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凪良ゆう 穂波ゆきね
茶鬼
ネタバレ
”幼馴染の恋愛モノ” ごくごく定番のテーマに、作者さんが後書きで「普通」と書かれているようにたわいもない日常が展開されるのだけど、 その中に含まれている、登場人物の抱える背景と境遇、別れと再会、それぞれの気持ちの変遷が、実に子供から大人への階段を上って行く様を表わしているようで、 それが丁寧に綴られていることが、登場人物達との一体感を感じさせます。 惹きこまれる時点で、すでに普通じゃないと…
弥七
前半の子供時代のお話が好きです。痛くてつらいし、子供がゆえのどうにもできない無力さとか、悲しくはあるんだけど好きだなぁ。 私的には「積木の恋」より好きかも。個人的な好きポイントがたくさん入ってる作品でした。「青春」「親子関係」「クリエイター」「上京」などなど。 思わず自分があてもなく上京した10年前を思い出しましたよ。 「神」にしなかったのは、電車の中で読んで何度も中断して、集中…
凪良ゆう 朝南かつみ
nana
蓮はあんまり自分の感情を出さないし、加賀谷もすごく穏やか。 そんな2人なので話が淡々と進んでくなーって印象でした。話としてはおもしろいし嫌いじゃないんですが、この2人の性格のせいでしょうか?あまり入り込めなかった… あと加賀谷のお見合い相手の女性がレズっていう設定は話がうまくできすぎてて違和感があります。別にレズじゃなくてもよかったんじゃないかなぁ(●´`●) でも話としては前科のある蓮が…
marun
メインの恋愛前夜の前に序章のような形で「隣の猫背」から 始まる物語はかなり切なくて痛いです。 恋愛としてではなくて子供ゆえに大人からの理不尽な暴力や 環境に耐えなくてならない二人が痛ましかった。 攻め様が寡黙だから余計心に刺さりましたね。 そしてそんな攻め様を子供心に大人の理不尽な扱いから 必死で守ろうとする受け様。 幼い子供同士が寄り添いながら成長する姿が印象的です。 そして、そ…
なぎっぺ
話題の作品、ということで手にしました。 本編とその後のお話2作の3作からなるこの作品、本編を読んだあと、ものすごく読みやすく、分かりやすい心理とお話の流れに、純愛があいまって・・・すごくよくできたお話だな、と思い、がっくりしました。 やさぐれた大人にはできすぎたお話で、ダークな過去とかやってきたことにもそれなりの制裁をたたきつけられる、などいろいろあるのですが、美しくまとまりすぎて、痛感が痛感…
凪良ゆう サクラサクヤ
クレタコ
過去にストーカーをした事がある攻っていうんで、どれだけ病み攻なのかー!と思ってたんですがストーカー行為自体は結構可愛いというかそんな迷惑をかけたりはしてなかった気がする。 まあでも本人にその自覚が無い部分はやっぱストーカー気質なんだろうけど。 しかし病んでないかというときっちり病んでる訳で。 日永〔攻〕は、かつてストーカー扱いされる程に好きだった相手、勢田〔受〕の姿を見つけ声をかけたとこ…
せっこ
あまりにも美しい表紙に思わず、ジャケット買いしてしましました。 最近、気が付くといつも朝南さんの表紙でジャケ買いしている… 普段はジャケ買いはあまりしないのですが。 白馬が東山魁夷みたいだなあとうっとりしていましたら。 中味を読んでお楽しみください。 とても好感のもてるお話だなあとおもいました。 あまりにも主人公に都合の良いお話だと、読後にすこし気持ちが萎えることもあるのですが、こ…
凪良ゆう 石原理
もこ
知人様の評価がすごくよかったので、ついつい読みたくて買ってしまった一冊です。以前読んだ、凪良さんの作品がよかったとうのもありますね。 なのですが、ん~・・・萌えきれなかったというのが現実。 正直、10年待ち続けている九条さんのその後の方が気になってしまったというのが現状になってしまいました-(;-ω-`A) フゥ… 見た目的にもなんにしても萌えようがないと最初は思ってた 思ってたんだけど、…
読み終わって、ラブラブハッピーエンドってイメージじゃないけど 今後もきっと二人で積み木を積み上げて行くんだろうなぁ~って 良い感じの余韻が残るお話だったと思います。 不幸な境遇から詐欺師になった受け様と凡庸な攻め様。 考えも、環境も何もかもが正反対みたいな二人の恋愛は 少しずつ進んで行きますがモヤモヤする事も無く読んでるとのめり込みます。 前半ではお互いが相手に対して秘密がある…
ハイ爺
男相手の恋愛詐欺師の蓮(受け)とお坊ちゃま育ちの加賀谷(攻め、年上)。 よみはじめてすぐ、「ああ、こりゃーよくある展開にしかならないだろう、どう読ませるかだな」と作者のお手並み拝見な気分になってしまいました。 あらすじはぶきます、ほかの方が上手に書いてらっしゃるし。 読んでいって、「フツウ」な感じがして。ええ~、凪良先生だろう(期待したのに)…、と思って、途中であとがきを読むと、雑誌掲載…