凪良ゆうさんのレビュー一覧

きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

じわじわ、ゆっくりの恋

最初、真山先輩のイメージが湧かなくて、宝井先生のイラストに大いに助けられました。
けどなんというか、話し言葉の感じとギャップが(笑)
でもきれいなお顔(←)キャラだしいいのか。

ともあれ本編。
お育ちが良すぎて友達いなさそうな・・・という印象も受ける高良。
でも性格良すぎるわけでもなく、「できすぎ」感も読後はほとんどなくなった。

じわじわと熱がこもるような、それでいて高校生なら…

2

きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

多分、男の趣味が

男の趣味が合わないっていうか、

男の趣味が悪すぎるだろう、これ。

このカバー絵で、この設定で、
オマケに作者が凪良先生。
それなりに、期待して買うよね。
でも、
なんかね、
モヤッとしちゃうの。

今回の主な原因は、直巳。
まあ、ぶっちゃけ、この手のキャラが嫌いって事もあるけど、
こんなダメ男に引っかかって、何かに酔いしれている真山もダメだし、
そんな真山を一途に思…

11

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

ちょっとパンチに欠ける

凪良先生大好きです。
この作品も例に洩れず繊細で丁寧なお話。
なかなかBL小説で良作が見つけられない私ですが
凪良先生は安心して買っちゃうというか…。

このお話もレビューが良かったので、
点数だけ見て安心して買いました。

でも見終わった後、『え?もう終わり?物足りない!』って
思ってしまったんですよね。
舞台のパン屋さん設定とか、生かし切れてるようで
そうでもないと思って…

3

まばたきを三回 小説

凪良ゆう  円陣闇丸 

素敵でした。

読み終わったあとも、ふわーっとした暖かさが残るお話で素敵でした。
お話については、多くの方が素敵にレビューして下さっていますので感想のみ失礼します。

読むのがもったいなくて取っていたのですが(笑)タイトルとあらすじ、綺麗な表紙から勝手にどんぞこの様な悲しい結末を想像していたのが、良い意味で裏切られて良かったです。
お話が予想外に一転二転と変わっていくので、そのたびに「ええ!?そうなるの?…

4

きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

ちょっと切ない

ちょっと切なくて、純粋な気持ちで読める作品でした。
少し前のザ・少女漫画を読んでいるような気持ちになりました。

高良は、親友の恋人、真山に恋をしてしまう。
親友は、一途な恋人ではなく、真山を裏切るようなことをするのに、
それに耐える真山を歯がゆく感じて、「自分ならもっと大切にするのに!」
という想いを育てていきます。

この作品、舞台は高校~なのですが、
社会人になって再会して…

1

天涯行き 小説

凪良ゆう  高久尚子 

希望はきっとあると思わせてくれた作品

天涯・・・空のはて。また、非常に遠い所。
タイトルを見ただけでせつない内容が伝わってきました。
なにかを待ち続けている遠召結生の生活に入り込んだ旅人、高知英利。
互いに自分のことは語らずただ抱き合うふたり。
遠召の過去と高知の今。
肉親に奪われた遠召と肉親を奪われた高知。
すべてが互いの心の中で解決?したとき二人は本当の意味でひとつになり別れを迎えます。
遠召が預かった「愛情の形」そ…

6

恋愛前夜 小説

凪良ゆう  穂波ゆきね 

幼馴染みの絆

幼馴染みのトキオとナツメ。
トキオはナツメに恋愛感情を持ち、ナツメのトキオへの思いは友情でしかない。
交わらない思い、将来のこと、トキオはナツメと別れて東京へ出ることを決心します。
時が過ぎ、今度はナツメがトキオを追って上京します。
東京で生活するトキオには恋人がいました。
一度は身をひこうとしたナツメでしたがトキオへの思いは人に譲れるものではなく、トキオもそれは同じでした。
二人が結…

1

まばたきを三回 小説

凪良ゆう  円陣闇丸 

不思議な読後感

不思議な読後感でした。
幽霊というより生き霊?生き霊ってあまり良いイメージじゃないかもですが・・・。
一佳と令、幼馴染の恋。
二人は別々に事故にあって意識不明の状態の身体から抜け出し霊の姿で出会う。
そして、目覚めて現実の世界で再び出会う「まばたきを三回」
リハビリを経て一緒に暮らし始めた二人は霊が見えるようになっていて、訪ねてきた令の従兄弟(この人は霊でした)の最後の願いを聞き届ける「…

1

散る散る、満ちる(文庫) 小説

凪良ゆう  海老原由里 

幼馴染みっていいな

いいお話でした。
冒頭の女装シーンはおまけですか?ちょっと笑っちゃいました。
如月春水、失うことを怖れるあまり臆病な部分がじれったいですが名前の通り気持ちの優しい綺麗な人でした。
私的には如月の幼馴染、榎本の方が好みですが如月が里見を好きだというのなら仕方がありません(笑)
「秘密の箱の中~榎本の場合~」で満足することにします。
クローゼットの中の幼馴染より胸を痛ませてくれる誰かが榎本に…

2

積木の恋 小説

凪良ゆう  朝南かつみ 

根気よく愛し続けることの大切さ

詐欺師(蓮)がカモ(加賀谷)相手に本気になってしまうというありがちな話でしたが心の変化が丁寧に描かれていて良かった。
互いに不器用でコミュニケーション下手。
出所する蓮を迎えに行き、逃げようとする蓮をバスから引きずりおろした加賀谷はよくやってくれました(笑)
後日談は、クリスマスと加賀谷視点のお正月の話。
一緒に暮らしはじめても幸せになることに臆病な蓮を根気よく愛し続ける加賀谷に安心しまし…

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