朝南かつみさんのレビュー一覧

くるおしく君を想う 小説

沙野風結子  朝南かつみ 

最後までモヤモヤ…

元から受けが好きで身代わりはフェイクって展開を期待したのだけど、結局は兄が好きだったけどでも勘違いでした、やっぱり君が好き!…はあまり納得がいきませんでした。狂おしく君を想うって攻めのことかと思ったけどこれは受けのこと?確かに受けは盲信的に攻めのことが好きですね、あんなにひどい事されて…。でも理屈で片づけられない恋もたくさんあるはずだからそこは否定しません。しかし今回は受けが酷い目に合いすぎている…

4

若獅子と氷艶の花 小説

あさひ木葉  朝南かつみ 

今作だけでも面白い

前作「帝王と淫虐の花」があまり好みではなかったため、長年スピンオフである本作を読まずにいたのですが、最近思い出してふと読んでみました。そうしたら意外と良かったので、私と同じように「前作好みじゃなかったから読んでない」と言う方にも読んでいただきたく今更レビューを書いております。

まず、今作は前作知らなくても何ら問題ないです。普通にこの作品だけ読んでも十分理解できるような作りになっています。香港…

2

積木の恋 小説

凪良ゆう  朝南かつみ 

最初から泣いちゃった…

いつも後半でグッと流される作家さんですが、前半から涙が止まらず、切なくて苦しいお話でした。特に、自分の気持ちを自覚するシーン、過去を後悔するシーン、クリスマスを心待ちにする描写…。心の揺れる様子を丁寧に書かれていて何度も読み返してしまう話です。
でもバイト代はもらって欲しかったし誤解も解いて欲しかった。脳内EDで誤解の解けたシーンが流れたので良いのですが、そこがスッキリすればもっとよかった!

2

風でなくても 小説

火崎勇  朝南かつみ 

珍しいヘタレ攻め

「その一瞬も含めてお前が好きなんだ」

表題の他誌掲載時が2001年、書き下ろしが2005年とあり、やはり読みながら時代を感じさせましたが、火崎先生には珍しいヘタレ攻めというのと朝南先生のイラスト(表紙の目を伏せた攻めと受けの腕を掴む手)に惹かれ購入。 
絶版になってますので中古で探しました。

ヘタレ攻めのぐるぐる描写に好みが分かれる作品だと思いますが、タイトルの意味するものが分かった…

2

よくある話。 小説

中原一也  朝南かつみ 

よくある話?

私にはタイトルの意味が解りませんでした
逆説的な意味なのかしら…??

攻の池田くんは大型わんこなイメージで読んでいたのでCDのキャストが意外でしたが、素直な男の子らしい男ですね。
受の袴田さんは、ぼんやりが過ぎる!!程があるだろう…。実際こんな人が周りにいたらきっとイライラしちゃいます。天然、というよりも覇気がない。生気が感じられない。
そこを「気だるげ物憂げ色っぽい」と受け取ってくれ…

0

忘れないでいてくれ 小説

夜光花  朝南かつみ 

攻め受けとも好きだった

朝南先生の挿絵が見たくて購入。攻め受けとも好きなタイプで良かったので萌2にしました。受けが異能持ちな部分、ちょっとファンタジー要素ありですが、新宿あたりにいそうなカプに感じるお話、本編250Pほど。ツンツンは好きだ。

都心から少し離れたビルの2階で怪しげなクリニックを営んでいる清涼(せいりょう)。医師免許を持っているわけではないので口コミだけですがそこそこの稼ぎ。「接触したところから記憶を読…

4

禁断ロマンス 小説

妃川螢  朝南かつみ 

ぶれない

朝南かつみ先生のラフあると聞いて購入。時々重いなあと思うこともある妃川先生ですが、今回はロシア舞台だからか、攻めの雰囲気がとても良かったので萌2にしました。本編260p弱+あとがき+かつみ先生のラフ2p。

父親の命令によりロシア拠点のテコ入れのために赴任した咲人。最初の伝手にけんもほろろに追い払われ、言い寄ってきた別の相手に会ってみるとヤバそうな相手で大ピンチになったところ、最初の伝手である…

2

「禁断ロマンス」初回限定特別SSペーパー グッズ

この世界のどこかでーー。

特典ペーパーの類いですが、特筆したい、強く印象に残ったもののみレビューさせて貰っています。

で、こちら初版購入での特典ペーパーでして、本編主人公の兄視点で語られるお話です。

本編ラストですが、すごく情熱的でロマンチックなものになるんですよね。
若い二人が手に手を取って、逃避行的な。
で、それを「咲人の思うように生きていいんだよ」と、後押ししたのが、この兄になるのです。
誰の顔色も…

3

「禁断ロマンス」初回限定特別SSペーパー グッズ

良かった

本編も好きでしたが、こっちも良かった!初版に全部ついているペーパーなので、気になっている方は是非。本編に出てくる受けのお兄ちゃんのお話です。

以下ネタバレ


弟と生き別れになってしまった聖人(本編受け兄)。ある日、渋滞に巻き込まれて、ちょっと商店街を歩く羽目になったのですが、そこでふとペットショップ、そしてそこにいたロシアンブルーの仔に目が留まります。だってその仔の誕生日は、忘れもし…

3

禁断ロマンス 小説

妃川螢  朝南かつみ 

設定はハードだけど、内容は甘々束縛系だったりします

個人的に、妃川先生の書かれる受けがツボなのです。
強気で不器用で健気。
その生真面目さ故に、貧乏クジなんかを引きやすくて。
また、硬質な色気なんかも持っている。

攻めは大抵、最初は傲慢だったり俺様だったりするんですけど、その見た目から御し易しと嘗めてかかった受けの、意外な芯の強さや凛とした姿に興味をそそられる。
で、「お前は面白い」とか言いながら、一転、受けに甘くなる。
ついでに、…

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