凪良ゆうさんのレビュー一覧

未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

生徒×先生モノの記念碑的名作

教師と教え子という障害、若さ故の勢いと情熱、喪失への恐怖と焦燥感

散々擦られてきたテーマだからこそ読む側としても自然とハードルは上がる為、比較的冷静に読み進めていったつもりでした。
展開もどんでん返しがあるわけでもなく、大方予想通りに話が進んでいく。

なのにそれなのに…
瀬名(生徒)が阿南(先生)に焦がれて、熱く奪って、体だけじゃなく心も欲しいと求めて、体ごとぶつかっていく若い彼の…

11

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

切ない

どうなるか、もしかしたらこのままバッドエンドなのか……ハラハラしながら最後まで読みました。しかも久しぶりに泣きました。とても丁寧な描写で心打たれる言葉、セリフに何度も涙が浮かびました。凪良さんの作品は何作か読ませてもらい、どれも素晴らしい作品だと思いますが、私はこちらの作品が一番胸を打たれました。文人と新開さん、夏那のそれぞれの気持ちがとてもリアルでとても切なかったです。だけど、その分最後の読後は…

10

初恋の嵐 小説

凪良ゆう  木下けい子 

じれったい!でもそこがいい

有名ラーメン店の跡取りで苦労知らずの蜂谷と、無職の父親を持ち将来は悪徳弁護士になって金を稼ぐつもりの入江。
年齢を偽って家庭教師のバイトをしている入江が蜂谷を教えることになり、最初は反発していた二人が徐々に変わっていく過程が丁寧に書かれています。
境遇も性格も正反対で、お互いいけ好かないと思っていたはずなのに…と困惑したり反発したりする二人をじれったく思いながら見守るのは楽しい。
特に大学生…

1

初恋の嵐 小説

凪良ゆう  木下けい子 

バカなの?(笑)

大変楽しく読ませていただきましたが、評価としては悩みました。
もうひとつ減らさなかったのは、私が好きなお料理BLだったから・・・・・・ということでしょうか。
食べ物には全く興味がないのですが、BLになった途端輝いて見えるお料理たち・・・・・・(笑)そこでポイント1つ余計につけさせていただきました。単なる個人的な、しかも部分的な好みです。

それぞれのキャラクターが立っていて、切なさとか笑い…

2

Chara BIRTHDAY FAIR 2015 C キャラ創刊20周年記念バースデーフェア小冊子 グッズ

たりなーい(泣)

輪廻の花が大好きで。
どうしてもこちらに載ってるというショートが読みたくて、御用達の古本屋にてようやく入手。
楽しみにしてたのようっっ
ちなみに通常の新刊購入程度の金額。手にしたものは厚さ5ミリ程度の冊子・・・
くそう、足元見られてるー
でもこのような流通ルートがなければ読むことは能わなかったので、
ぐっと堪える。ぐぬぬ。古本屋に売ってくださった方、ありがとう(涙)

で、肝心のお…

0

薔薇色じゃない 小説

凪良ゆう  奈良千春 

亭主関白マザコン男 × 料理上手なお母さん

よくできたお母さんに育てられた男が、母親のように面倒見てくれたパートナーを振って結婚したり彼氏を作ったりしながら、結局はお母さんみたい優しく受け入れてくれる元彼が一番いいと元に戻ってくるまでの10年。

水野が阿久津の「家事に協力する、手伝う」という言い方にムッっと感じてしまった心情にわかるわかると思ったら感情移入してしまいました。

なんでもやってくれるお母さんに育てられた息子はダメ人間…

2

恋愛前夜(2) 求愛前夜 小説

凪良ゆう  穂波ゆきね 

純情受け

恋愛前夜で、なんとなく気になったヤコ先生
読んでみるかな…くらいで読み始めたのですが、恋愛前夜より好きでした。
見た目とは違うCP
続きが読みたいお話です。

2

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

続編期待

これほど続編があればいいのに!と思えた作品は初めてでした。
凪良先生の作品は色々読んでいたのですが、なんとなくためらって購入していなかったのですが、キャラ文庫小冊子を読んで、即本屋。
帰りの電車から読み始め…良い‼︎
すれ違いがツボでした。

11

未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

泣けました

英語教師の阿南を好きになってしまった高校生の瀬名。
自分の感情の赴くままに生きる高校生らしい瀬名は、阿南に対してもストレートにぶつかって行きます。
相手の気持ちや立場よりも自分の感情が優先されてしまう瀬名の行動はちょっと自分勝手だな~とも思いましたが、すぐに反省して謝れる素直さがあったので許せてしまいました。

親の離婚で転校することになった瀬名が阿南にさよならを言いに行くシーンは泣けまた…

5

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

何度読んでも泣ける

ものすごく感情移入してしまい号泣してしまいました。姉のことを考え、新開と距離を置く選択をする文人の気持ちはとても理解出来ます。周りのことなんて気にせず、どうせお互い好きなら突っ走ってしまえ!とも思いますが、そう簡単にいかないところがリアルだと思います。
この作品に出てくる人たちはみんなそれぞれ素敵な人ばかりです。文人の友人も、結果的には彼を傷つけてしまいますが、悪人ではありません。登場人物に不自…

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