椎崎夕さんのレビュー一覧

好きになるはずがない 小説

椎崎夕  葛西リカコ 

「キスさせてもらっても?」

表紙の葛西さん目当てで購入。この方の描かれる受けがたまらなく好きなのです!!美人受け!
それに比べて、攻めさんはちょっと体のバランス悪いような??

表紙の受けさんに期待し過ぎると中身は結構普通に遊んでるキャラなので、表紙っぽいイメージではないかも。
ゲイバーで偶然であった同じ会社の課長と飲み友達を続けているうちに、本気になってしまう話。
課長の守川さんの元彼とセイがそっくりという設定で…

4

年下の男 小説

椎崎夕  高久尚子 

攻めの豹変を受け入れられるか

館上(26歳)×大澤敬(28歳)。システムエンジニア同士の恋です。

丸ごと1冊表題作です。大澤の目線で進みます。
大澤(受け)は自分を痴漢に間違った館山(攻め)とチームを組んで働くことになる。スリに遭って家に入れない館山を家に泊めてから、妙に懐かれてしまう。ある夜、酔った館山に迫られてしまい…という話です。

読後すぐは、館山の行動になんだかもやもやとした印象が残りました。大澤を抱くま…

5

不器用な恋情 小説

椎崎夕  高星麻子 

鈍感な人と面倒くさい人

不器用シリーズ第3弾です。
今回も相変わらず鈍感な一基(受)と、一基に関してだけ非常〜に面倒くさい長谷(攻)の恋愛模様です(笑)

付き合いはじめて2年が経ってもまだまだ付き合い初めのテンションの一基さんラブ独占欲過多の長谷が相変わらず可愛いし、相変わらずじぶんに向けられる好意に鈍感な一基さんです。

洋食屋[はる]1号店で働く一基が、またまた突然の社長の命令により、新店舗の[はる]6号…

2

おさななじみから 小説

椎崎夕  小椋ムク 

青春だぁ

初読みの作家さまでしたが、小椋さんの表紙に釣られ購入してみました。高校生同士の恋。高校生ゆえの若く、青い二人の恋心が描かれています。

高校2年生の時に交通事故に遭い、入院・リハビリしていたために出席日数が足りなくなり留年することになった祐弘。今までの友達は高校3年生になり、受験生ということもあって何となく疎外感を感じて。新しいクラスにもなじみ切れない彼は、夏休みに大伯母の住む瀬戸内海の土地へ…

5

弟の親友 小説

椎崎夕  佐々成美 

独占欲満々のカバー絵に惹かれて

勘違いと弟の暴走から始まったすれ違い身代わりラブです。

伝わらない想いやすれ違ってしまうじれったさより、伏見の大人気ない八つ当たり的な態度や優しくないエッチの酷さに切なさが薄れてしまった感じです。

弟とその親友の会話で「好なんだ」という言葉だけを耳に入れた兄が、親友から弟への告白だと思ってもしかたないです。

だから伏見にしてみたら、昔告白したときに嫌われた相手から6年経って偶然再…

0

こいびとから 小説

椎崎夕  小椋ムク 

瀬戸内の恋(前作より好み)

尾道を舞台にした『おさななじみから』のスピンオフ。
(前作でははっきり尾道とは書かれていなかったが、
今回ははっきり記述がある。)

他の作品の登場人物?あるいはスピンオフ要員?と思った
当て馬だった笙野が、案の定主人公。
お相手は……、クールでちょっと個性的だった晃平の親友、明生。
どちらも前作を読んだ時に、主人公達より好みのキャラだったので
期待が高まる。


高校卒業…

9

こいびとから 小説

椎崎夕  小椋ムク 

表紙の壁ドンにやられた~

「おさななじみから」のスピンオフ。まだ表紙がつかないうちにあらすじを読んで、一応、購入候補かな~だったのですが、、、表紙で衝撃!なにこれ、壁ドン!
手元にある壁ドンはそれはそれは眼福ものです。ニヤニヤしてしまいます。
内容はというと、「おさななじみから」のカプの友達として登場していた明生と、そのカプをかきまわした笙野さんのお話。
明生が目を覚ますと、隣に笙野が。実はいたしてないってオチ?なん…

8

こいびとから 小説

椎崎夕  小椋ムク 

椎崎夕ブーム

ブーム中なのです。小説は文庫版をメインに買っているので、新書判で活躍されている方の作品はあまり知らなくて、電子書籍で読んだのをきっかけに、読むのに迷ったときは椎崎夕さんです。いよいよ読むのがなくなってきて、新刊を買いました。

「おさななじみから」のスピンオフ。

椎崎さんの作品が好きなのは、受が真面目! よく働く! なので勝手に応援したくなります。今回は攻の笙野さんはなかなかカッコいいし…

6

非保護者 小説

椎崎夕  北畠あけ乃 

王道な設定だけに

こちらは生意気な坊ちゃんと父親に雇われてるお目付け役、というよくありそうな設定ですが、その「よくある設定」を期待を外さないで最後まで読ませてくれる作品だと思いました。

主人公の征は生意気で夜遊びばかりで、お目付け役の瀬尾に面倒ばかりかけています。けれど密かに瀬尾が好きだというのもまさに王道的で、でも素直に楽しめました。瀬尾が好きだと悪友にばれ、ばらして欲しくなかったらと襲われてそこを瀬尾に見…

6

ずるい男の落とし方 小説

椎崎夕  麻生ミツ晃 

味のある話です

攻視点、受視点、いずれの視点で読むかによって印象がガラリと変わる内容だと思います。

 攻の石井はバツイチのリーマンで、離婚前はブランド物で身を固めた遊び人で他人に対してドライなため痴情のもつれによるいざこざが多い評判のよくなかった人でしたが、離婚にまつわるアレコレで人としてまともになり服装も変わり性欲も枯れ果てて、今や百円ライターの似合うくたびれたオッサンになっています。仕事はできます。

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