凪良ゆうさんのレビュー一覧

散る散る、満ちる 小説

凪良ゆう  海老原由里 

初見で泣いて、再読でまた泣いてしまった。

みんな気持ちが誰かに向いている、けれどちっとも叶っていない人たちばっかり。
片思いの王道ストーリーですが、その王道さ切なくてじれったくて良かった。
矢印が一方通行すぎて、いつ向き合うんだろう?そんなことばかり考えながら読んでました。

如月の家でのエピソードはどの部分も甘く、穏やかでせつなくて。
自宅は唯一安らぐ場所でありながら寂しさが一番増す所でもあるように思えた。
寂しさを紛らわせ…

1

未完成 小説

凪良ゆう  楠本弘樹 

す ご い !

なかなかいい話でした。自分の中での「BLらしい」の基準に当たるようなそんな感じでした。
話的にはシリアスで暗いんだろうけど、それと同じくらい瀬名が明るくて無邪気で先生に一途で・・・
確かに女の子の扱いが酷くて純粋な可愛らしいワンコとは言えませんが、
軽く付き合っている女の子がいることによって、先生が好きなんだという本当の気持ちがわかったのかなと思います。

それにしても先生の美人でクール…

2

初恋姫 小説

凪良ゆう  街子マドカ 

これも粘り勝ち

浮世離れしたお姫様が、その浮世離れした純粋さとひたむきさとで、初恋を実らすお話。

いろいろと下々の事情に疎いお姫様が、無知故にとんちきだったり、すっとこどっこいな失敗をするのですが、お育ちの良さもここまで突き抜けると、上に立つ物の心構えなんかがたたき込まれているので、むしろ総てにおいて謙虚で前向きです。

凪良さんの作品って、登場キャラの心映えがいいところが好きです。

2

散る散る、満ちる 小説

凪良ゆう  海老原由里 

泣きそこねた;;

片想いの相手には、他に好きな人がいて・・・
自分の幸せよりも相手の幸せを願い、協力者になってしまう受。
受の生い立ちや孤独感から、臆病でいい人になってしまうのは、無理もないかな~って、共感はできる。
でも、ちょっと女々しすぎて、何かモヤモヤvv
たくさんのオモチャ達に囲まれて過ごすのも、孤独感が募って涙を誘うけど、いい大人の男がそれはちょっとどうよ?と、どっか冷静な自分がいて。
まぁ、そ…

4

恋愛犯 Love holic 小説

凪良ゆう  サクラサクヤ 

多分、最初の出会いから、お互い恋に落ちているのよ。

これは電波って言うより、ちゃんと診断名がつく系の子の、一途な愛の物語。

親の無知と無理解から、する必要のない苦労を背負い込まされちゃった日永。
でも、日永は瀬田のことが、ただひたすらに好きなだけなので、苦労しているとか、つらいとかは思っていない。
自分がそばにいないことが、瀬田の平和と幸せになるのならと、たった一人で閉じた世界に生きている。

そんなところに、過去のしがらみが全くない…

5

花嫁は今夜もブルー 小説

凪良ゆう  唯月一 

すべてのキャラが生き生きしてました!

本当に、凪良さんにはうっかり騙されます。いつも。
ありえない設定、ありえないキャラ、ありえない展開。
どう考えたって「作り物」としか思えないのに、読んでるうちにいつの間にか「うん、こういうこともあるかも」とか思わされてるんですよね~。

しょっぱなから無茶ですもの!
前作で出来上がった攻めと受けですが、これを「結婚」と言ってしまうところがまずぶっ飛んでる!
「気持ち的に結婚」じゃなくて…

2

花嫁はマリッジブルー 小説

凪良ゆう  唯月一 

「嫁」に惑わされちゃいけない

何気にストライクゾーンの狭い私がこれまで避けてきた「嫁」やら「姫」やら。
けど凪良さんは大好きなんです!早く次のお話が読みたいんです!けど最近出たばかりなんでまだ出ないんです!
けども凪良さんが読みたくて、恐る恐る手に取った『初恋姫』が土下座する勢いで面白かったので、勢いで「嫁」にも手を出してみました。

ホント、「嫁」って言葉ひとつに惑わされて今まで読んでなかった自分を呪いたいです。

3

Chocolanovels Special After Story グッズ

凪良ゆうさん、佐田三季さん目当て

……↑なので、他の作品はノンタッチレビューです。
小説ショコラの9月号に特別付録として付いてくる、その後のSSが収録された小冊子。応募しなくていいなんて嬉しいな。
9月号はまさに今現在発売中なので、収録作品のファンの方は要ちぇっくですよー!

『よくある風景』(凪良ゆうさん「散る散る、満ちる」その後)
馴染みのお店で一緒にご飯を食べながら、何気ない会話をする同棲三ヶ月経った里見と如月。

7

散る散る、満ちる 小説

凪良ゆう  海老原由里 

失えないからこそ

今回は飾らない性格で社内外で評判の良い部下と
彼に密かに片思い中の営業主任のお話です。

攻様の二つの恋と
受様の恋が絡まり合ってまとまるまでと
受様の幼馴染視点での回想&後日談を収録。

受様は
設計施工会社の営業主任を務めています。

ルックスも良く
落ち着いて大人な男に見えますが、
本当はは寂しがり屋で内に籠るタイプで

小学生で母を大学生で父を亡くして以…

2

落花流水 小説

凪良ゆう  石原理 

もの凄く好きな部分ともの凄く嫌いな部分がある

凪良ゆうさんの作品で神以外の評価をつけたのはコレがはじめてです。
リアルな雰囲気なのにいまいちリアリティがないんですよね。

一番好かんのが、受けの婚約者姉妹。妹もだけど、姿を見せない姉のほうにもイライラしました。何かを背負うとしたらオマエらが背負うべきだろー!と思いました。冷たいようだけど、妹の自業自得の借金。「この姉妹がソープでもなんでも行けよ。OLや学生をしながらたくましく明るく働いてる女性…

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