凪良ゆうさんのレビュー一覧

散る散る、満ちる 小説

凪良ゆう  海老原由里 

神に近いです

さすが凪良ゆうさん。
ごく普通の王道作品なんだけど、文句なく面白かったです。
ほんと上手い。
どんな作風の作品を書かれても、ちゃんと自分のものにしてる。王道なのに個性もあって、隅から隅までうまい。

最初のエッチ、萌えたー。
お互いラブラブのエッチより、やっぱ私はこういうエッチのほうが好きみたいです。
身体からはじまる恋って確かによくあるんだけど、それで一足飛びに攻めが受けにハマらなかったのが逆に…

5

花嫁は今夜もブルー 小説

凪良ゆう  唯月一 

最強の痴話喧嘩

とにかく楽しくて可愛いラブコメ。
シリアスなネタも匙加減よく投入されてて、ただ笑えて萌えるだけじゃない、ばっちりストーリー性のある作品に仕上がってました。
さすが凪良ゆうさん。
バカップルの痴話喧嘩がこんなに面白いとは思わなかったです。
本来、痴話喧嘩で構成されてる続編って好きじゃない私なのですが、まったく関係なかったな。
攻めのアホな嫉妬がウザ可愛くて、ニヤニヤしながら読みました。

前作でめで…

5

花嫁はマリッジブルー 小説

凪良ゆう  唯月一 

過去最高の身代わり花嫁モノです

みなさん書いてますが、身代わり花嫁モノと侮るなかれ。
苦手な方にこそオススメです。間違いなく苦手意識がふっとぶと思う。
私も以前は身代わり花嫁モノは苦手だったんですが(実際テンプレ通りのつまんない作品が多いです)、何作品か面白い身代わり花嫁モノに遭遇したおかげで、苦手意識はなくなりました。その中でもこの作品は過去最高に面白かった。
さすが凪良ゆうさん。

何がいいって、「過程」がいい。
エキセント…

2

散る散る、満ちる 小説

凪良ゆう  海老原由里 

初見で泣いて、再読でまた泣いてしまった。

みんな気持ちが誰かに向いている、けれどちっとも叶っていない人たちばっかり。
片思いの王道ストーリーですが、その王道さ切なくてじれったくて良かった。
矢印が一方通行すぎて、いつ向き合うんだろう?そんなことばかり考えながら読んでました。

如月の家でのエピソードはどの部分も甘く、穏やかでせつなくて。
自宅は唯一安らぐ場所でありながら寂しさが一番増す所でもあるように思えた。
寂しさを紛らわせ…

1

未完成 小説

凪良ゆう  楠本弘樹 

す ご い !

なかなかいい話でした。自分の中での「BLらしい」の基準に当たるようなそんな感じでした。
話的にはシリアスで暗いんだろうけど、それと同じくらい瀬名が明るくて無邪気で先生に一途で・・・
確かに女の子の扱いが酷くて純粋な可愛らしいワンコとは言えませんが、
軽く付き合っている女の子がいることによって、先生が好きなんだという本当の気持ちがわかったのかなと思います。

それにしても先生の美人でクール…

2

初恋姫 小説

凪良ゆう  街子マドカ 

これも粘り勝ち

浮世離れしたお姫様が、その浮世離れした純粋さとひたむきさとで、初恋を実らすお話。

いろいろと下々の事情に疎いお姫様が、無知故にとんちきだったり、すっとこどっこいな失敗をするのですが、お育ちの良さもここまで突き抜けると、上に立つ物の心構えなんかがたたき込まれているので、むしろ総てにおいて謙虚で前向きです。

凪良さんの作品って、登場キャラの心映えがいいところが好きです。

2

散る散る、満ちる 小説

凪良ゆう  海老原由里 

泣きそこねた;;

片想いの相手には、他に好きな人がいて・・・
自分の幸せよりも相手の幸せを願い、協力者になってしまう受。
受の生い立ちや孤独感から、臆病でいい人になってしまうのは、無理もないかな~って、共感はできる。
でも、ちょっと女々しすぎて、何かモヤモヤvv
たくさんのオモチャ達に囲まれて過ごすのも、孤独感が募って涙を誘うけど、いい大人の男がそれはちょっとどうよ?と、どっか冷静な自分がいて。
まぁ、そ…

4

恋愛犯 Love holic 小説

凪良ゆう  サクラサクヤ 

多分、最初の出会いから、お互い恋に落ちているのよ。

これは電波って言うより、ちゃんと診断名がつく系の子の、一途な愛の物語。

親の無知と無理解から、する必要のない苦労を背負い込まされちゃった日永。
でも、日永は瀬田のことが、ただひたすらに好きなだけなので、苦労しているとか、つらいとかは思っていない。
自分がそばにいないことが、瀬田の平和と幸せになるのならと、たった一人で閉じた世界に生きている。

そんなところに、過去のしがらみが全くない…

5

花嫁は今夜もブルー 小説

凪良ゆう  唯月一 

すべてのキャラが生き生きしてました!

本当に、凪良さんにはうっかり騙されます。いつも。
ありえない設定、ありえないキャラ、ありえない展開。
どう考えたって「作り物」としか思えないのに、読んでるうちにいつの間にか「うん、こういうこともあるかも」とか思わされてるんですよね~。

しょっぱなから無茶ですもの!
前作で出来上がった攻めと受けですが、これを「結婚」と言ってしまうところがまずぶっ飛んでる!
「気持ち的に結婚」じゃなくて…

2

花嫁はマリッジブルー 小説

凪良ゆう  唯月一 

「嫁」に惑わされちゃいけない

何気にストライクゾーンの狭い私がこれまで避けてきた「嫁」やら「姫」やら。
けど凪良さんは大好きなんです!早く次のお話が読みたいんです!けど最近出たばかりなんでまだ出ないんです!
けども凪良さんが読みたくて、恐る恐る手に取った『初恋姫』が土下座する勢いで面白かったので、勢いで「嫁」にも手を出してみました。

ホント、「嫁」って言葉ひとつに惑わされて今まで読んでなかった自分を呪いたいです。

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