凪良ゆうさんのレビュー一覧

落花流水 小説

凪良ゆう  石原理 

サイドストーリーが膨らむ膨らむ

お話としては、特に破綻なく綺麗に纏まっているんだけれども、何だろう、この中途半端感は。

既に沢山レビューがあがっているので詳しい内容は割愛しますが、この作品の主人公達は物事を進めれば進むほど、落とし穴に嵌まっていく感じです。
好きな人の為にっていう覚悟は認めますが、一也は行き当たりばったりだし、夏生は考えが甘過ぎるし、二人とも、もう突っ込みどころ満載。
そもそも、最初から弁護士か警察に相…

1

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

ふむ

思っていたよりもずっと穏やかなお話だったかなと思います。
巻末まで読んでしまったからそういう感想になってしまっているのは
わかるのですが、
良かったのか悪かったのか。
そこの解釈は置いといて、最後まで一緒にいられた
どんな形であれ未だに相手のことをただただ思い続けている
それだけで満足なのかなとほんのりセンチメンタルな気持ちです。

お話の方はと言いますと、
10年連れ添った相手…

7

全ての恋は病から 小説

凪良ゆう  車折まゆ 

お気に入り

大学生の攻めは、いつも人肌に触れていたい病を患うゲイの男の子でした。気になるサークルの後輩を、先輩で王子ともてはやされる受けに邪魔されてモヤモヤしていました。その受けが攻めの隣に引っ越してきて、部屋をゴミ屋敷に変えてしまうような究極の片付けられない病の持ち主でした。モフモフ病の攻め×片付けられない病ツンデレ受け、まさに破れ鍋に綴じ蓋でした。コメディ、切なさ、エロさを十分に満足しました。続きがあれば…

0

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

引き込まれる描写に一気読み☆

この作者さんの文章はとても読みやすくて、いつも読み始めると途中でやめられなくて、読者を吸引する魅力があって大好きです。
心の柔らかい部分を丁寧に形が壊れないように繊細に綴り、それゆえに美しい心理描写がうかがえます。
攻め受けどちらも心に闇を抱えているのですが、両方の視点が読めてすごく良かったです。
どちらも相手を強く想っていて、読者はその温度に触れるので二人がうまくいくようにと、もどかしい気…

3

花嫁はマリッジブルー 小説

凪良ゆう  唯月一 

ライトな花嫁ものだが、凪良さんの魅力はすでに光る作品

凪良さんのデビュー作とのこと。
最近の作風を考えると、こんなライトでいかにもBLという作品は
ちょっとビックリだったが、
文章は読みやすく、時々素敵な表現もあり
現在の凪良作品につながる魅力も垣間見得る。


主人公は大学生の平凡な、でも美形の拓海。
姉の美花は、8年つきあったうだつの上がらない男を振り
玉の輿にのるべくセレブお見合いパーティで
御曹司をつかまえて婚約にこぎつけ…

6

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

丁寧に丁寧に

少しの心の動きでさえ丁寧に描かれた作品だなって思いました。
ただ、仁居の過去が重くて……というか、過去が重い登場人物は他の人の作品にもいっぱい出てくると思うのですが、描かれ方が丁寧だからか仁居の気持ちに入り込んでしまって、胸が苦しくって読んでいる間中どんよりとした気持ちになりました。

BLに何を求めるか、その時の気分と求めているものが合っているか、重要だなぁと思いました。とてもいいお話だっ…

1

積木の恋 小説

凪良ゆう  朝南かつみ 

恋とは、脆く崩れやすく1つ1つ積み上げていくもの…

人への甘え方
人への心の開き方
喧嘩をした後の仲直りの仕方

こういうこって自然に自分達の身についているものだと思っていましたけど、これらは子供の頃からの経験で身につくものだということに改めて気づかされました。

親の愛も家族愛も知らずに生きてきた蓮。
まるでカタキのように男を騙し、金を騙し取り、でもお金が貯まったら手に入れたいのは家だという。
そんな蓮にカモにされたのは医師の加賀…

3

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

幸せって何だろう

評価の高い中、申し訳ないですが私には合いませんでした。
まず、アンドロイドという設定がダメなのかもしれません。苦笑
南里がドール仲間と楽しそうに話しをしていたり、裏ドールをうっぱらおうとしていたおじさんからドールを買い取ってシンとの生活を始めたり、そこまでは面白かったんですけど・・・話がどんどん壮大になっていって・・・戦争?
ドール仲間が協力してくれて南里とドールを必死に匿っているところは読…

4

恋愛前夜 小説

凪良ゆう  穂波ゆきね 

ツライ展開

凪良作品を買いだめていたのですが、今回購入した中で最後まで残してました。ちょっと切なめの話が読みたいので、このタイトルでこの表紙、あらすじによると漫画家になりたい攻めと幼馴染の受けのほのぼのっぽい。
まあ、でももう最後の一冊だからいいかと読んだのですが………
つらい!ツライ!!TSURAI!!
何かもう読みながら転がりまわりたいくらい辛かったです。
何処がほのぼのだ!少し前の私よ!(笑)…

15

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

天体観測

なんですんなりくっつかんのよ(≧◇≦)ノシ
思わず声を荒げてしまう場面多々。
それくらいじれったくもどかしく、そして切なくほろっと甘い作品でした。

ネットで知り合った二人。
星の話をする攻の文章に惹かれ、声をかけるのが怖くて
同じように星の名前からハンドルネームをとった
そして星に関する投稿をして、会話が始まり、出会い。
再会はまた悲劇的なというところからのスタート。
姉さまに…

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