渡海奈穂さんのレビュー一覧

さらってよ 小説

渡海奈穂  麻々原絵里依 

面白かった〜〜〜

年上でちょっとヘタレだけど包容力のある攻めの有元と寂しがりやなのに素直に言葉で伝えられない受けの三木、どちらも人間味があって読んでて面白かったです。
前編が三木視点、後編が有元視点です。

三木視点の前編は途中までどうなるの?!の連続で、どうしようもない男平尾と有元、どちらとくっつくのかギリギリまで分からなくて本当に続きが気になってページを捲る手が止まりませんでした。

平尾とくっつく、…

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夢じゃないみたい 小説

渡海奈穂  カキネ 

傷ついた者たちの再生と居場所について

想像してたより重苦しいお話だった。
何より、主人公の千野が内向的で感情を内に溜め込む部分、その上フラリと死に心が向かう質のところ。鬱気質とでもいうんでしょうか。
これじゃあ仕事が順調だろうが、家族が優しかろうが関係なく孤立するだろうなぁ…と感じてしまった。
まして、出来の良い兄ともお堅い両親とも分かり合えず、同性愛者で、大学時代に男と刃傷沙汰を起こして就職もパーになり、では。
そんな彼の元…

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恋した王子に義母上と呼ばれています 小説

渡海奈穂  もちゃろ 

珍しい関係性

義母上ってどういう事?と思って読み始めましたが、個人的に珍しい関係性なCPだな!と珍しさも楽しめました。
人の気持ちが色で見えてしまい、生きづらい思いをしていた社会人の恵那は!突然異世界に飛ばされてしまった。そして魔術によって世継ぎである王様の子を産まなければ死んでしまう身体にされてしまう。突然のことですぐには受け入れない恵那がすれ違ったのは、何故か感情の色が全く見えない王の子であるアヴェルスだ…

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恋した王子に義母上と呼ばれています 2 小説

渡海奈穂  もちゃろ 

もちゃろ先生なので購入。前作くっつくのはくっついたけど、今一つ盛り上がりが?という感じだったら、続いたって訳でした。今回はすっきり大団円。素晴らしい。とてもハッピーな気持ちの読み終わりな一冊、本編230Pほど+あとがき。

カルバス王国の王妃となるべく召喚されたはいいものの、王子の方と恋仲になり、そして子供まで産んじゃったユウ。国王や周囲の支援あり、なんとか子どもは国王の子供として無事育てても…

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かわいくしててね 小説

渡海奈穂  三池ろむこ 

世話焼きはお猫様の下僕で鍛えられてる

猫が好きなのに、猫に嫌われる男。という設定に惹かれて。
読んでみると、猫はあんまり出てこない〜。
猫に嫌われる=声が大きくて、体も態度もデカくて、無理矢理触ろうとしたり、追いかけたり、etc…
そりゃ嫌われて当たり前だー‼︎と叫びたくなる男が出てくるから。
猫ちゃんは、この男の気配を感じるだけで逃げ出し、決して出てきません。
ならこの男。
BLの登場人物としてはどうなの?
これがね。…

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『恋した王子に義母上と呼ばれています 2』ご購入特典書き下ろしペーパー グッズ

初めての子育ては・・・

本品は『恋した王子に義母上と呼ばれています 2』の
フェア店特典ペーパーです。

本編後
悠一郎が1人前の魔術師になって1年後のお話です。

どんなに早くても2年はかかると言われた見習い修行を
1年で終えた悠一郎は王宮付きの魔術師として
再び王宮で暮らせるようになります。

もうすぐ1歳半になるヴァレリーは
修業を始める3歳にはまだ届かないものの
悠一郎は毎日部屋に足を運ん…

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恋した王子に義母上と呼ばれています 2 小説

渡海奈穂  もちゃろ 

大切な貴方のために

今回は第一王子と正妃として召喚された日本人のお話です。

攻様の父の妃ながら攻様の子を産んだ受様が
魔術師としての修行中に巻き込まれる復讐劇の顛末を収録。

受様は他人の感情が光として見えていたために
強大な魔力をもつカルパス国王の妻となり
世継ぎを産むために召喚されます。

王の最愛の妃は体が弱く子を産めずに迎えた
ナイアン国王女は第一王子の攻様を産みますが

彼女は自分…

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恋した王子に義母上と呼ばれています 2 小説

渡海奈穂  もちゃろ 

妥協点に甘んじたゴールポスト

前巻の終わり方からこういう展開になるしかないんだろうけど、一応ハッピーエンド……なのかな。私としては、あんまり納得してないですが。

続編は、悠一郎が魔術師になってからのお話です。
アヴェルスとの子・ヴァレリーを産んだ悠一郎は、ヴァレリーに最も近い距離に身を置くために魔術師見習いとして研鑽を積む日々を過ごしており、アヴェルスとはたまに会える距離感で付き合っている……というのが現在の彼らの関係…

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ロマンチストなろくでなし 小説

渡海奈穂  夏乃あゆみ 

No Title

和志はダメンズウォーカーしかも今までの恋愛遍歴を姉の小説のネタにされている…。そんな中で出会った姉の担当編集 伊勢さんのことがなーんか苦手。でも気になる 少し意地悪な攻め伊勢さんのちょっかいの出し方が好きでした

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魔術師リナルの嘘 小説

渡海奈穂  八千代ハル 

過ぎたる力の恐ろしさ

とても面白かった。
大陸統一を目指す強大な軍事国家の魔術師受け。受けは野心も出世欲もなく伯爵家の太い実家と恵まれた容姿をフル活用して図書館でショボイ魔術師としてのんびり働いている。なのに何故か敵国の捕虜の世話を言い渡されて受けの平凡ライフは終わりを迎える。

攻めが置かれた状況があまりにも辛くて悲しかった。攻めを蕃族と呼び人として扱わず、言葉も通じない中で異国の言葉で「帰りたい」と呟く姿に涙…

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