凪良ゆうさんのレビュー一覧

愛しのニコール 小説

凪良ゆう  yoco 

ニコールの田舎暮らし


あらすじに惹かれて購入しました。
田舎のまちでニコールを演じているニコがすごく可愛かったです。胸が痛くて、これを求めてた~~~って思いながら読んでいたのですが、

後半はごく普通の恋愛モノという感じで
ちょっと物足りなかったです

ただ作者さんがあとがきで普通の恋愛とおっしゃっていたので、なるほど書きたいことは書いているのだな、という感じです

個人的にはもっと痛く苦しい田舎暮…

2

天涯行き 小説

凪良ゆう  高久尚子 

淡々と

凪良さんの作品はいくつか読んだことがありますが、ここまでシリアスなのを読んだのは初めてでした。
もう沢山の方がレビューされているので、ストーリーについては書きませんが、この作品が抱えている重さにしては、文章は淡々と書かれていて、それ程重くなりすぎない印象を与えているような気がしました。
主人公の2人どちらににも書き手が感情移入させない書き方というか、そんな風に感じました。
それでもラストには…

2

散る散る、満ちる(文庫) 小説

凪良ゆう  海老原由里 

大好きです!

主人公ハルは幼くして母を亡くし、仕事に忙しかった父はほこりでは死なないと言っていたのに、事故で突然亡くなってしまします。
そんなハルがひかれたのは里見です。おおらかな彼とその背景の暖かな家族にひかれます。
でも、里見の好きな人は高橋くんで
ハルの里見への思いも、里見の高橋君への思いも正しくは伝わらないのですね〰
ずっと孤独をかかえて、キンピラというもの言うロボットを抱えて
ボーっとしてい…

5

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

サバイバー

主人公、加瀬は幼いころ両親を事故で失って、叔父に引き取られますが
ひどい虐待をうけてやっと生き残ったのです。
好きになった人を暴力でしか愛情表現ができなくて。
愛されたことがないから、愛することができなかったんだよね。
次に好きになった人は絶対に優しくするって誓って。
孤独でどうしようもなくて、元恋人がくれた黄色いシャツを抱きしめてと
切ないです。
パン屋さんに勤めはじめて、オーナー…

1

愛しのニコール 小説

凪良ゆう  yoco 

さすがです!

ニコの高校卒業までが書かれた「泣かないで二コール」が、もう読んでいて辛くて辛くて・・・数日を置いてから再度読み始めました。
自分の恋心は相手に冗談扱いされ、さらに恋愛相談までされるなんて・・・ニコの中学高校時代が本当に悲しくて切ないです。
冗談と受け取った榮もあの雰囲気じゃ仕方ないですよね。冗談にしなきゃハブられてたと思うし、ニコたちがあの場所で生きていくのは、やっぱり無理なんでしょう。
で…

5

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

理想の結末、多分。

第一印象。うわーん泣ける!切ない!ハッピーエンドで良かった〜!

その裏でなぜか心はモヤモヤ……
いや、もちろん妄想だらけの中二病こじらせオタクが現実の裏ドールを手に入れて、どうしていいやら何の手も出せない。そんなところから始まる物語なので「切ない」は正しいよね。
自分一人のためだけの裏ドールは、自分の妄想を100%叶えてくれるって思い込んでいたけど、現実の裏ドールはオタクの想像をはるかに…

6

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

タイトルが秀逸ですね

読み終わって、こんなにしみじみとした気分になるのは久しぶりです。最後のSSで泣きすぎてしんどいです。
この話は、BL的萌えというよりか、愛することについて深く感動させられる類のものでした。 記憶障害に関するお話は、BLに限らず涙を誘うものが多いですね。このお話では、おじいさんになっても全く全ての記憶が無くなっているわけではなかったので救いがありました。何せ、愛するつぐみのことは一時も忘れなかった…

7

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

間違いなく純愛です

主人公南里は、セックス用アンドロイド、通称裏ドールをいつか手にいれて愛ある幸せな生活をしたいと、せっせとバイトしながら、大学のドール研究会に属しています。
バイト先で売られてきたドールを250万円即金で購入してしまいます。
本当は、クールで美しすぎる彼よりは可愛い系が好きだったのですが
ちゃんと恋愛して、結ばれたいと努力します。
ドールをシンと名付けて、
はじめて会った記念にイチゴのショ…

1

愛しのニコール 小説

凪良ゆう  yoco 

凪良さんの作品にハズレなし!

yocoさんのイラストすっごく合ってた!

泣けてしょうがないお話も好きだけど、読むと幸せな気持ちになるこういうお話もいいですなー。

鈍感すぎる榮にいらいらしながら、いいことなんかなんもないニコの幸せを願うあまり、もうマスターにしとけ!とまで思ったけど、榮視点になってからは俄然榮を応援したくなってしまった。

人口が少なそうな街なのに、ゲイの男の子が5人はいたけど、20人に1人はLG…

7

累る-kasaneru- 小説

凪良ゆう  笠井あゆみ 

執着は時空を超えて

いや~怖かった。本作はホラーではなくスリラー(+サスペンス)だと思いつつ、怖いのが苦手な自分は「…うひょッ」となる場面もありましたが、のめり込んで一気読みしてしまうほど面白かったです。

頼りにならない父親を当てにせず、お互いを思いやり支え合って生きてきた兄の七緒と弟の奏人。異母兄弟である二人はある時期から不思議な夢にうなされるようになります。何かを知っている奏人と、何も知らないがゆえに奏人を…

3
PAGE TOP