椎崎夕さんのレビュー一覧

ひとでなし 小説

椎崎夕  佐々成美 

ひとでなし…なんかな?

最初に、この話は結構面白かったです。想像の範囲内なので驚きや目新しさは無いんですが、長峰をペットとして飼う里見。
しかし、いわゆるSM的なペットって感じじゃ無いんですよね。どっちかって言いうとうと本当の意味でのペットというか。心配もするし可愛がる?し。

ストーリーの中で中々里見の本心というか気持ちが見えるようで見えない。執着のようでもあるし、独占欲のようでもある。ライバル?の今村とも良い関…

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仕切り直しの初恋 小説

椎崎夕  金ひかる 

梶山&想目当てだったのに

はっきり言って、梶山さん&想目当てに購入した本作。
あらすじやレビューを見る限り、健気、不幸、不憫、自己犠牲一人完結型、ぐるぐるぐるぐる、の椎崎先生のお得意(?)の受けちゃんが、割合しっかりしているようだったので、切なさもあんまり期待できないのかな?と思っておりました。
なので、すごく失礼ながら本編は飛ばして、梶山先生と想のお話だけ読んじゃおうかな〜と考えていました。
けれども、短編読み始め…

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隣に居るひと 小説

椎崎夕  竹美家らら 

BLというより人間ドラマ

先に三十二番目〜の方を読んでいたので、梶山先生と玲ちゃんのやり取りの場面はもうなんか辛くて辛くて。
何が辛いかって、2人して全然救われる気がないところですよ。
梶山先生の5年後を知っているからこそ、その5年後まで彼は救われないわけですよね。
だからもう、梶山先生が玲ちゃんに優しくするたび、あ〜梶山先生、これ傷ついた直後やんけぇぇ〜〜となってしまって、余計玲ちゃんの辛さも増幅されて感じるようで…

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だってそんなの知らない 小説

椎崎夕  麻々原絵里依 

受けの子を受け入れられるかどうか

かくいう私は受け入れられたので、お話も楽しく読めました。
いつも通りのぐるぐるぐるぐる逃避自己完結型の受けちゃんと、今回は包容力たっぷりの義兄の親友が攻めのお話です。

お話を通して攻め様はず〜〜〜っと受けちゃんの事が好きです。もうどうして受けちゃんは気づかないかな〜〜〜ってくらい受けちゃんのこと大事にしてます。

けれども、受けちゃんの周囲に居た家族は、受けちゃんが自分自身を大事に思え…

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あなたの声を聴きたい 小説

椎崎夕  街子マドカ 

1人で椎崎夕祭り開催中

椎崎先生の、不憫受けがやっと自分を救い上げてくれる攻めに出会って、にもかかわらずぐるぐるぐるぐる悩んだあげくに自己完結&破滅しかける&逃げ出す、そこからの巻き返し、という王道パターンが本当に好きで、堪らず笑
勝手に椎崎夕祭りを開催している訳なんですけれども。

レビューで人気の、好きになるはずがない、を2作目に選んで読んだ時には、はっきりいってそんなにハマらなかったんです。
まだ椎崎先生の…

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三十二番目の初恋 小説

椎崎夕  金ひかる 

梶山先生、幸せになれて良かったねぇ

帰る場所シリーズのスピンオフとは知らず、先にこちらを読んだのですが、スピン元を読んでみると、梶山先生が幸せになれて本当に良かったねぇ、と思いました。

本編を初めて読んだ時は、頑ななまでに想を受け入れない姿勢にじりじりしてしまったのも確かで、想がまた一途で健気だからこそ、もっと早くに手を差し伸べてあげればよかったのにぃ!と思わなくもなかったんです。

けれど、う〜ん。あの過去があって、スピ…

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おとうとではなく 小説

椎崎夕  yoco 

色々と幼い義弟が面白い

過保護な義兄×素直になれない義弟
義兄の容姿は、何度も描写されているけれど、
主人公の義弟の容姿には、背の高さ以外触れていないので、想像するしかない。

0章の出だしは、過保護の兄の愛情を「恋人としての特別」と勘違い。
ハルは義兄に好きと告白。だけど、義兄は「特別扱いは、兄弟なら当たり前」とビシリ。
ハル君は恥ずかしくて、兄のマンションから脱兎の如く逃げ帰る。

そして、1章に入る…

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好きになるはずがない 小説

椎崎夕  葛西リカコ 

守川さんの余裕のない攻め方にきゅんとした

読み始めは、様子見といいますか。
この1冊の中で、2人が両思いになるのは確実そうだし、いったいどこに山場がくるのかな〜みたいな気持ちでなんとなしに読み進めていました。
笙が人を愛せない、という感覚の持ち主だというのは物語冒頭から説明されてましたので、その理由も気になり、けれどそこが適当な感じで、ただそういう性格だから、というふうに流される場合もあるわけなので、これ面白くなるかなぁ、とちょっと不…

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はじめてのひと 小説

椎崎夕  穂波ゆきね 

ぜひ読んで欲しい

いつもレビューをする時に、タイトルに困るのです。
というのも、良いところが沢山ありすぎて、一言にまとめられないからなのですが。

椎崎先生の作品は初読みで、好きになるはずがないを購入するついでにたまたま少しだけ興味が湧いて、健気受け、年上攻め、登場人物のおじいちゃんに惹かれ手に取りました。

ですがまさかまさかの、好きになるはずがないよりも断然こちらの方が好みでした。

元々健気受け…

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好きになるはずがない 小説

椎崎夕  葛西リカコ 

好きになるはずがない

 あらすじに軽く騙された。ゲイバーという文字と、夜遊びって組み合わせで、受けもゲイだと思ってました。
 本編読んだら序盤も序盤に、彼女やら女関連の話が出てくる出てくる。
 あらすじも「夜遊び」だなんて手抜かないで、ちゃんと「女遊び」と書いて欲しいですね。

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