがあり、こちらの作品にも最後の展開で総評的な評価をつけようと思…
この巻で、暁人は更に成長した面を見せており、 家政に関わるものに関しても、桂木ではなく、 暁人本人を通して欲しいと女中に言いつけておくなど、当主としての自覚も随分と出てきた印象でした。 暁人のこういう、桂木に対して強気なところが萌えツボでありました。 今までは格下であるはずの家令の桂木に主導権を握られていた感じがしていましたが、 当主として主導権を握り返したような、そういうところが格…
生涯仕えると誓う代わりに、伯爵以上の陞爵を―。 というわけで1巻で桂木がこのような条件を出し、暁人のものになりました。 強引に抱いても、怜悧な美貌を決して崩さなかった桂木。 けれど、本作品2巻では徐々に変わってゆく桂木の表情や動作に注目です。 暁人を久世家のコマとしか考えておらず、冷たい目線しか送らなかった桂木が、 久世家ではなく「暁人様を愚弄するな」と発言したり、 暁人に抱か…
時は明治維新以降~第二次世界大戦前くらいのお話。 長い歴史の中ではほんの最近のことですが、我々現代人にとっては遠い昔のことで、 感覚的にはついていけない、難しいお話の部類に入る内容かと思われました。 特に爵位に関しては、我々平民(笑)にとっては全く馴染みのないもので、 自分自身も何となくしか知らないものだったので、 最初の辺りの爵位を継ぐとか子爵という位とか、よく分からないので、 …
木原音瀬 日高ショーコ
すなお
読んだばかりなので、感情的なレビューになってしまってます。 もう上巻の中盤辺りから、寛末こんちくしょうと思いました。 こんな状態で終わる筈が無い想像できていても、ラストでやっとほっとしました。 もう途中は何度読むのを中断したか分かりません。 それほど合間合間に壁を殴りつけてました(笑) 別に、寛末は全てが悪い訳じゃないし寧ろ人間らしい思考回路で、現実男相手ということは、そう簡単に乗り…
かえっちょ
『嵐のあと』で本気の恋を諦めていた美山が幸せになる話です。 何故美山が本気の、そしてノンケとの恋を毛嫌いするのかの原因が、高校時代の仁科への恋であると判明し、仁科との再会→恋愛のやり直しとなるわけですが、そこに至る過程がただやり直すだけにとどまらないのが流石です。 私は仁科の気持ちが解ってしまうから、ずるさを糾弾できないのです。 クラスの人気者の美山に特別扱いされ嬉しくなる気持ち、それ…
リアルタイムでこの『憂鬱な朝』を読めることが、とても幸せに感じます。 4巻で一気に話が動きますね。 幾らなんでも周りを捲き込みすぎだろ!と思いはするものの、彼等の想いに同調せざるを得ません。 感情の揺れがダイレクトに伝わる画面の数々だからこそ、言葉の字面以上の余韻を与えてくれます。 それぞれの幸せを想うゆえに進む道は分かれはしたけど、想いが強すぎて離れられない、、このもどかしさ。お…
遠野春日 日高ショーコ
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クリスマスに、もっとも大切な人には何をプレゼントしますか? ……あ?そんな人いない?そ、そんなこと言わないで……。 では、もしアナタが茅島氏だったら、「彼」に何をプレゼントします? 「1」から見るとだいぶやわらかくなってきてはいますが、 相変わらず行動が突飛で、何考えてるか難解すぎる美しい貴族の物語、 淡々として優雅な日常を描いているだけなのに、なぜこうもハラハラするのか。 そ…
ドラマCD→コミックス→原作。 読んでビックリ、遠野先生のくり出すさまざまな仕掛けとシンプルな文にヤラれた! 茅島氏は早い話が、大金持ちのヒキコモリです。 まるでヴィクトリア女王のように「余は退屈じゃ」と暇をもてあまし、 ひがなテラスで庭をながめ、何にも興味を持たず、植物のような美青年です。 コミックスやドラマCDでは不思議ちゃんのようなイメージですが、 原作ではもっと鬱屈している…
まず絵が好きです。これって自分の好みの問題なのでアレなんですけど、ホンット日高先生の絵が好きです。また絵柄がリーマン系に合うこと合うこと。 内容はドラマティック・激情系ではないのに、いつも胸がキュンキュンするのです。 こんな感じの男性いそうだな、っていう。 本当に日高先生の絵に悶えております。 さて内容なんですが、最初からよーく読み返すと色んな伏線が仕掛けてあったりするのですね。 最…