渡海奈穂さんのレビュー一覧

兄から先に進めない 小説

渡海奈穂  カワイチハル 

拗らせてるのはどっち??

「兄」の文字につられて購入しました。義兄弟もののストーリーです。
1歳違いで兄敬史郎の後を「しろ、しろ」と呼んで離れない充哉視点から始まるお話。
まぁぁぁ、2人とも拗れまくった関係です。まず、充哉は性格に難アリ!!敬史郎以外は目に入らない感じで、頭脳面での頭はいいのに対人スキルがてんでゼロ。高校時代は特に問題になるぐらい(社会人になっても仕事干されるぐらいには成長していない)なので、相当厄介な…

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元魔王の逆行魔術師は恋と快楽に堕ちる 小説

渡海奈穂  北沢きょう 

元魔王が好きになってしまったのは…!?

電子のみでの書籍だそうです。ページ数も長すぎず短すぎずでサクッと読めて読みやすかったです。

前世では黒魔術の使い手として恐れられていた魔王(かなり醜い姿)が時の残虐王アルシーザに粛清されるシーンからの始まり。
殺される!死にたくない!と願った瞬間、気がつくと10歳の頃の天使のような容貌をしていた自分の中に転生?していた…という冒頭です。
元魔王のフィオンが今世ではアルシーザに殺されないた…

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憑き物ごと愛してよ 小説

渡海奈穂  ミドリノエバ 

No Title

憑き物落としの陸海は自分の中にいる化け物を祓ってくれと古久喜温に頼まれる。温は17歳だけどまぁ不思議な空気を纏った男の子でしてね。彼が生きてきた境遇を思うととんでもない運命に翻弄されてよく生きてきたな〜と思います。

化け物にあれこれされてしまうのはかわいそうだけどね、とりつく島もなかった陸海が変化していく様子がとても良かった。

祓うために陸海も温に触れるわけですが…温に対する陸海の中に…

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七年ロマンス 小説

渡海奈穂  青山十三 

荻嶋の頑張りよ

7年前自ら別れた相手と仕事の打ち合わせをしていた喫茶店で再会してしまう有城。今自分は義理の息子を育てている。

再会もの好きです。でも有城と琉斗の生い立ちは辛かったな。2人が自らの境遇から生き延びるために色々諦めてしまったり。縁を切りたい毒親にずっと囚われていたり。

育つ環境って想像以上に人生に影響を与えますよね。それに比べて恵まれている荻嶋にはきっとわからないであろうと思ってしまうのも…

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恋はまさかでやってくる 小説

渡海奈穂  佳門サエコ 

真剣交際は始まっていた!

杉崎が化けましたね!!

穏やかで頼りになる綺麗な養護教諭のお兄さん、山田。バリタチでガタイのよい男を攻めるのがポリシー。しかしもうトラブルはごめんで平穏に過ごしていたのに…。

新任でやってきた数学教師の杉崎がタイプすぎるんです!
そんな気はなかったのに杉崎が可愛すぎてついつい…。純朴でよくぞここまで無事に来てくれたな杉崎だったのですが…。

あれ?あれれれ?こんなはずではな山田。…

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七年ロマンス 小説

渡海奈穂  青山十三 

No Title

青山先生挿絵だったので購入。なんとなく攻め受けともピンとこなかったので中立寄りの萌にしました。雑誌掲載分150Pほど+その続き70P弱+あとがき。現代日本、ファンタジー要素なし。毒親が大丈夫な方で、執着攻めが好きな方だったらいいのかも。

結婚相手が子供置いてとんずらしたため、その養子(高校生)を育てつつ漫画を描いている有城(うじょう)。ある日、担当者と打ち合わせをしていたカフェで7年前に突然…

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『七年ロマンス』購入特典書き下ろしペーパー グッズ

未来は明るい

本品は『七年ロマンス』のフェア店特典ペーパーです。

本編後、再会してから2年後のお話です。

有城の連載していたWEB漫画が
有名な配信者の熱心な布教まおかげで
少しづづインターネットで話題になり
先を競うように読者が増え

グッズかやコラボカフェ
全国各地でのポップアップストアまで開かれ
ついには実写映画化の話が進みます。

売れるのは嬉しいものの
売れ方が想像を絶…

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七年ロマンス 小説

渡海奈穂  青山十三 

7年の年月が変えたモノ、変わらなかったモノ

今回は社長子息の元同僚とWEB漫画家のお話です。

受様が元カレの攻様と7年ぶりに再会する本編と
元サヤに収まった後の日々を描いた後日談を収録。

受様は3年前にシンママと結婚し
12才の息子ができます。

その後、妻は男を作ってで行きますが
受様は施設入を快諾した息子と暮らす事を選択
一念発起して漫画家としてデビューして
今は何とか生活できています。

受様の母は水商売…

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七年ロマンス 小説

渡海奈穂  青山十三 

三人で描く、幸せの◯

切なさに途中涙がほろりと流れた、沁み入るお話でした。。
レビュータイトルは書き下ろしのタイトル「幸せの◯」から拝借。
その意味が分かったとき、胸がじん...と幸福感で痺れました。

渡海奈穂先生の新刊は、タイトルどおり7年越しの愛の成就、
再会もの。

執着スパダリ攻め、健気不憫受けと健気な連れ子(高校生)、
再会、復縁、夜明けのストーリー...
そういったワードにセンサーが反応…

7

魔術師リナルの嘘 小説

渡海奈穂  八千代ハル 

楽しく読了しましたが、好みは分かれそう。続刊希望です

侵略戦争を続ける帝国の方針を嫌い、チート級の魔術の力を持ちながらも鷹爪を隠して生きる受け。貴族でありながら安酒場を流していますw 捕虜となった攻めの世話をするうちに心を通わせますが、やがて戦闘力の高い攻めを手懐けて、戦場へ行けと命じられてしまいます。最後はハピエンで楽しく読了しましたが、どことなくスッキリしない印象があるのは、これだけのチートがありながら、国をひっくり返すこともせず、うまく逃げおお…

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