日高ショーコさんのレビュー一覧

リスタート 新装版 コミック

日高ショーコ 

凄くいい〜短編集!

日高ショーコ先生の短編集は、こちらの作品が初めてだわ。
どのストーリーも、すごく良かった。
それぞれの立ち位置や、主人公達を囲む環境が〜しっかり描かれていて、短編なのに読み応えがありました。
丸々1冊で読みたいものもあれば、続きを少し下さい的なものもあり〜うしろ髪ひかれながら読み終えたわよ。
キーポイントはタイトル通り「リスタート」だね。
匡くんが、颯爽とランウェイ歩くの見たかったぁ〜!…

1

愛すること グッズ

これを読まずして…

美しいこと、この「愛すること」を読まずして語れません。

これが読みたくて、通常はeBookで読んでいる電子書籍なのですが、楽天koboをインストールしました。
(だからアプリにはこれしか入ってない)

木原音瀬さんの作品は、いつも思うんですが、本編の後に続く同人誌や小冊子で救われたりするんですよね。痛い、と敬遠されがちですが、読者にそれぞれの読後感を味わわせながら、主人公達のその後や顛…

0

アンチロマンス 2 コミック

日高ショーコ 

納得のリバ

もともとリバはあまり好まない上に、1巻の時点では「柿谷が攻め、周防が受けであって欲しいな…」とワクワク楽しみにしていたので、リバと知って少なからずショックを受けましたが、まったくの杞憂でした。

とてもよかったです。

これまで長い間一緒にいながらも、お互いの好意と逃げに甘えて「自分ばっかり好きみたいだ」とか「相手に好かれている」と感じていた2人です。
同じだけの愛情をもってに愛し合って…

9

アンチロマンス 2 コミック

日高ショーコ 

終わっちゃた…

個人的には1巻の方が気持ち的に盛り上がりました。2巻は何というか2人の子どもの頃から思春期までを知ってしまうと、周防が狡い男に思えて仕方がありませんでした。こうやってズルズルと柿谷の気持ちを弄んで来たのだと思うと腹が立ってしまったんです。

なので柿谷が部屋を出て行ったのは必然だとさえ思いました。そしてやっと行動を起こした周防が、戸和田を介して住所を聞き出そうとする態度にまた狡さを感じてしまう…

9

アンチロマンス 2 コミック

日高ショーコ 

今も未来も大切にしたい

日高先生の作品はテーマがしっかりしていて、深く考えさせられます。

「今」を生きる周防は、面倒なことは先延ばしにするタイプ。
美薗さんが言った言葉「相手(大事な人)との先行きを考えて行動しないと」。
2巻は周防がすごく頑張ってくれました。
亮がアパートから出ていき、目が覚めたみたい。
亮に愛されている心地よさに浸るくせに、向こうが一歩進もうとすると一歩下がってしまう。
毎日電話をかけ…

6

アンチロマンス 1 コミック

日高ショーコ 

言葉少ないふたり

付き合いが長いと、言葉はだんだん足りくなるんでしょうか?
お互いに不満があるのに、今を変えるのが怖くて言葉に出来ない。それが重なり、ますます言えなくなる。

長い間変わらなかった関係を十和田さんの言葉で動き出してしまった。
その時の亮の気持ちが伝わってきて、私も苦しかった。期待と後悔と。涙を溢れさせて寝ている姿が(涙)。十和田さんを恨みましたよ。
そのあと、周防は帰ってこなくなるし、亮が…

1

アンチロマンス 2 コミック

日高ショーコ 

あれれ…いたってふつうの…

2巻まとめて読みました。
途中までは悩みまくる登場人物たちに
いろんな感情を抱きながら面白く読んでいました。
ですが、いざ周防の気持ちに変化が!?てところで
あれれ…となってしまったのです。

えっと…いたって普通の…
よく見るありふれたBLルートに入っちゃった…。

ここに辿り着くまではめちゃくちゃ良かったと思うんです!
柿谷と周防、それぞれが丁寧な心理描写とともに描かれてい…

15

アンチロマンス 2 コミック

日高ショーコ 

感情のグラデーションが素晴らしい

こんなキスは見たことない。
本当に三茶にいそうな二人の生々しいやりとりに息が詰まりました。二人ともこれは友情じゃないって分かっているのにその先に進めない、進みたい、どうしたらいいかわからない、が迫ってくる。
途中どうなるかと思ったけど、リアルなやりとりの末の納得の結末でBL漫画最高峰の一つだと思いました。周りのキャラたちの「恋愛に行き着かなかった感情の揺れ」を配置することによって、二人のギリギ…

7

アンチロマンス 2 コミック

日高ショーコ 

『アンチロマンス』というタイトルも素敵!

このまま一気に関係性が深まるのかと思った1巻終わり。ところが…の展開で、2巻はなかなか辛い状況に置かれた二人でしたね。ちょっとしたボタンの掛け違いでも、人との関係なんて終わってしまうもの。大人になった自分には思い当たる節があり過ぎて、そんなものだよね…と思いながら読んでいました。
でも『あの時諦めていなければな〜…』と思い出す別れも有ります。恋愛に限らず。周防くんは諦めなかったですね。だから応援…

6

アンチロマンス 2 コミック

日高ショーコ 

恋はタイミング。誰もが誰かに特別な気持ちを抱く。

一応。完結編なのかな?
「憂鬱な朝」や「花は咲くか」。まだ続いている「日に流れて橋に行く」も既に7巻。
それ以前の作品群には短編や上下巻ものも確かにあるものの。
本作は勝手に長く続くものだと思い込んでいた。
それ程までに。周防と亮は拗らせていたのだから。
「普通」という言葉で自身に呪いをかけた周防は、自分の気持ちにも、亮の気持ちも解っていながらも気付かないふりをし続けて来て。
亮も一緒…

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