渡海奈穂さんのレビュー一覧

恋でクラクラ 小説

渡海奈穂  小鳩めばる 

可愛すぎて反則だ!←?

あ~、これ好きだ!なんか久しぶりに、渡海さんらしい高校生同士だった気がします。正直、最近の作品はどうも合わなくて、もう新作買わずに、過去作で満足しておこうかな~と思い始めてたので。よし、まだ諦めるのは早いな!

なんというか、いかにもありがちなネタを次々スルーして行ってくれる小気味よさに参りました(超個人的に)。特にキャラクターですね。

浜本(攻)が、最初のイメージ通りの『傲慢・俺様』で…

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兄弟の事情2 恋人の事情 小説

渡海奈穂  阿部あかね 

前作よりはまだマシです。

前作よりは、まだマシでした。ほんのわずかにでも、和臣(攻)が痛い目(ってほどじゃないかもしれませんが)に合ってるから。でも全然足りないけどね!

とにかく、やっぱり和臣がダメでした。相変わらず何の魅力も感じないキャラクターでしたね。単に幼稚なだけですよ。もう子どもじゃないんだから、とイライラしました。
紬里(受)もますます痛々しさに拍車がかかったんじゃないのかなあ。

叔父さんは、役柄…

2

兄弟の事情 小説

渡海奈穂  阿部あかね 

最低攻。

もうただただ不快でした。渡海さんでは他になく(基本、かなり好き作家さんですので)、読んでいる途中も読み終わってからも気分が悪かったです。

とにかく、この和臣(攻)が最悪でしたね。もともと『俺様・傲慢』系の攻は大嫌いなんですが、その中でもコイツは最低クラス。私は『キライな攻』がホントに多くて、それこそ『最低ランク』の攻も10人は下らないかと思いますが(『好きじゃない』程度に広げれば、3ケタ行…

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放課後は秘密のふたり 小説

渡海奈穂  三池ろむこ 

淡々とした日常。

高校の先生と生徒。すごく好きです。『神』にかなり近い『萌×2』ですね。

渡海さんって、特に初期のころの作品(文章)は、醒めたというかすごく抑えたような印象を(私は)受けるんですよね。この作品はストーリー自体も、特に大きな事件もなく、起伏もなく、淡々とした日常を描いているのですが、その中で冬杜(攻)と杉里(受)の心情がきちんと伝わってきます。

とても地味なストーリーなんですが、『どこが…

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ゆっくりまっすぐ近くにおいで 小説

渡海奈穂  金ひかる 

年下ワンコ。

大内(受)の魔性っぷりがちょっと現実味が薄かったですが、素顔は意外にさばさばした美人だったので、それはまあOKでしたね。
それに、年下攻は苦手な方なんですが、ワンコは不思議と抵抗ないんですよ。稲田(攻)が絵にかいたようなワンコだったのがよかったです。

それにしても、渡海さんの作品で、ここまで脇キャラクターが『酷い』のも珍しいと思いました。相対的に稲田の株も上がるよね、これじゃ。

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その親友と、恋人と。 小説

渡海奈穂  北上れん 

最大のインパクトはリサだった!

決して悪くはないんですが、なぜか乗り切れなかったんですよ。一応年下攻(本来苦手)なんですが、それはあまり気になりませんでした。
でもどうも湯上(攻)のキャラクターが好きになれなかったんです。イヤなヤツとは思っていませんが。朝比奈(受)はよかったんですけどね。

ただ、湯上の最初のうちのリサへの非常識(特に場所柄ね)な態度が、純粋な友情からというのがどうも納得し切れなかったのかも。だからと言…

1

たまには恋でも 小説

渡海奈穂  佐倉ハイジ 

オタクの生態。

いや、椋本(攻)のオタクっぷりがホントに正真正銘の『オタク』でした!いるよ、こういうオタク!意外と、『マスコミで取り上げられがちな、いかにもな見た目のオタク』より多いんじゃ、と思いましたよ。

それに、椋本は『オタクなのに、イケメンの見た目のせいで誤解される』わけですが、本人にとっては(イケメンと持ち上げられるのも、女の子にモテモテなのも)別に嬉しくもないんですよね。オタクとしての価値観では。…

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熱愛 小説

渡海奈穂  樹要 

執着・・・

ショタは基本的に苦手なんですが(というよりまず読めませんが)、これは好きなんです。とはいえ、通して読んだのは最初の1・2回くらいで、中学・高校編だけ何度も読み返してるんですけどね。やっぱり小学生はちょっと・・・

しかし、最近の作品からは想像もつきませんが、このころの渡海さんってショタアンソロジー専門雑誌(そんなのあったんだ・・・時代背景もあったんでしょうね)に継続的に載ってたようですし、シ…

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神さまと一緒 小説

渡海奈穂  窪スミコ 

ほのぼので可愛い。

読みながら、コバルト文庫かと思いましたよ。なんというか、可愛いイラストそのままに、不思議でほのぼのしたストーリーなんですが、そのわりに犬神さま関係がその雰囲気とはちょっと相容れない感じでした。それも含めて、全般にちょっと簡単に流し過ぎかな?という気はしましたね。

でも、そのあたりを深く気にしなければ、ホントにふわふわで可愛いかったです。お使いが・・・これは可愛いのか?うん、可愛いな!キャラ…

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兄弟とは名ばかりの 小説

渡海奈穂  木下けい子 

家族ものとしてなら・・・

タイトルどおりです。家族ものとしてなら(『萌え』はないのですが)『萌』評価でもいいかもしれません。でも、BLとしては『中立』ですね。

高校生同士も義兄弟も別に苦手ではないですし、設定はどちらかと言えば好みです。まあ王道なんですが。
なのに、意外なくらい入り込めませんでした。渡海さん結構好きなんですが、最近の作品はどうも今ひとつなことが多いんですよね。

これ、BLとしてでなければ(い…

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