凪良ゆうさんのレビュー一覧

闇を呼ぶ声 -周と西門- 小説

凪良ゆう  梨とりこ 

心に穴が空いた2人

霊を引きはがすのが『呼児』、それを彼岸に戻すのが『戻児』で2人は対となるもの。
呼児の周は戻児だった薫を、戻児の西門は呼児だった六巳を失った2人の物語。
…なんですが、ラブ要素が殆どありません。
というのも、こちら続き物なんです。
知らずに購入し、ショックだったという。

とはいえ、内容は凄く面白かったです。
怪奇現象のシーンはドキドキしました。

周が西門に惹かれ、でも西門は六…

1

天水桃綺譚 小説

凪良ゆう  藤たまき 

優しく甘やかな、夢のような物語

なんとも心癒やされるファンタジー。
優しい世界観の中、切なさもありながら、
でも最後は幸せな気持ちで本を閉じる……
何度でも繰り返し浸りたい、甘やかな夢のような物語でした。

衒いがない王道の物語でありながら、
特に後半は凪良さんのテイストもちゃんとある、そんな一冊。


時は昭和、舞台は桃の畑が広がるとある地方。
過去に傷付きを持つ、桃農家の青年・亨と、
そこに落っこちてき…

8

憎らしい彼 美しい彼 2 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

平良のキモウザがパワーアップ

 前作と比べると、二人ともちゃんと大学生になった分だけ成長してました。
 平良の場合、「成長」というよりは、「パワーアップ」という気がしないでもないですが。
 ネガティブなストーカー男子をこれほど俺様に書けるのは、さすが凪良先生だと思います。先生も仰られているように、平良に対して「気持ち悪い」は、イコール一途という点で、もはや褒め言葉のような気がします。
 一方の清居は、今作では、役者を目指…

5

闇を呼ぶ声 -周と西門- 小説

凪良ゆう  梨とりこ 

周と西門の救済の物語

 私はBL小説は凪良先生から入ったので、先生の作品はほぼ全部読んでいて、一番大好きなBL作家さんでもあるのですが……、今回は萌えきれずに、評価は星2つとさせて頂きました。
 ストーリーとしては、読みやすいしすごく面白いと思います。普通の人には見えない奇怪現象を扱ったものですが、怖さもそれほど感じませんでした。
 評価が低い理由は、シリーズ物で最初の1巻目にラブシーンがなくてもそれはそれでいいの…

2

憎らしい彼 美しい彼 2 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

成長してる!

これから先、清居といるためだろうけど、少しずつ平良が自分の殻から出てきてる感じ? それは清居のほうもそうなんだけど、平良の方がいちじるしく成長してる! 今回はストーカー話。 平良が清居に?それはいつものことなので置いといて、清居と同じ事務所の女優さんにファンの男が。 そのせいで平良がケガするんだけど、勘違いしてボロボロに泣きじゃくる清居が可愛いすぎる! でもそのおかげで一皮むけていい俳優さんになっ…

7

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

じれったい

在学中もいいのですが、卒業後の再会からが良かったです。 平良と清居の再会ですが相変らずです。 ですが平良の横には…。 ああ、この2人のすれ違いがもどかしくて、いじましい。 片やデンパに片や意地っ張り。 お互い好き同士なのにもう何してんの! 小山君には悪いけど、彼がいたからこそ、この2人がくっついたよね? 小山に対しての嫉妬が可愛かったよ清居。 泣きながら素直に告白するところもよかったよ清居。 でも…

7

薔薇色じゃない 小説

凪良ゆう  奈良千春 

流石、凪良さん!

あらすじも読まず、作家買いしました。
もう一冊まとめて買った凪良作品が個人的にちょっとだったので、しおしおしながら読みましたが、「これだ!」と叫びたくなるほどの凪良節!こういうのが読みたかったのですよ。
全体的にしんどい話ではありました。
「恋愛前夜」よりもつらくないのは、二人が大人だからかもしれません。(「恋愛前夜」は本当、途中かなりしんどかった!!)
だからこそ、もう戻れないかもしれな…

4

闇を呼ぶ声 -周と西門- 小説

凪良ゆう  梨とりこ 

ホラー部分だけならば「神」なんですが。

個人的に絶対外さない作家さんの一人が凪良さんですが、加えてホラー(大好き!!)のバディもの!
小冊子も目当てで、ウハウハ買いました。
話はたまらなかったです!
展開的には、「残穢」っぽい面白さでした。話が似ているという意味ではなくて、分類的に。
なのであまり怖くない(…………私は全然怖くなかったです。人によりますね)謎的系のホラーなので、一気に読んでいまいました。
そういう展開がほぼな…

2

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

読んでると声出して笑っちゃうようなコントBL!!!

「ショートケーキの苺にはさらわないで」を読んでから凪良先生のファンになり、こちらの作品も読んでみることに。

読み終えた直後の感想は、「うわ~なんか外れ引いちゃったかも...」だったんですよw
けど、続編の「憎らしい彼」も一緒に買ってしまっていたので、仕方なくというか、そっちも読んでみると...不思議と、評価が上がりましたwww

なんだろう...この作品は、BLのエロを楽しむとか、すれ…

11

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

映画化して欲しいくらい壮大なストーリー。

凪良ゆう先生の「ショートケーキの苺にはさわらないで」を読んで号泣し、大ファンになってしまったので、本作も購入しました。

期待通り、神でした( ;∀;)

凪良先生は、伏線の忍ばせ方が上手いというか、何度も読み返したくなる工夫が施されていて、作品が手放せなくなる所が魅力の一つだと思います。

あらすじの通り、闇を抱える青年×売れない小説家のお話ですが、わき役達もすごく魅力的で、最後まで…

7
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