凪良ゆうさんのレビュー一覧

セキュリティ・ブランケット(上) 小説

凪良ゆう  ミドリノエバ 

優しいストーリーゆえに、彼らの恋心が切ない

作家買い。

ネタバレ含んでいます。ご注意を。






主要な登場人物は5人。

高校生の龍之介。
龍之介の母親の弟で、姉(龍之介のお母さん)亡きあと龍之介を引き取り育てている新進気鋭の陶芸家の鼎。
鼎の友人・高砂。
龍之介の幼馴染で親友の国生。
鼎のスポンサーであり、愛人でもある万座。

視点はほぼ龍之介で進むこともあって彼が主人公なのかと思いきや、この5人…

5

セキュリティ・ブランケット(上) 小説

凪良ゆう  ミドリノエバ 

先生、あんまりです(泣)

上下巻と聞いていた当作、どんなお話だろうと楽しみにしていたら、なんとなんと、来月を待て!という状態で上巻は終わってしまいました(泣)上下巻だから、うん、そうなるよな とは思いつつ、先生、あんまりですーと、つい愚痴りたくなりました。きっと私みたいに思っている人は何人もいるに違いない。
書下ろし320Pほど。
色っぽいお話は少なく、ただただ感情が入り乱れていて、私には終着点が全く読めませんでした。そし…

9

2119 9 29 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

心の洗濯をしたい方は是非!!

前作『ショートケーキの苺にはさわらないで』でも大号泣しましたが、今作品でもやはり同じく大号泣でした。凪良先生の作品は、複線の張り方・回収の仕方が本当にお上手で、脇役に至るまで、キャラが魅力的でブレがなく、そして何より、文章が美しい!!
「あ~ここ泣かせようとしてるな~。あざといな~」と思いながらも(←失礼)まんまと大号泣しました(笑)。登場人物だけじゃなく、周りの人間やその物語の世界全てが幸せに…

4

愛しのいばら姫 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

華やかな世界にピュアな大人の恋がある。

凪良さんの作品は数冊読んでいましたが、その中でもトップクラスに好きな本。
いやーもっと早く読んでおけばよかった!

表紙裏の筋書きが、シビアそうに見えてシリアス系なのかと思っていたら、
ふたをあけたらコメディタッチ。
ちょっとヘタレだけど情熱的なデザイナー久保田(攻)と麗しきダメ人間の美山くん(受)のやりとりが、すごく面白いです。モデルや服飾の世界なので現代モノではあるのですが、華やかで…

3

累る-kasaneru- 小説

凪良ゆう  笠井あゆみ 

すごかった。

面白かったです。もう、その一言に尽きる。
『累る』のタイトル通り、累積された想いを扱ったお話でした。

現在と過去が交錯していくストーリー。その中で、萌えと恐ろしさが深まる。
何が一番衝撃だったかというと、やはり二人の過去。
ストーリーが段々と佳境に入るに従って、「これ、相当すごい過去が秘められてないと『なんだ……』ってなっちゃうなあ」とハラハラしつつ(期待しつつ?)読んでいたのですが。…

4

Chara Collection 2015 グッズ

『輪廻の花』のみレビュー

結構前に電子で購入してて、既読作品の番外編を楽しく読んでました。
先日、六青みつみ先生の『輪廻の花』を読んだところ今作に番外編が載ってた事を知り、電子本棚から引っ張り出してきたという。
高かったけど、買ってた以前の私ありがとう!(笑)
凄く沢山の作品がありますが、再読キッカケの『輪廻の花』番外編のレビューで失礼します。
ネタバレご注意を…。

『輪廻の花』番外編『両想い』
本編終了後…

1

累る-kasaneru- 小説

凪良ゆう  笠井あゆみ 

刻み込まれた愛情

hontoさんで購入。
なかなかに激しい表紙で前から気にはなっていたものの、ダークそうで
手がのびず・・・。カラー口絵は更に凄かった。中の挿絵もありました。

お話は 秘密Ⅰ、累るⅠ、累るⅡ、秘密Ⅱ、Harmonyというタイトルが
ついていて、攻め受けが小学生時代に出会ったところから話が始まり
兄視点、弟視点、現代、過去と変わります。混乱はなかったです。
内容はハード&ダークな部分あ…

0

365+1 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

もどかしい

うんうん。
良かった!
すれ違いなシーンは思わず泣いてしまったわけですが、
お互いにな部分が、すごく好き。
女々しいばかりの受じゃないんやで!
そんな後半がすごく良い。
皮肉屋の美山も最終可愛く見えるというな。
何だかんだ可愛いやつだと思うわけだ(ノ´∀`*)
スピンオフ読んでから思い起こすとこれまたいとおかし。

出会いから、二人が付き合い始めるまでの焦らし。
付き合い始め…

2

愛しのいばら姫 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

よかった!!

美山メインのスピンオフ。
面白かった。悶えた。
読み終わってよかったねと心から思った。

前回「365+1」で可愛くない言動が多かった美山。
ふたを開けてみればなんて愛しい。
育った環境、現実。
そう生きざるを得なかった。
そんな中出会ったのが久保田。
この久保田のキャラがすごく好き。
正直、前作ではそんなに冴えた男前のイメージじゃなかったのだが
今作の久保田がいい男過ぎた。…

3

まばたきを三回 小説

凪良ゆう  円陣闇丸 

期待し過ぎた

ちょっとご都合主義な気がしました
超常現象とか、幽霊ものとかって
科学のように縛りがなく自由に設定を決められる分
安っぽくなりやすいというか フィクション臭が消しづらいと思います
今作は『そういう設定なんだー』と思ってしまって
いまいちのめり込めませんでした
二人がけっこう序盤から恋人同士だったからなのもあるかも
感情移入する前にくっ付いてるので
死も別れもその後の日々の辛さも他人…

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