凪良ゆうさんのレビュー一覧

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

タイトルの意味

本編を読むと、タイトルの意味にぐっときます。

アンドロイドのお話で、生き物でないのはなー躊躇していましたが、読んだらそんなこと吹っ飛びました。凪良先生好きさんで、アンドロイドに躊躇してまだ読んでない方がいらっしゃいましたら是非読んでください。

たくさんのレビューがあるので、あらすじ等は割愛します。
非常に可愛らしく、そして切ないお話です。アンドロイドですが心があります。傷つきますし、…

2

未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

年の差のある恋人

年下×年上に釣られて読み始めましたが、恋愛小説としてとても良かったです。

受けの阿南先生は大人ということもあって、いつも態度に余裕があるうえに上手く本心を隠しているので、瀬名視点で読み進めると阿南先生の振る舞いにずっと翻弄されている感じがしました。

たとえ相手にされなくとも高校生の瀬名は、年上の阿南に対して臆することなく初めから押せ押せな感じで迫っていきますが、でも後から失敗したかもし…

2

全ての恋は病から 小説

凪良ゆう  車折まゆ 

ちょいちょい吹き出しながら読んだ

三つ子の弟達を面倒見まくる内に培われたお兄ちゃん気質の夏市が、先輩椎名のあまりの私生活の無能っぷりに放っておけず、ついつい汚部屋掃除をする事に…

「いつでもモフモフさせてくれる男が欲しい」と願う24時間365日人肌(男限定)に触れていたい病の夏市(攻め)
「タダで掃除してくれるお手伝いさんが欲しい」と願うゴミ屋敷王子様・椎名(受け)
というお互いの素がバレて、欲望と願望がうまいこと一致し…

1

闇を呼ぶ声 -周と西門- 小説

凪良ゆう  梨とりこ 

明るい、賑やかな場所で読んでください

私、夜寝る前に真っ暗な部屋で(電子書籍なので)1人で読んでいたのですが、背筋がゾゾゾ…としたり気配が気になったり(めちゃくちゃ気のせい)するので、明るい場所で読むことをお勧めします笑

ホラーが苦手でなんとなく避けてた作品。でも気になって、続編と一緒に購入しました。怪奇ミステリーだけではない、成長や物語が楽しめる作品です。そして、ほんのりと恋愛も。

周と西門。2人とも、除霊にまつわる一族…

2

愛しのニコール 小説

凪良ゆう  yoco 

ニコールはもっと幸せになって欲しかった。

凪良さんの話ではスタンダードな想いつづけたらかなう恋。
初恋がかなう。それがハッピーエンド的な話。

想いの強さでどうにかなるもんでもなし、ニコールはもっと別に良い男がいたんじゃないか。
榮がニコールが自分を好きなんじゃないかって気づいてから「好き」と意識するのがどうも納得いかない。

長年そばにいてもそういう好きになれないっていう方がリアルな気がする。
それにこんな風にエンドへの気…

7

きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

フラストレーション溜まりっぱなし

どこまでも甘ったれな諏訪を一発殴らせろ、と思った前半の高校生編。

諏訪の事情はわかりますが、わかった上で甘ったれだと思います。

前半部分は耐えました。
後半、再会してからの高良と真山の再会愛を読みたいがために耐えました。

しかし、いざ後半が始まると。
案外あっさりエッチしちゃって拍子抜け。
あれだけ複雑な関係だったのに、再会してからエッチまで、付き合い出すまでが、あっという…

6

きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

高評価の皆さんごめんなさい。

旧版を読んで絶対に再読しないと思っていたのに、SSが気になって読んでしまった。
やっぱり合わないのは読んじゃダメだわ。

再読したことで更に真山が嫌いになった。
高良が本当に惨めでかわいそうで同情。

真山は大人になってから再会しても諏訪を優先してるし、特別なんだろうと思う。
真山が高良を好きだとはどこからも読み取れない。
諏訪が特別で忘れられなくて、そこまで高良を好きになれないの…

11

きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

忘れられない恋

今回は母子家庭でバイト三昧な先輩と
成績優秀で真面目な後輩のお話です。

攻様視点で高校時代の
受様との出会いから別れまで、
受様視点で社会人になり
攻様の再会から恋人になるまでに
再録と書き下ろしの後日談を収録。

攻様の家は祖父の代から眼科医院で
父が後を継ぎ、攻様も後を継ぐべく
真面目に勉学に励んでいます。

母親の従姉妹夫婦の離婚話に絡み
同い年のはとこがよく家…

4

初恋姫 小説

凪良ゆう  街子マドカ 

面白い→可愛い→切ない→男前と成長するお姫さま

お姫さま育ちの受けが攻めのところで住み込みで働くことになるものの、何もしたことがないので怒らせてばかりで……という王道っちゃ王道なストーリー。
この手の話は、お姫さまたる受けにイライラしてしまうのはもはややむを得ないものというべきですが。
ところがなんと!
このお話の受けは、もう本当に何もできないし常識もないし偉そうだしで酷いのですが、しかし本当に悪気がないのでイライラしなかったのです!

4

累る-kasaneru- 小説

凪良ゆう  笠井あゆみ 

Jホラー風味、因習と時を超える禁忌愛

怖い偶然の一致…
というのも、昨日山岸凉子先生の「鬼」というコミックスを偶然読んでて、その、日本の土俗的な、伝承されている隠すべき禁忌のストーリーが余りにもシンクロしてて、心底震えあがった…!
そう、この作品は「和風ホラー」的要素が色濃いのです。
物語の序盤は、異母弟との共依存愛がこじれる話なのかな、と思いつつ読んでいたのですが、七緒が奇妙な夢に苦しみ始める展開になってから俄然面白くなった‼…

3
PAGE TOP