凪良ゆうさんのレビュー一覧

闇を呼ぶ声 -周と西門- 小説

凪良ゆう  梨とりこ 

心霊バディもの!

二十三歳の周は、実家の所有する賃貸物件(マンション等)の修繕やクレーム処理などの管理を手伝っている半ニート。
実家は代々続く拝み屋でもあるのですが、双子の妹・薫を喪ってから、周はお祓いとかそういうこととは距離を置いています。
ある日、分家の遠縁だという関西弁の西門柊一郎という三十五歳のオッサン(笑)が実家に同居。さらに周のマンション管理業務を手伝うことになります。
西門の軽いテンションを鬱陶…

3

十七年目 「薔薇色じゃない」書き下ろしペーパー グッズ

20代の頃だったら・・・

17年目との事なので、本編から2年後ぐらいのお話のようです。

長い間回り道してきた2人が、ようやく幸せにおさまった安定感があって、読んでいて楽しかったです。
それにしても、冒頭に出てくる光流の料理の美味しそうなことといったら・・・作っている描写はなくとも、食べている感想を読んでいるだけで、お腹が鳴りそうです。
それに比べて、阿久津の料理は・・・
同じ轍は踏まない・・・と、料理にいそしむ…

0

闇を呼ぶ声 -周と西門- 書き下ろしショートストーリーペーパー グッズ

甘味たっぷり

本編がホラー風味強めのお話だったので、こちらの特典ペーパーはお口直し、験直しの、甘味たっぷりのお話です。
但し、この「甘味」は、いわゆるBL業界でいうところの「甘あまエッチ」の「甘味」じゃなくて、文字通り本来の意味通りの「甘味」、甘いお汁粉、シュークリームに、とどめは『菓子職人』のケーキ詰め合わせ。
メタボに戦くアラフォー西門の中に棲む、女子高生のままの激烈甘党の薫の荒ぶる魂。
自ずと勝敗の…

0

薔薇色じゃない 小説

凪良ゆう  奈良千春 

壮大な物語を読み終えた感・・・

作者様の作品は数作既読です。
この作品は、表紙に惹かれて購入しました。

このところ、ライトなお話や、幸せ一杯なお話を読んでいたので、この作品を読み言えた際は、久しぶりに壮大な物語を読み終えたような気持になりました。20歳から35歳に至るまでの2人のお話ですし、大げさかもしれませんが2人の15年間の歴史を見届けた・・・という気持ちです。

最初に幸せいっぱいの2人が描かれていて、そこから…

2

闇を呼ぶ声 -周と西門- 小説

凪良ゆう  梨とりこ 

続編が楽しみなホラーサスペンス

ライトホラーサスペンス、おそらくシリーズ物となるだろう、その序盤。
この1冊ではまだBL未満のだが、物語的には面白かった!

互いに過去に傷を持つ、特殊な能力を持つ二人。
霊を封じる家系の本家に生まれた、怪異を呼ぶ「呼児」の周・23歳。
分家の西門・35歳は、取り付いた相手から呼児が引きはがした怪異を、
彼岸へ封じる「戻児」。

かつて互いに対となる呼児・戻児を失った周と西門。

4

「憎らしい彼」アマゾン限定ペーパー 熱烈な告白のようなもの グッズ

日本語の妙

菜穂さんが流産?!という事で病院に行ってしまい、平良が智也を預かってきた。
ところが平良は急遽野口さんのアシ仕事が入り、清居が1人で智也の子守をする事になってしまった…
智也はお母さんの事が心配。それ以上に、お父さんもお母さんも、お腹の赤ちゃんの事ばっかり話してることに淋しさを感じてる。
すると同じ体験をしてきた清居は、子供相手にズバッとおまえに勝ち目はねえ、俺みたいにひとりで生きればいいな…

3

憎らしい彼 美しい彼 2 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

私、野口さんが好きだなぁ。

「美しい彼」を読んだ時は、よもや続編が出るとは想像もしませんでした。
一応カップルになったアノ2人、どう展開させる?
…と思いましたら、前半、世界観的には同じです。
清居は平良の思考回路はよくわかっているけど、その事を平良には言わない。だから平良は俺様帝国に居続ける。生身の清居本人を置き去りにして、脳内妄想の世界に生きている。
そんな平良は、清居に『アーティスト系で食っていける写真家になれ…

8

闇を呼ぶ声 -周と西門- 小説

凪良ゆう  梨とりこ 

面白すぎる…

凪良さんの新刊。楽しみに待っていました。ネタバレ含んでます。苦手な方はご注意を。





拝み屋の本家に生まれた周(あまね)と薫(かおる)。周が兄、薫が妹の双子。
妹の薫は明るい性格であるのに対し周のほうはボッチくんでいじめられっ子。けれどこの二人は仲良し。

そして何より彼らは拝み屋の本家を継ぐ能力を持っていて、周は霊をその場所から引き離す力を持つ「呼児」、薫は引き離された霊…

7

闇を呼ぶ声 -周と西門- 書き下ろしショートストーリーペーパー グッズ

待ったカイがありました♡

本品は『闇を呼ぶ声 -周と西門-』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

本編後、四辻家のお正月のお話になります。

四辻家の仕事始めは1月3日です。

今年初めて
四辻家で新年を迎えた西門は
三ケ日くらいはゆっくりしていたいと
意見するのですが家族全員一致で
却下されてしまいます。

ひとり暮らしの年寄りが多いから
正月はできるだけ早く声をかけるって

3

憎らしい彼 美しい彼 2 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

もはや宇宙人

大好きな『美しい彼』の続編。
すっっっごく楽しみにしていました!!
しかしあまりに楽しみにしすぎたせいか、他の小説が読めなくなりそうで。
楽しみが終わってしまうのが寂しくて。
なかなか開けず、新年に持ち越し。
結局、今年はじめのBL小説&レビューとなりました。

キモウザな平良と、クールビューティーな清居。
この不思議カップルにハマるか苦手と思うかは『美しい彼』を読んだ時点でわかれ…

8
PAGE TOP