奈良千春さんのレビュー一覧

愛とは与えるものだから 小説

中原一也  奈良千春 

出会えて、よかった…シリーズ第6作、斑目x坂下編完結!

ドヤ街で、日雇い労働者と医師が恋をする。いよいよ完結です。
内容は前作「愛に終わりはないけれど」の続きで、貧困ビジネス叩きから生活保護そのものを叩く風潮、そして坂下が生活保護を斡旋している悪徳医師だと誹謗中傷されて、診療所の存続の危機、という展開に。
診療所がそんな状態で、斑目は離島に行ってしまうのか。
行かないで、いつまでも側にいて。
言葉にするとなんとも弱々しく、ただ斑目に寄りかかって…

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白銀のオオカミと森のお医者さん 小説

中原一也  奈良千春 

モフモフあり、笑いあり、でもそれだけじゃない

作家買い。

ここ最近、中原作品はどれを読んでもハズレがなくて萌えと爆笑に包まれつつ読破していますが、今作品も面白かった!

中原さんと言えば、「オヤジ」をイメージしますが、この作品もそのイメージを覆すことのない男の色香ダダ洩れの「オヤジ」が登場します。が、この「オヤジ」がただのおっさんに非ず。

狼です。
モフモフです。
組長です。

カッコいいのに、クソ可愛い。
これが両…

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白銀のオオカミと森のお医者さん 小説

中原一也  奈良千春 

この世界観『天国』としか言いようがない

『梟は烏を~』は『鳥政界』のお話でした。
今作は『動物任侠界』ですよ!
中原さん、お得意の世界をとことん詰め込んだ感じの1冊です。
モフモフと漢、自然の摂理と人情が満載されています。
つまり、癒されて惚れ惚れとし、人間社会への批評精神を感じ取った後にジンと来るという大盤振る舞いなのです。
これだけてんこ盛りなのに詰め込んでいる感じが一切せず、エンタテインメントとして笑わせながらさらりと読…

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愛に終わりはないけれど 小説

中原一也  奈良千春 

先生のアソコ、見せてくれよ…シリーズ第5作

元天才外科医→今ドヤ街の日雇い労働者と、日々奮闘する貧乏医師の育む愛、「愛してる」シリーズ第5作。
1作目は斬新な設定と攻めの斑目のワイルドセクシーな魅力、ヤクザも出てきて〜という展開だったけど、巻を重ねるごとに「ドヤ街」という場の設定を生かしての社会問題のようなものも問うような物語になってきた!
さて、5作目。今回は「貧困ビジネス」がテーマ。
個人がもらうべき生活保護費、それをホームレス達…

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白銀のオオカミと森のお医者さん 小説

中原一也  奈良千春 

ほのぼのモフモフ幸せBL♪考えさせられる展開も。

インタビュー記事で気になったこの作品。
中原一也先生は初読みになります。
作者様の情報を拝見すると、既刊はハードボイルドやオヤジものが多いのでしょうか。
こちらは、ほのぼの&もふもふ、そしてちょっぴりシリアスな展開ありの獣人ファンタジーでした。

人間関係に疲れた獣医の岡村は、しばらく人間社会から離れて暮らすため、相続した山奥の小屋にやってきます。
そこで傷付いた仔犬の手当てを…

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薔薇の血族 小説

夜光花  奈良千春 

最高ですーーーーーー!!!!!!

最高ですーーーーーーーーーーーーー!!!!

話しの展開にグイグイひきこまれる!!!!
メインストーリーも本当に面白いってゆーか次が気になる…!
そしてキャラクターが本当に魅力的…
あえてネタバレ見ないで読んでたのですが…

レヴィンといたしたので、あっこのお話はレヴィン×啓なんだなー
って思ってたらッ思ってたらっ

ラウルともいたしてるーーー!!!!!
えっ!?

こん…

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薔薇の刻印 小説

夜光花  奈良千春 

しばらく積ん読してましたが…めちゃくちゃおもしろい!

夜光花先生の作品は大好きなのですが、このシリーズはなんとなく読みにくく感じてしばらく本棚においていたのですが…
ついに手をだしてしましました!めちゃくちゃおもしろいーーーーー!!!!!!!
なんでずっと読まなかったのか本当にわからない位面白い…!

夜光花先生の作品はBLだけじゃないってゆーか…本格小説にBL要素を入れたってゆーか…

本当に読み応えが半端ないです!

主人公の啓が…

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愛だというには切なくて 小説

中原一也  奈良千春 

俺のトマホークが発射寸前だ…シリーズ第4作

私が勝手に「愛してる」シリーズと呼んでる一連ものの、第4作目。
本作は、これまで脇役の1人として大きな存在感を見せていた「双葉」が主人公。
双葉は、メインCPの攻め・斑目の悪友で、若いけれど肝が据わってて、軽く明るくドヤ街を盛り立てるムードメーカー。
その双葉が、無かったことにしたいと隠していた過去が追いかけてくる。
それは、一つは借金絡みの男達。
もう一つは、双葉が情を交わした女性の影…

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騎士の涙 小説

夜光花  奈良千春 

樹里が流されていく

事態は悪化の一途を辿り明るい兆しは全く見えずキャメロット国の滅亡しかないのか!?というのは本編の後半と同様で、なんとかしたいという思いで戦うのに何もできない焦燥感や悲痛な叫びに重苦しくなるばかりです。

あんなにアーサーラブだった樹里があっさりとは言わないけれど結局はしつこく言い寄ってくるランスロットを受け入れてしまったのにはちょっとがっかりです。
今生では会えないかもしれないとあきらめの境…

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愛されすぎだというけれど 小説

中原一也  奈良千春 

俺のフェアリーはギンギンで弾けそうだ…シリーズ第3作

私が勝手に「愛してる」シリーズと呼んでる一連ものの、第3作目。
本作では、冷酷なヤクザで斑目の異母弟・克幸が汚い手を使って医師・坂下を揺さぶってくる…という展開。
ドヤ街のおっちゃんたちが集う坂下診療所の、下品だけど人間味のある人情ものとしてのテイストと、ヤクザが欲しいものを手に入れるためには全く手段を選ばない鬼畜さをこれでもか!と描写するハードボイルドなテイスト。
この両輪が見事に噛み合っ…

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