奈良千春さんのレビュー一覧

ヘブンノウズ 足跡 小説

英田サキ  奈良千春 

変人年上のペースに慣れた2巻

ヘブンノウズ2作目。
1巻では渋澤先生にじれじれしてましたが、
なんだか、彼の不思議なペースが楽しくなってきました。
彼の、すっぽり包み込んでしまうような愛情がとても好き。
艶っぽい部分より、人が人を想う気持ち等を書いている部分に
魅力を感じます。
年上変人に萌♡する人でややオカルト的な要素あっても大丈夫な方には、
オススメしたいです。
(すいません、2巻からの途中参戦は難しいので…

0

乱れし花陰 ~僧侶散華~ 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

受け≠真ん中の人

8月なので…!٩( 'ω' )و
積み本の中からお坊さん受けを選んでみました(爆)
花陰って官能的な隠語を匂わせ表紙から漂うエロスよ。

性的嗜好が男であることに後ろめたさがあり、
一心に仏に使え煩悩を振り払いストイックに生きてきた坊主受け。
当然のようにDT。
性的なことから逃げて生きてきたので真っさらな体。

そんな体に仕込む調教モノです。
弟のように可…

3

シークレットツアー ~南極で添乗員をアツアツ争奪戦!!~ 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

今度は南極

バーバラ作品の『シークレットツアー~無人島で五角関係~』のその後のお話。この作品単独でも理解できると思いますが、5人の男たちの関係性や5Pになる理由なんかは前作を読んでいないとなかなか理解しづらいかも。

という事でレビューを。すみません、ネタバレ含んでいます。







主人公は旅行代理店勤務の沙倉くん。
勤務先の旅行会社の方針で、セレブなお客様に、お客様が望む旅行を、…

4

エス 小説

英田サキ  奈良千春 

痒いところに手が届かない

ここのレビューとAmazonのレビューの両方に目を通し、賛否両論であることを承知の上でシリーズ全巻購入しました。
読んでみた結果はやはり、……うーん「萌」かな……という感じでした。

よかった点は、皆さんおっしゃってる通り、ハードな世界観がきちんと描かれている点。
マイナス点は、受け・攻め双方がなぜ相手に惹かれたのか、恋に落ちたのかが明確でない点。なのでいまいちメイン二人の心情にのめり込み…

1

オジさんパラダイス~愛される理由~ 小説

愁堂れな  奈良千春 

肩書きは立派

タイトルがすでに出オチ感がありますが…。

表紙が一番の萌え箇所だったかも。
7人のタイプが違うおじさま方のムンムン色気。
一番奥の仮面男性は何者!?のワクワク感。
表紙を眺めてるのが一番楽しかったという、ね(;´Д`A


内容をざっくり言うと、
冴えないサラリーマンおじさん受けには誰も知らない過去が…。
それは、ビジュアルバンドでメジャーデビューを果たしたミュージシャン経験…

0

薔薇色じゃない 小説

凪良ゆう  奈良千春 

さじ加減が絶妙

色々と身につまされるラブストーリー。
若い頃に出会った二人がつきあい、一度別れて、また出会い…というのが粗筋です。

それにしても、この作品での一度別れる場面への流れって多くの夫婦の間でもありがちないさかいすぎて本当に胸がギューッとなります。よくある明るいBLではうまくスルーされている「結婚生活に類する生活になった時の生活スタイルや家事負担に関するあれこれのズレ」、ありがちだけど永遠のテーマ…

6

悪辣色男 小説

中原一也  奈良千春 

タイトルに偽りなし

一言で言うと攻めの異常なほどの執着物で、そうした作品は大好物なのですが、一筋縄ではいかないです。
前半は受けがとにかく不憫で可哀想。。
攻めも好きな相手なら、何もそこまでしなくても。。というほど受けを貶めて惨めさを増長させます。
特に最初の頃は全く愛を感じられなかったので、受けもここまで惨めにされて好きになるという心情って何なんだろう。。という素朴な疑問。
吊り橋効果で好きになる的な??

1

悪辣色男 小説

中原一也  奈良千春 

実はしつこい執着愛。

真面目に生きてきた平凡な男が、自分の押し殺していた性的嗜好を目覚めさせられていくというストーリー。こういうエロ描写重視のBLというのも、もうだいぶパターン出尽くしてて新鮮なネタやシチュエーション探すのも大変なんだろうなぁ……などと思いながら読みました。

皆様も言及している腸内洗浄のシーンは、ス○トロの領域に踏み込まないよう気を遣ったのでしょうねという感じ。個人的にはもっと直接的な表現でも全然…

1

エス 小説

英田サキ  奈良千春 

自分の嗜好と合うか合わないかですよ

で、でた~頭が良い設定のハズなのに何故か全く生かせずフラグ通りにエロピンチにはまるヒロイン&メリット薄なのに何故か助けに来てくれちゃうヒーローパターン奴ゥ~!!

この一文につきます。はい。BLっていうよりアメコミヒーローものと構造が一緒ですね。ヤクザですけど。これなら交渉人シリーズ読んだ方がいいです。両方未読で迷っている方はそちらをお薦めします。

挿絵も同じ奈良さんですけど、このころは…

2

境界 ボーダー 小説

愁堂れな  奈良千春 

面白いけれど。

2007年に発売された作品の新装版。旧版は未読なので、新装版にあたっての書き下ろしの部分やほかの細かな書き直し部分については分かりません。

愁堂さんらしく、というのか、これも刑事もの。
という事でレビューを。すみません、ネタバレ含んでいます。苦手な方はご注意を。






主人公は築地東署の刑事・松本。
ほぼほぼ彼視点で話は進みます。

松本は高校時代からの友人である…

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