奈良千春さんのレビュー一覧

深森少年は烏に恋をする「梟はなぜ烏を黒く染めたのか」番外編書き下ろしSSペーパー グッズ

深森の少年時代

深森の視点で語られる小学校時代の体育祭の話です。
本編では75ページの「体育の時間に」という部分をクローズアップした感じでした。

恰好いいところを見せて気を引く自信があった深森。リレーでごぼう抜きをして1位になり、得意になって黒羽を見たのですが、黒羽は友人と喜んでいて眼中になく呆然とします。相手が同じ男だということを忘れていてガックリ項垂れるのが可笑しかったです。そういう過去があったなら、…

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「梟はなぜ烏を黒く染めたのか」イラストカード グッズ

奈良先生のコメント&イラストが楽しい

コミコミスタジオでのオリジナル購入特典でした。

以前はポストカードサイズって小説のカラー口絵にはさんでカバーをかけようとしても少し大きくてはみでてしまっていたのですが、最近はおさまるようなサイズになっているので、本とこういうカードを分けて保存しない身としては嬉しいです。今回もおさまったのでSSペーパーとあわせて挟んで保管してます。

表紙イラストでは中央にある文字がカードではないので、黒…

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騎士の涙 小説

夜光花  奈良千春 

あの高潔な騎士が戻ってきた!

82ページ!
ここ!ここですよ!
ここまで、私もう「ランスロット編は私には合わないんじゃないか(ガックリ)」と思って読み進めてきたんです。「少年神編はあんなに好きだったのに……」と。
恋に狂う男性は嫌いじゃないですが、それによって自分の本分をなげうっちゃう人は「うーん……」と思っちゃうんです。高潔な騎士、ランスロットには『義理(大義)と人情(恋)の間でのたうち回っていただきたい』派なのです、…

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騎士の涙 小説

夜光花  奈良千春 

樹里が選ぶ道は

『少年は神』シリーズのスピンオフ、『騎士』シリーズの2作目。続き物であることと、スピンオフというよりもアナザーストーリーといった内容なので『少年は神』シリーズから読まないと理解できません。前作未読の方はそちらから読まれることをお勧めします。


『騎士』シリーズの1作目である『騎士の誓い』で、樹里を抱いたランスロット。
アーサーへの想いと、ランスロットの間で揺れ動く樹里。

2作目にあ…

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梟はなぜ烏を黒く染めたのか 小説

中原一也  奈良千春 

本当に鳥なのね・・・!

中原一也さんの作品は大好きなのですが、今回の「鳥の擬人化BL」は腰が引けてしまいなかなか手に取ることができませんでした。
私自身は鳥に特別な思い入れはないし、擬人化に惹かれたことも全くないし・・・と。
ただ、ちるちるや他でも評価が良かったので結局購入。

結果、購入して良かった!
もっとイロモノを想像していたのですが、実際読んでみるとコメディとシリアスがいい塩梅で混ざっていて最後まで楽し…

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純愛 小説

愁堂れな  奈良千春 

あとがきで納得

私は最後にモヤモヤ残るのがあまり好きではありません。だから、今回のこの終わり方にもモヤモヤしてましたが、最後の作者さまのあとがきに納得&モヤモヤ解消しました。

今回こちらは監禁モノとのことで、気になったことが1つ。
監禁されていた部屋にトイレはあったのかなと。
その描写がなかったので、そのことが気になって気になって。
まあ、フィクションなんで、そこまでリアリティ求めてもダメなん…

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愛讐の虜 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

本当に愛してるのか・・?

初読み作家さんです。
監禁モノが読みたいとちるちるさんで検索をかけていたところ、見つけたこちらの作品。

受けが泣き虫の弱虫だったのに、攻めに復讐するために鍛え強くなり話が始まります。

なんというか、受けにたいして、犯人とかもう少し調べたら?と思ってしまいました。
攻めがつけてるコロンの匂いで攻めを犯人だと思いこんでいましたが、真犯人が罪を被せるために偽装することもあるわけで。まんま…

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梟はなぜ烏を黒く染めたのか 小説

中原一也  奈良千春 

とんでも設定のようだけど違和感なし!

政界のお話でさらに鳥人ものと聞いて
私は小難しいのが苦手なのでつい尻込みしてしまいました。
ところが全くそんなことはなくて
国会で提出する法案が“カッコウの托卵の規制”だったり
鳥(キャラ)の特性がそれぞれに出ているので
とても世界観に入り込みやすかったです。

主人公・カラスの黒羽の冷静沈着で仕事が出来る政策秘書、
なんともお固い人物かと思いきや
極度の音痴ってそんな気の毒なw…

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リセット 下 小説

谷崎泉  奈良千春 

商業BLとしては異色でしたが、非常に感動しました…!

BL色は薄めの作品ですが、上・下巻読み終えて頭の中にぐるぐる色々な想いが込み上げてきました…。とても考えさせられる作品でした。上巻で描かれた橘田と高平の半生の描写があるからこそ、下巻は思入れが強い内容となりました。

下巻はBL小説としては特殊でした。事件の真相に到るまでの捜査経緯を淡々と丁寧に描かれ、大部分を占めます。商業BL小説の暗黙のルールのような、ストーリーの進行と共にB…

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愛していいとは云ってない 小説

中原一也  奈良千春 

ある条件においては相思相愛

スピンオフCPシリーズ2冊目。

相変わらず愛や恋といった甘さはなく、
けれど互いに執着めいた感情がある関係に惹きつけられます。
そしてクールで覆われた殻からチラッと少~し漏れる愛がめちゃくちゃ萌える!
このCP、大好きですッッ(;///;)

上質なスーツとカクテル、視線で会話するアダルトな空間。
続編でも男の色気がたっぷり楽しめました。


さてさて。
前作で抗いきれず…

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