椎崎夕さんのレビュー一覧

スペアの恋 小説

椎崎夕  陵クミコ 

詰め込みすぎ

子育てモノが好きなので表紙とあらすじだけで買いましたが、まさしく「趣味じゃなかった」です。設定やエピソード、登場人物が多すぎて、それぞれが(主人公二人でさえ)小粒になってしまった印象です。
攻の個性の描写が少ない。代わりに、子どもの抱える事情が余計なほど重い。受の過去の恋に関する事情も何だか重いし、元カレの個性がまた強烈で、正直、攻よりハッキリしている。
とどめは、お互いに明確な告白もないまま…

0

不器用な告白 小説

椎崎夕  高星麻子 

うーむ……

「不器用な策略」の続編ですが、先にスピンオフ「無防備なたくらみ」を読んでしまったので、内容的には支障はありませんが「不器用な策略」→「不器用な告白」→「無防備なたくらみ」と発行順に読むのがオススメです。

で、最近「不器用な恋情」が出たので、シリーズを初めから読み返しています。

……が、シリーズになってるもののそれほどこのカプは好きではないかもしれません。鈍すぎる主人公にイライラしてしま…

3

おさななじみから 小説

椎崎夕  小椋ムク 

高校生が爽やかにほろ苦く彩る夏

すでに秋ですが、夏の名残りが消えないうちになんとか読了。
表紙の絵が爽やかできれいです。
挿絵の小椋先生が、椎崎先生に尾道の美しい写真を見せていただいたとコメントされていました。
石段が多い絵のような町並みが目に浮かびます。
攻めクンの無自覚って、無自覚ということにしたいのかな〜?と勘ぐってしまうとそれも可愛く思えたりします。受けクンがかわいそうでしたけどね。

あと、些細なことを書き…

6

好きになるはずがない 小説

椎崎夕  葛西リカコ 

「キスさせてもらっても?」

表紙の葛西さん目当てで購入。この方の描かれる受けがたまらなく好きなのです!!美人受け!
それに比べて、攻めさんはちょっと体のバランス悪いような??

表紙の受けさんに期待し過ぎると中身は結構普通に遊んでるキャラなので、表紙っぽいイメージではないかも。
ゲイバーで偶然であった同じ会社の課長と飲み友達を続けているうちに、本気になってしまう話。
課長の守川さんの元彼とセイがそっくりという設定で…

4

年下の男 小説

椎崎夕  高久尚子 

攻めの豹変を受け入れられるか

館上(26歳)×大澤敬(28歳)。システムエンジニア同士の恋です。

丸ごと1冊表題作です。大澤の目線で進みます。
大澤(受け)は自分を痴漢に間違った館山(攻め)とチームを組んで働くことになる。スリに遭って家に入れない館山を家に泊めてから、妙に懐かれてしまう。ある夜、酔った館山に迫られてしまい…という話です。

読後すぐは、館山の行動になんだかもやもやとした印象が残りました。大澤を抱くま…

5

不器用な恋情 小説

椎崎夕  高星麻子 

鈍感な人と面倒くさい人

不器用シリーズ第3弾です。
今回も相変わらず鈍感な一基(受)と、一基に関してだけ非常〜に面倒くさい長谷(攻)の恋愛模様です(笑)

付き合いはじめて2年が経ってもまだまだ付き合い初めのテンションの一基さんラブ独占欲過多の長谷が相変わらず可愛いし、相変わらずじぶんに向けられる好意に鈍感な一基さんです。

洋食屋[はる]1号店で働く一基が、またまた突然の社長の命令により、新店舗の[はる]6号…

2

おさななじみから 小説

椎崎夕  小椋ムク 

青春だぁ

初読みの作家さまでしたが、小椋さんの表紙に釣られ購入してみました。高校生同士の恋。高校生ゆえの若く、青い二人の恋心が描かれています。

高校2年生の時に交通事故に遭い、入院・リハビリしていたために出席日数が足りなくなり留年することになった祐弘。今までの友達は高校3年生になり、受験生ということもあって何となく疎外感を感じて。新しいクラスにもなじみ切れない彼は、夏休みに大伯母の住む瀬戸内海の土地へ…

5

弟の親友 小説

椎崎夕  佐々成美 

独占欲満々のカバー絵に惹かれて

勘違いと弟の暴走から始まったすれ違い身代わりラブです。

伝わらない想いやすれ違ってしまうじれったさより、伏見の大人気ない八つ当たり的な態度や優しくないエッチの酷さに切なさが薄れてしまった感じです。

弟とその親友の会話で「好なんだ」という言葉だけを耳に入れた兄が、親友から弟への告白だと思ってもしかたないです。

だから伏見にしてみたら、昔告白したときに嫌われた相手から6年経って偶然再…

0

こいびとから 小説

椎崎夕  小椋ムク 

瀬戸内の恋(前作より好み)

尾道を舞台にした『おさななじみから』のスピンオフ。
(前作でははっきり尾道とは書かれていなかったが、
今回ははっきり記述がある。)

他の作品の登場人物?あるいはスピンオフ要員?と思った
当て馬だった笙野が、案の定主人公。
お相手は……、クールでちょっと個性的だった晃平の親友、明生。
どちらも前作を読んだ時に、主人公達より好みのキャラだったので
期待が高まる。


高校卒業…

9

こいびとから 小説

椎崎夕  小椋ムク 

表紙の壁ドンにやられた~

「おさななじみから」のスピンオフ。まだ表紙がつかないうちにあらすじを読んで、一応、購入候補かな~だったのですが、、、表紙で衝撃!なにこれ、壁ドン!
手元にある壁ドンはそれはそれは眼福ものです。ニヤニヤしてしまいます。
内容はというと、「おさななじみから」のカプの友達として登場していた明生と、そのカプをかきまわした笙野さんのお話。
明生が目を覚ますと、隣に笙野が。実はいたしてないってオチ?なん…

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