total review:278267today:84
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
61/128(合計:1273件)
日高ショーコ
迷宮のリコリス
ネタバレ
2巻の表紙。手に口づける暁人と、その手を見つめる桂木の表情はまだ硬い。それでも1巻で目をそらせていた桂木が、暁人に視線を向けて物語が動き始める。 1巻で「先代」「父上」と呼び名だけで語られていた暁人の父『暁直』が、桂木の見る夢で彼に対してどんな人物だったのかがわかるのですが、とても厳格でピリピリと張り詰めたような冷たさを感じます。久世家に入る前から桂木はずっと一人だったのですね。暁直の言…
新刊が発売になるので、何度も読んだ作品ですが再び読み直してレビューします。 時代背景や華族制度が少しはわかっていないと、さらりとは読めない作品ですね。自分の好奇心のままにとことん詳しく調べてみるのもいいし、階級について触れる程度でもいいと思います。私は階級の並びを知っている程度でしたが、丁寧に描かれた人物や衣装と綿密な背景、そして重厚なストーリーに惹き込まれて世界観が楽しめました。そし…
muccu
友達に進められて読んでみました。 まだ蓉一の心情が見えてこなくて、とにかく気になる存在。 そしてサラリーマンの桜井が学生の蓉一に振り回される感じが可愛いくてほっこりします。 展開がゆっくりなので1巻目では何も起こらないと事前情報があったので大丈夫でしたが、確かに1巻だけでは萌度は少ないかも。 でも登場人物それぞれの適度な距離感がもやもやさせてくれるので早く次が読みたくなる作品でした。
マキヲ
「美しいこと」(上下巻)の後日談です。 電子書籍は読まない派なのですが、その後の松岡はちゃんと幸せなのか?大事にされているのか?大事にしてなかったら寛末テメー殴るぞコノヤロー!と気になって仕方なかったので購入しました。 買って本当に良かったです。もう何度も読み返しています。 木原作品らしく、リアリティ溢れる葛藤や障害も描かれていますが、悩みながらも松岡が幸せそうで、読んでいて嬉しくなりました…
最終巻です。みんなが語る父親と、蓉一の視線の先にいる父親は、才能があっていつも友人たちに囲まれて、親族からも一目置かれるような人物なのに、そんな父といても思い出の中の蓉一がいつも孤独な様子に、ずっと違和感を感じていました。だからこの巻でそれが明らかになって、とても納得出来ました。蓉一が変わっていて、笑いも怒りもしない子供だったのは、両親が急な事故で亡くなってしまったからじゃなくて、その前からずっ…
表紙は蓉一です。裏表紙と一枚絵にして眺めると、蓉一を後ろから抱き締める桜井がいて、離れたところに藤本がいます。なんとも言えないシリアスな表情の二人と空を仰ぎ見る藤本。この作品の淡い色使いは本当に綺麗ですね。風に吹かれる蓉一は、なんて美しいのでしょう! 転勤のことをどう話そうか悩む桜井は仕事が忙しく、中々会えません。桜井を待つ蓉一は、真剣に課題に取り組んだり、藤本のことをきちんと考えて答え…
3巻でやっと表紙が桜井と蓉一の二人になりました。実は『花は咲くか』の表紙は裏表紙まで一枚絵になっていて、1巻の蓉一の後ろには少し離れて桜井、更に後ろに菖太とタケさんと言う構図になっています。2巻の桜井の後ろには桜井に視線を向ける蓉一と、蓉一の肩に手を掛ける藤本。そしてこの3巻では見つめ合って蓉一の腕を取る桜井ですが、裏ではもう一方の腕を藤本が掴んでいて・・・なんとも意味深です! キスはし…
1巻の表紙は蓉一で、この2巻の表紙は桜井さん。1巻ではくたびれたサラリーマンの桜井が、子供みたいに慌てたり、自分の気持ちに気付いて少年みたいに戸惑う様に、なんて可愛いんだと思っていたのですが、この表紙の桜井はとてもかっこいいです 1巻で登場した蓉一と同じ美大の藤本が下宿したいと言い出して・・・。この藤本、蓉一に興味津々で、つまり好きなのですね。とても鋭い男です。桜井と接する蓉一がいつもと…
すっかり楽しみになった日高先生の作品。黒髪のちょっと長めの髪の蓉一の見た目は、とても好みなんですが、性格は全然可愛くない。その上無表情でぶっきらぼう。そしてくたびれたサラリーマンの桜井は、見た目年齢を裏切る子供っぽさで、なんじゃこの二人?が第一印象でした。全然デレない蓉一を苦手だと言う桜井。だけど気になって気になって、気がつけばいつも蓉一のことを考えてしまいます。キライ嫌いも好きの内って言葉もあ…
表紙のシリアスな二人。すっぽり腕の中に収まる可愛さとか、意味ありげな視線とか、黒髪の田辺がたまらなく好きです! ほとんどがテーマアンソロに沿って描かれた作品と言うことで、表題作は「ツンデレ」と「びしょ濡れ」のようです。それででしょうか、攻めも受けもツンデレキャラです! ・『知らない顔』『見えない顔』『消えない顔』 春山を追いかけて卓球を始めたのに才能あふれる田辺と、差を付けられてし…