凪良ゆうさんのレビュー一覧

恋愛前夜 小説

凪良ゆう  穂波ゆきね 

シャレにならんぐらい切なかった

前半、切なかった。
でも後半の切なさは、痛くて痛くて半端なくてシャレにならんかった…

前半は幼馴染みものの王道というか、予定調和の中の切なさなんだよね。
攻めがずっと主人公の受けに片想いしてて、受けはそれを気づかないでいる。
ふとしたきっかけで、受けは攻めの強い恋情を知るんだけど、唐突すぎたそれを簡単には受け入れられない。
別離の日が迫り、気持ちが通い合うことはないまま、攻めの切羽詰まった求めに…

15

散る散る、満ちる(文庫) 小説

凪良ゆう  海老原由里 

経験が人を強くする、嘘だよね。

凪良先生にまた胸の中を掻き回されました。
主人公の如月の言動が、とても寂しくて切なくて優しくて、そして、他人にとって美味しいくて、文中の殆どが、主人公・如月の対外的な諦めと自問に費やされていました。
こういうの読むの辛くなるんだけど、如月が入り込んできて、もうダメ、読んでしまう!

愛しい人達を亡くしていく辛くて痛いくだりの、幼い・若い如月の1つ1つが琴線をふるわせ続けます。
幼い子が静…

9

積木の恋 小説

凪良ゆう  朝南かつみ 

一字一句

評価の高さからも、ずっと、読もうと思っていたのですが、
きっと泣けるだろうな・・・
沁みるだろうな・・・と思い
読むタイミングを図り、待ってしまいました。

読んでみて、
ゆっくり沁みてくる世界観に感じるせいか、
一字一句を読みながら、漂うような気持ちで読めました。

男専門の恋愛詐欺師である蓮とそのカモとなった
総合病院の長男加賀屋の物語。

騙しているのに、常に誠実な加…

8

叶わない、恋をしている 小説

凪良ゆう  水名瀬雅良 

叶わない恋、叶う恋

悪いとは言わない。
途中読んでいく過程の切なさ、攻の優しい部分。
恋の駆け引き。読んでいていいなと思えるシーンは多々ありました。
自分に似ているという死んだ恋人の影を求める攻。
取引と分かっていても、攻に惹かれ、渡される紙幣に胸を炒める受。
二人の気持ちは重なることはないのか・・・・
そんなストーリーの中の最後結末。
個人的にですな。「おれは好きにならないぞ」と言った攻の言葉に傷つき…

2

空中遊泳 真夜中クロニクル初回特典ペーパー書き下ろし グッズ

w

本編を終えて~なひとコマでしたね。
これといって何か突飛なことがあるわけでなく
8年も一緒にいる二人なので、初々しい感じでもなく。
けれど枯れた熟年カップルのそれでもなく。
二人の関係をよく表しているというか、ふわんとした
二人の柔らかい雰囲気が伝わるひとコマでした(*´∀`*)
それこそ、タイトルにあるとおり、そらをふわふわ浮いているような
くるくる空を旋回する鳥になったような。そ…

0

真夜中クロニクル 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

クロニクル

「泣ける」の前評判だったので、どんだけ胸をえぐられるのか・・と
いちど深呼吸してからの読み始めだったんですが
なんだよ、甘すぎるほどに甘い話じゃないか(*・∀・*)ウヘヘ

ようやく読みましたよ!な今回

生まれつきの病気、トラウマ。
そこは基本にあるものの、重くなりすぎないお話が良かったですね。
重く苦しい話だとばかり思っていたので余計に。
なによりも、出会ったときに攻が小学生…

4

恋愛前夜 小説

凪良ゆう  穂波ゆきね 

凪良さんの文章は読み手を魅きつける!

最近BL小説でピンとくる作品がなくて萌に飢えていたのですが、、、さすが凪良さん!!というべきでしょうか、すごくすごく満足できる1冊になりました。

幼馴染ものです。父子家庭のトキオと母子家庭のナツメ。どこか飄々としてて掴みどころのない空気のような存在のトキオに出会ったしょっぱなから突っかかる強気なナツメ。性格正反対の小学生の2人ですが同じ時空間を共有するうちに一緒にいることが互いに心地よくかけ…

5

真夜中クロニクル 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

泣ける~

小説は、コミックほどたくさん読んでいないのですが
とっても楽しめた作品です^^

全部全部盛り込まれていました。
クスッと笑えるところ、泣けるところ、
イジメの話に悲しくなってしまうところ、
気持ちのすれ違いにイライラ・・・というかハラハラするところ、などなど。

とにかく引き込まれるので、時間もかかることなく
一気に読むことができます。
というか、一気に読んでしまいたくなるん…

2

恋愛犯 Love holic 小説

凪良ゆう  サクラサクヤ 

LOVE HOLIC

副題のLOVE HOLICがまさに物語を表してますね。
本サイトの評価が高いのと、凪良さんの作品が好きということもあり、
手にとりました。

主人公(攻)は、昔ストーカした相手(受)に再会し、
その際、受は事故により、記憶をなくしてしまう。

攻は、身元引受人となり受と一緒に住むようになります。
その際、受の身元証明書に関するものは、攻がかくしてしまっているので、
受は行く先はな…

2

真夜中クロニクル 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

当然、神でした。

凪良さんの本は、好きで読んでいたのですが、
本作品は、悲しい思いをしてしまうんじゃないか?と
思いこみ、なんとなく敬遠していました。
読まないけど、すごい良い作品であろうことは、
気づいていましたが、なかなか勇気が出なかったんですよね。

そんな中、やっと読みました。
まあ、読む前から「神」と思ってましたが、
案の定「神」でした(笑)

全体的に、夜が舞台だからか、イメージする…

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