凪良ゆうさんのレビュー一覧

初恋の嵐 小説

凪良ゆう  木下けい子 

テンポよく、笑いながらも切なく。

地元で有名なラーメンチェーン店の跡取り息子の蜂谷と
優秀な俺様(でもどこかずれている)苦学生の入江、
そんな高校の同級生だった二人の、長くじれったい両片想い。

かけがえのない友人になっちゃったものだから、
打ち明けて相手を失ってしまうのが怖くて、恋に踏み出せない。

蜂谷が恋に気がつく高校時代、大学時代、社会人の三部作。
足掛け8年、長っ!
途中で、おっ!まとまるかっ?と思った…

11

初恋の嵐 小説

凪良ゆう  木下けい子 

入江も好きですが、オネエの良太郎がたまらない!

待ってました!凪良さんの新刊!
この前「累る」を読んだばかりですが、読み終わるとすぐ新刊が読みたくなる中毒状態です(笑)

「累る」がシリアスで陰鬱だったのですが、今度はラブコメで。
ただ共通点は嫌な意味で読者を裏切らず必ずハッピーエンドに持って行ってくれるところが凪良作品の魅力だと思います。
まだ既刊を全部読んだ訳ではないので、こつこつ集め中。

話は高校時代からの親友がまとまる両…

3

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

自覚していなかったトラウマが疼いてしまった・・・

登場人物との距離感をとるのに失敗してしまいました。
主役に共感できるかが、私にとってその本が好きか嫌いかの判断基準の一つになるのですが、今回はちょっと近すぎました。平良の思考回路がよぅ分かる(苦笑)
「なるべく心を平らかにすること。刺激に敏感にならないこと」
そう思いながら、ピラミッドの頂点付近にいる人間に対して、嫌われず目立たず弾かれないようにと周りと同じ笑みを浮かべてやり過ごしてきたクラ…

4

初恋の嵐 小説

凪良ゆう  木下けい子 

じりじり進む二人の恋に萌え

作家買いです。

凪良さんという作家さんは引き出しが多い作家さんだなあ、と感心。つい先日発行された『累る-kasaneru-』はシリアス満点の作品だったのに、今作品はラブコメ。作品をつくっているときって頭のなかってどうなってるのかなあ。なんて思いつつ読みました。

面白かった!
貧乏で、この貧乏から抜け出すためにどうすればいいのかと考えた挙句出た結論が「悪徳弁護士」になること、という入江…

15

初恋の嵐 小説

凪良ゆう  木下けい子 

ダサ眼鏡ガリ勉の俺様

ギャグ、ラブコメ。受け視点が二編で、攻め視点が一編の計三編です。
攻めは俺様、腹黒、ダサ眼鏡、男前。
受けはヘタレ、美人、健気。
(作品ではダサ眼鏡とされているけど、最近ではおしゃれな人というイメージがあります、眼鏡)
ダサい男前俺様って、新しい。素敵キャラです。
攻めは理論武装が完璧かつ毒舌な俺様だけど、気遣ってるように見せずに気遣うスマートな男前。
受けは学生時代は普通のお坊っちゃ…

7

未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

攻め視点の傑作

これは、好きすぎてレビューできなかった小説の筆頭です。

この作品の魅力はなんといっても受けの阿南先生でしょう。神経質そうな美人だけど中身は口の悪い少し大雑把な大人の男。そう、阿南は大人の男なんですよね。大人ならではの自制を知っている阿南はカッコいいことこの上ない受け様です。終始攻めの高校生・瀬名の視点で書かれているため、阿南のミステリアスな魅力が損なわれることなく堪能できます。

阿南の…

9

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

映画を観たような気持ちです。

南里の人生を追っていく展開のせいでしょうか。小説ではあまり経験したことのない読後感でした。

現在にすごく近い未来。町並みも人の生活も、容易に想像できる世界感。そこに存在するアンドロイド。違和感無く入っていくことが出来ました。
読みながら思ったのは、食べて眠って痛覚も個性も感情もあって涙を零すアンドロイドは人間と何が違うのか、ということです。プログラミングされた反応だったとしても、そこに感情…

3

初恋の嵐 小説

凪良ゆう  木下けい子 

笑って、泣いて…最後は大団円

親友同士の両片想いモノ。
高校生編、大学生編、社会人編の三部構成で、誤解し合ったまま友人関係を続ける二人が切なくもコミカルな物語です。
互いにゲイでDT同士というところも萌ポイント。

高校生編は、受けの蜂谷視点。
蜂谷はチェーンラーメン店の坊っちゃんで、明るくお人好しな美人。
入江を好きになるけど、友人関係を築いてしまった手前気持ちを伝えられず、その後8年も入江に片想いする健気なキャ…

24

愛しのいばら姫 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

ひとたらしの魅力にやられました

『365+1』のスピンオフですが、こちらだけでも大丈夫です。
出会いのきっかけであるモードフェスが気になる方は、読んでみてください。
『365+1』を読まれた方は是非、こちらも読んで欲しいです!
脇役だけど、紺と綾野も出てきますし、『365+1』だけでは勿体無いです!!

『365+1』では影の薄かった久保田が、こんなに「ひとたらし」ないい男だったとは(笑)
美山も、言いたいことをズケ…

9

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

永遠の愛とは?

泣けると聞いて読みました。凪良ゆうさん好きな作家さんです。
号泣とまではいきませんでしたが私は泣けました。
ただ予備知識を入れずに読み始めたのでアンドロイド設定だと言うことを知らずに読みました。
残念ながら、個人的にアンドロイド萌えがないので、いくら知能や感情があるアンドロイドでも人間ではなかったので、感情移入しにくかったです。

でもシンが丸いアンドロイドになった時に発した「ショートケ…

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