朝南かつみさんのレビュー一覧

忘れないでいてくれ 小説

夜光花  朝南かつみ 

事件とエロと両方楽しめる

サイコメトラーが主人公のお話です。
はじめのうちは“記憶を消す”という胡散臭い商売をしている清涼という人物のイメージがなかなか掴めなくて、これは大変読みづらいことになりそうだと思ったのですが、もう一人の主人公、刑事の秦野が登場してからはお話全体の方向性が定まったためか、清涼に血が通ってきてくれました。

実は秦野が初めて登場したときは、まさかこの野暮ったそうな男が主人公の片割れになるとは思っ…

1

くるおしく、きみを想う 小説

沙野風結子  朝南かつみ 

痛くて切ない

痛いを通り越して激痛なんですが……大好きなんです。

ずっと憧れていた人に殺されかけた過去を持つ航希。
全ての想いを自分の中に沈めて、弁護士になるために多忙な日々を送っていた。
だけどある日、一つ年上の兄が借金を残して失踪したと知らせが入り、13年ぶりに航希の前にあの男、莉一が現れた。
昔と変わらず兄を崇拝し、航希を憎んでいる男は、借金を肩代わりするかわりに航希に兄の身代わりになることを…

6

俺と奴の対峙する関係 小説

義月粧子  朝南かつみ 

こういう女王様ツンデレは好みです。

色気のある朝南かつみさんの絵で表紙買いした本でしたが、本当に対峙具合がツンデレで、和装で萌えました(何を言っているのかわからなくなってる・・・汗、、)
義月粧子さんて、派手な感じはないですが密かに(?)萌える作品を結構書いてますね、本棚探したら何冊もありまして驚きました!

高校時代好きだった黒田に気持ちが通じなくて傷ついていた志岐が黒田に再会して、ツンツンしながらツンデレに至るという幼馴染…

1

忘れないでいてくれ 小説

夜光花  朝南かつみ 

サスペンス

刑事×相手の記憶を覗くことができる男。
清涼は相手を記憶を覗く能力、消す能力をもっていることからそれを利用し商売をしています。
そしてそこに現れたのが刑事の秦野。秦野は事件に重要な女性の記憶を清涼が消したのではないかと問いつめてきます。
しかし女性の記憶を見た清涼は秦野が探している本当の犯人を見つけ、自分の能力を使い勝手に暗示をかけてしまいます。
それに納得しない秦野は清涼と言い合いになり…

2

忘れないでいてくれ 小説

夜光花  朝南かつみ 

脇キャラがこんなに気になるなんて!

登場人物全てのキャラがたってて、すごく楽しめる話でした!
カラー扉の絵はドレッドヘアに迷彩服の塚本と妖しげな占い師黒薔薇、この二人の存在がよかったな~
普段だと主人公の絡み絵ですけど、この脇キャラが登場ってことは、やはり注目?って感じですよ!
あ、でも主人公の二人もよかったですよ☆

他人の記憶を見て消すことができる能力を持つ清涼は過去にとても辛い体験をして、それがきっかけでこの能力を持…

4

言葉がなくても 小説

火崎勇  朝南かつみ 

恋人同士になってからが、スタートです。

攻・城栄重 スポーツショップ社長
受・外川 スポーツメーカー営業

前作の「甘くなくても」の続編です。

恋人同士になった城と外川ですが、甘々な日々を送りながらも、お互い仕事に励んでいます。
外川は城の会社へ転職することを考えていますが、今の営業へ希望して移動したばかりなので、成績を上げないまま会社を辞めたくありません。
城は仕事なら用意するから、早く辞めて来いと言い続けていますが、…

4

俺と奴の対峙する関係 小説

義月粧子  朝南かつみ 

結局、初恋同士なのね~

評価が高かったので読んだのですが…皆様に同じくの評価でした。
面白いです~。

攻・黒田剛士
受・志岐顕之

幼馴染で同級生。
子供の頃からのライバル関係。

人当たりがよくオープンな性格の黒田と、神経質で他人を寄せ付けない志岐と。
正反対の2人です。

高校時代、黒田がゲイであることを知ります。
志岐はそれに対して特に何かを思うことは無かった。
「ふうん」てな程度。

7

描くのは愛 小説

剛しいら  朝南かつみ 

表紙に怯まないで

表紙はこれでもかってくらいエロいですけど、中味はそうでもありません。自分の計画を実行するために、カラダを要求されますが、「はい、どうぞ」と進んで差し出したわけでもないし。
愛情を感じ始めてからは、自分から乗っかっちゃうというシーンもありましたが、大人なんだから当然だよねって感じですし。

潰れたペンションを買い取り、そこで父と飼い犬の二人と一匹でひっそりと暮らす脩平。そこで贋作を作り出してい…

2

描くのは愛 小説

剛しいら  朝南かつみ 

複雑なのに読みやすい

それでなくても肌色率が高いカバーイラストですが、帯がないともっと恐ろしく購入しづらい状態になりますね。(そこまでエロじゃないのに…)

贋作師・脩平と美術品鑑定家・幸洋のお話。

父親の汚名を雪ぐため、伝を頼って脩平に贋作製作を依頼しに来た幸洋ですが、お話のはじめの方では、なぜ大金を払ってまで贋作を用意しなくてはならないのかが、いまひとつわかりづらかった気がします。
しかし、幸洋の背景や…

2

甘くなくても 小説

火崎勇  朝南かつみ 

萌ポイントは、俺様攻の土下座

攻・城栄重 スポーツショップ社長
受・外川 スポーツメーカー営業

在庫管理から営業に移動になった外川は、指導係としてつけられた根岸にうんざりしていた。
その根岸に連れられて得意先のガイズ・スポーツへ行く。
在庫管理時代にガイズの「城」と電話で口論をした経験のある外川。
その城に新製品を薦める根岸だが、商品説明がいい加減で全く営業になっていなかった。
横から外川が説明を補足していると…

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