凪良ゆうさんのレビュー一覧

累る-kasaneru- 小説

凪良ゆう  笠井あゆみ 

重くて可哀想で先が気になって仕方ない

読みながら先は読めてしまっていましたが、前世の2人が可哀想で可哀想で。。
更に前世で過去に苦しむ攻めも本当に可哀想でした。。
ただの兄弟物ではないと思っていましたが、ライトなBLではなく、重苦しくて不条理もあって切なくて、ガツンと頭を殴られたようなインパクトでした。
萌えと表現していいのか分からなかったので神で。
謎が解けたときに、前のページを読み返すと、この時攻めはこんな気持ちだったのね…

4

365+1 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

スタイリッシュ初恋

凪良さんの作品といえば、私的には初恋モノです!!
『365+1』は高校からの同級生で、同じ専門学校に通っているときにお付き合いが始まり、卒業後やがて離れてしまうわけですよ。
紺に関しては、さほどひどいとは思わなかったです。
東京で、理想とは違う世界に戸惑いながら綾野に愚痴ることもせず、一人で頑張ってたんだなー、と。
信頼と甘えを履き違えて、綾野を誤解させた部分はあるんでしょうけど、浮気をし…

4

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

平和って大事だよな。

あとがきで凪良さんも書かれてたように、永遠の命=永遠の幸せではないのですが、南里とシンは幸せなのだとおもいます。
アンドロイドものはあまり好みではないし、ましてセックスドールなんて凪良さんの作品でなかったら手を出さなかったと思います。
ですが、やっぱり凪良さんの表現は素晴らしいですね。
血の通わないはずのシンが、まるで産まれたての子供の様に可愛いんですよ。南里が見せてくれるもの全てに興味を示…

2

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

ロマンティックが止まらない

何度も読み返したくなる、温かくて切ないお話です。
ゲイであることを自覚し、悩む文人はネット上の“アルタイル”なる人物にだけは心の内を打ち明けることができる様になります。
あるとき、文人はアルタイルに「死にたい」とメールをしてしまいます。このことがきっかけで初めてアルタイルと文人は顔を合わせます。お互いに惹かれてしまうのですが、アルタイルこと新開には婚約者が。しかも、その婚約者の正体は…。
三…

9

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

嬉しい

何故か心暖が温まり、少しせつないと、思いつつ読み終わった今、嬉しい気持ちでいっぱいです。

5

未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

瀬名の成長記録

DKと教師ものです。
女には不自由していなかった高校生、瀬名櫂人。ある時同じ学校の教師阿南が男とキスするのを目撃し、彼が同性愛者だと知る。最初は興味本意で阿南に近づいた瀬名だったが、家へ行き相談にのってもらううち、次第に惹かれていく。
若さ故、気持ちをまっすぐぶつける瀬名に対し、大人の阿南は何度好きだと言われても受け入れない。
だが、湧き上がる気持ちを抑えることのできない瀬名は、あるとき無理…

2

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

紅茶に角砂糖が溶けるようにゆっくり甘くなる恋

大泣きするだろうなぁと思いながら読み始めましたが、ゆっくり話が進むので、こっちもゆっくり読めて、泣きたい気分にはなったけど、それがじんわりほどけていくような、甘くて優しくてほろほろした、紅茶に溶ける角砂糖のような恋のお話。
傷を抱えた人たちはみんな苦くてつらいけれどど、お互いを思う気持ちは甘くて優しくて、それを投げ込まれると、最初は受け入れられずに形を保ったままのそれが、だんだんほどけて、崩れて…

8

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

一番感じる場所は身体じゃない

BLアワードノミネートということで、
お初の作家さんですが読んでみました。
泣きました><
今まで読んだ作品の中でも、
(‥お恥ずかしながら、電子書籍だけでも200冊以上)
確実にベスト10には入ると思います。

過去の恋愛で、あまりに深く傷ついたがために、
次の恋になかなか踏み出せない受様(仁居)。
その間なんと10年!!
10年のわだかまりを溶かすようにゆっくりゆっくり

4

あいのはなし 小説

凪良ゆう  小椋ムク 

一途な思いが重なり合う

恋人という明確な関係はないけれど、ずっと一緒に暮らしていた波瑠と裕也そして裕也の子供である椢。
家族ではないけれど家族のようにいつもそばにいて、それでいて家族以上の存在。
そんな幸せな生活を裂くように、裕也が突然亡くなってしまいます。

大事な人を失った波瑠と、大事な父親を亡くした椢。
そしてその悲しみから大事な波瑠まで失ってしまうのではないかと幼いながら波瑠を守ろうと必死にふるまう椢。…

7

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

受けのきも!発言に何故だか萌えてしまう。。

文句なしに神作品です!!
実は今まで凪良先生の作品が個人的にハマらなかったので手に取るのが遅くなってしまったのですが、久しぶりのドストライクでした!!
卑屈で自分に全く自信のない攻めが、孤高の受けに強烈に惹かれていく様子が鮮やかで眩しかったです。
受けと攻めが恋愛からほど遠いところから始まって、最終的に思い合えるという展開が大好きなので、受けの攻めへのきも!発言には萌えました!!!
攻めか…

16
PAGE TOP