椎崎夕さんのレビュー一覧

もう一度だけ、きみに 小説

椎崎夕  すずくらはる 

純愛ファンタジー…なのかな?

あとがきによるとオカルトではなく、ちょっと不思議な純愛もの、ということらしい。が、う~ん、私の好みからすると糖分が足りなかった、かな。ちなみにスピンオフのスピンオフ作ですが、それぞれが独立した作品になってます。

蒼は高校を卒業し、新しい保護者兼世話役の成海と同居することになる。この蒼くんが、不憫な生い立ちで、霊感体質のせいで実のお父さんから疎まれ、六歳の時、亡くなったお母さんの兄に親権が移さ…

5

愛とか恋とかどうでもいい 小説

椎崎夕  三池ろむこ 

内容は面白かったけど



「明日になっても傍にいる」のスピンオフで、前作カップルの後輩の話です。
ただ、時系列的にその後ではあるけど、前作とは全くテイストも違うため本作だけでも全く問題なく読めると思います。
ただ、前作カップルが結構がっつり絡んでくるので、この二人の背景がわかるといった感じで読んでいると楽しいと思います。

<あらすじ>
可愛い容姿に幻想を抱く恋人・間宮に三行半をつきつけた幸春(受け)でし…

1

愛とか恋とかどうでもいい 小説

椎崎夕  三池ろむこ 

引き込まれました

「明日になっても傍にいる」は既読ですがスピンオフとは知らずに読みました。

読み応えありました。そして心霊現象が怖くてドキドキしました。それと井上につきまとう女の思い込みが不気味でした。

なかなか心霊現象の原因が分からなかったので、面白かったです。

最初は幸春のキツい性格が読んでいて受けつけなかったんですが、井上との関係が進むにつれて可愛げが出てきました。それと井上の図書館司書と副…

1

あなたの声を聴きたい 小説

椎崎夕  街子マドカ 

母親は子供の声を聴け

ページ数が多いのでお得に感じて読み始めました。
私にとって椎崎さんの書く話はすっと入り込めて、読み始めるとなかなか止めることが出来ず、ほぼ一気読みです。
亨の周辺は問題がてんこ盛りなのに、誰に頼ることもなく、自分で解決しようとするとするのが育ちのせいだと思うとせつなかった。
これは小説なので真剣に考えることでもないけど、亨の苦労の原因は母親だと思うし、世のシングルマザーは子供が小さいうちは同…

3

愛とか恋とかどうでもいい 小説

椎崎夕  三池ろむこ 

ちょっと怖かった

なんと少しホラーテイストありのお話でした。びっくり。ひー読めませんというほどまでは怖くなく、ホラー部分以外はいつも通りの椎崎先生テイスト、ぐるぐる話です。ぐるぐる長いなあとやはり思ったのと受けの性格が今一つ好きではなかったので中立にしました。本編340Pほど。「明日になっても傍にいる」のスピンオフですが前作未読でも問題ないと思います。

喫茶店で別れ話を切り出した幸春。可愛い顔をしているからか…

5

近すぎて、届かない 小説

椎崎夕  花小蒔朔衣 

描いていた人物像と違う?!

前作を読み気になった為購入。
前作は和のツラい過去が色濃く、理史が支え救っていく物語。それがとても良かったのですが、今作は和のはっきりしなさや、理史の過保護っぷりが読んでいて引っかかりました。
中盤が凄く長く感じました。
理史たちに新店舗でのバイトを止められるまで、明らかに無理をして仕事をしている和を見るのがつらかったです。
和に対する理史たちの対応は、やはり端から見ればよい気はしないし、…

0

仮初の恋人 小説

椎崎夕  高星麻子 

曲者感は強いけど甘~い!

表紙が素敵ですね…!一目惚れでした。

序盤は特にですが、駆け引きめいた遠回しなやり取りが多く
時々「そんなセリフあったっけ?」と戻って確認する箇所がいくつかありました。
直接的な言葉でなく言葉の裏側を読んで会話が交わされる形になります。
個人的にはちょこっと読みづらかった…かな。
でも駆け引きを楽しむならそれが醍醐味なのかも(^///^;)


受けは長年親友に片思いしていまし…

1

近すぎて、遠い 小説

椎崎夕  花小蒔朔衣 

辛過ぎる過去を吹き飛ばして

以前交通事故で両親と、右足の自由を失い、また姉夫婦との間にわだかまりが出来てしまった和は、又従兄弟・理史と三年間同居をしている。和は自分の気持ちを押し込め、いずれ離れなければと思いながらも、大学卒業まではと一緒に暮らしていたが。。。

今までの和の人生が辛すぎて、それでも大学で普通に過ごしていたり、自分に出来ることはしなきゃと思うの姿に、もっと甘えればいいのにと思えてしまいます。
姉の旦那に…

0

恋愛未満 小説

椎崎夕  雨澄ノカ 

静かに寄り添い合う大人の恋愛

「恋愛以上」スピンオフ作品ですが単体でも読めると思います。

スピン元を【動】とするなら、こちらは【静】。
攻めも受けも理性的な大人の男性で、
身を刻むような別れを知っている者同士が静かに寄り添い合い。
淡々としているようで距離感がひどく優しいです。

あらすじを読んだ時に"要はセフレ関係ってこと?"と思ったんですが違いますね!
この関係はセフレなんて俗物的な言…

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恋愛以上 小説

椎崎夕  雨澄ノカ 

切っても繋がる

高校時代の片想いを10年間拗らせ逃げる続ける受けと、
無自覚な感情を抱きつつ逃がさず追い求める攻めと。
臆病ゆえに逃げて逃げて追われて振り切って。
根比べのような拗れ方をしているノンケ×ゲイの再会ラブです。

終始、受け視点なんですが、攻めが可哀想で同調してしまいます。
受けのあまりに身勝手な言動が目について少しイライラしました。

でもそんなトコが萌えたのですよ~(;///;)

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