二宮悦巳さんのレビュー一覧

さあ、今から担当替えです 毎日晴天!(14) 小説

菅野彰  二宮悦巳 

「自分は白馬の王子ではない」と告げる誠実さと無粋

電子書籍で読了。挿絵有り。

私かまだある程度若かりし頃からお付き合いをして来た帯刀家のみなさん。
コメディ要素満載で始まった作品なのに、巻を重ねるごとに読後感がどんどん寂しく感じます。これが大人になるっていう事なんでしょう。この巻は大河と秀が中心ですが、勇太と真弓、龍と明信よりも、この大人カップルが主人公になると余計そう思います。多分、主要な登場人物の中では一番の大人である彼らには、助けて…

3

エッグスタンド 小説

月村奎  二宮悦巳 

歯医者×高校生

ラブラブになってくれて良かった。
透がどうにもならない方向に行っちゃうのかとハラハラしてしまった。

あとがきで著者も書いてるんだけど Gが出過ぎ。透の部屋ならわかる。カップ麺とか弁当のゴミに寄ってくるだろうし、でも、宏一の部屋は生ゴミとかなさそう。そう考えるとGは透の部屋か、それ以外で繁殖地になってる部屋があるはず。何てこと!

後は、宏一の双子の妹の文乃が幸せになって欲しい。不倫、し…

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一穂ミチ ファンブック~long hello~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら  二宮悦巳 

購入を迷ったけど、結局最初から最後まで楽しく読みました。

 一穂ミチ先生のファンブック…。
私は「イエスかノーか半分か」シリーズの大ファンで、他の作品もいくつか読ませて頂いていますが、本当にいくつかだし、どうしよう…。
 と悩みはしたのですが、先生の書き下ろし付き小冊子「ASSOT MIX」を入手するにはどうしてもこちらに付いている応募台紙が必要な訳で、読んでみて他に好きそうなものがあれば後からでも本編を読めばいいじゃないか、とやっぱり購入。

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花屋の二階で 新装版 コミック

菅野彰  二宮悦巳 

ずっと大好きな作品。

以前普通にコミックで出ていた時から大好きな作品ではあったのですが…
新装版!分厚い!表紙の書下ろしが素晴らしい~と前のを持っているけど買ってしまいました。
以前の2冊分が1冊にまとまっている形式。
分厚いので少し読みにくいのが難点ですが、1冊になっている満足度も高いです。

買ったときに久々に読んで良さを再確認。
連載ものだったらコミック2冊分というのはそれほどのボリュームではないと思…

2

ワンダーリング 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

ビター

一穂先生のお話は大好きで、このお話も引き込まれました。が、BLとしてどうかと言われれば、中立。
適度な甘さが好きな私には、少しビターすぎるお話でした。

カジノで働くディーラーとオーナーのお話。ディーラーの雪は昔カジノである男に拾われる。その男の弟である藤堂は、雪を甘やかそうとするが、雪はそれを気に入らずにそっけない態度ばかりをとっているが…。

雪の思考も、藤堂の兄や家族の考えも理解で…

2

ワンダーリング 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

同人誌を知らない人には、ちょっと不親切?

正直、本編よりもこっちの方がまだ面白かった。
前作よりも、主人公二人の関係に焦点が合ってたぶん、
BLとして読みやすかった。
少なくとも藤堂の心情はよく分かった。

けどね……どうも雪の頑なさが、
この話の中だけではよく分からなかった。
なぜにそこまで藤堂を拒否するのか。
なぜに藤堂兄にそこまで従属するのか。
藤堂兄に対しては命を救われたエピソードがありますが、
さらっと描かれ…

3

ノーモアベット 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

面白い題材。だけど、BL的には食い足りない感!

日本のカジノという面白い題材に、
親子関係をからめて進む物語ですが、
カジノというところには、そう違和感は感じなかった。
ありえるなぁと。
でも、二人の両親に関しては、ちょっと理解しがたく。
旦那の好きなことを好きなようにやらせる妻、
というのは分かるんですけれどね……
子供が二人も居て、ギャンブルで帰らないって……
百歩譲って、ギャンブラーを職業と考えれば、
分からなくもないで…

2

Chara Collection 2015 グッズ

『輪廻の花』のみレビュー

結構前に電子で購入してて、既読作品の番外編を楽しく読んでました。
先日、六青みつみ先生の『輪廻の花』を読んだところ今作に番外編が載ってた事を知り、電子本棚から引っ張り出してきたという。
高かったけど、買ってた以前の私ありがとう!(笑)
凄く沢山の作品がありますが、再読キッカケの『輪廻の花』番外編のレビューで失礼します。
ネタバレご注意を…。

『輪廻の花』番外編『両想い』
本編終了後…

1

10メートルの楽園 小説

深山ひより  二宮悦巳 

ほのぼのラブストーリー

生花店店長×フラワーアーティストの社会人CPですが、まるで思春期の中学生CPのような初々しさがあります。
人付き合いは苦手だが、攻めさんには心を開く受けさんと、そんな受けさんが気になる自身の恋心をはっきり認められない攻めさん。
でも「仁科さんといると安心できる」なんて心身共に懐いてくる受けさんに「あれは反則だろ」なんて悩む攻めさんの姿は、ヘタレというより純情に見えます。
同僚からの陰口に悩む…

2

秋霖高校第二寮 1 小説

月村奎  二宮悦巳 

攻めのキャラに萌えれるかどうか

 何冊か月村先生の最近の作品を読んだ後、気になっていたこちらのシリーズも読んでみました。
だいぶ初期の頃の作品のようで、最近の先生の作品に比べると、全体を通して文章の幼さが若干気になりました。
高校生にして売れっ子小説家の俺様な攻めと、そんな攻めに奴隷扱いされる長女気質(実は4兄弟の次男ですが)の受けと、彼らを取り巻く一癖も二癖もある寮監の先生と同居人たちのお話です。受けの同級生が至って普通の…

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