朝丘戻さんのレビュー一覧

春へ 小説

朝丘戻  小椋ムク 

「春へ」の朗読CD/Cv鳥海さん

「春へ」のCDですが、ドラマCDではなくダリアさんとリブレさん共同フェアの特典朗読CDです。

「春へ」に出てくる画家の旭が高校生の恋人、十希に「遺言」のような気持ちで声のメッセージを残すという設定です。

冒頭から何を話そうかそわそわする鳥海さんにかわいさを覚えてしまいます。
でも落ち着いたらちゃんと年上で頼りがいがある所を聞かせてくれます。

自分が天国に行き十希の両親に会ったら…

1

春恋 小説

朝丘戻  小椋ムク 

恋をした相手が同性、そして愛になる

この作品はサイト掲載作で後にコバルトで文庫になった作品だそうです。
相変わらず切なさと登場人物の心理描写が大変緻密だなと感じますがやはり個人的には
この繊細で切なく苦しみながら成長していくBLと言うより同性愛ときっちり
活字にした方がしっくりくる作品は苦手であります。

BLにファンタジーを求め、読み終えた後にすっきりしない作品は内容が良い悪い
関係なくやはり楽しめないのが本音。
こ…

13

「春恋」購入特典ペーパー書き下ろしショートストーリー グッズ

恋に落ちた時

アキが恋人と別れたと話し、とうとう本当の恋人になれたその時。
その直後、すぐに二人は引き離されてしまうのですが、その一瞬の蜜月の時間に思いだした美里がアキに恋をした瞬間のエピソード。
本編ではさらっとしか触れられてないエピソードですので、この話があることにより、より一層美里のアキへの想いの始まりが明確になります。

やっと恋人になれて抱きあった後、美里はアキが前足に怪我をした猫の絵を見せて…

1

春恋 小説

朝丘戻  小椋ムク 

恋と同性愛

高校生と家庭教師の大学生の苦しい恋のお話。
一読目、勢いで一気読みの時点では切ない片想いが、添い遂げられない結末が切なくて切なくてとても苦しかった。
そうして、心を落ち着けて読みかえすと色々見えてくる。
作者さんがあとがきで書かれたこの本で描きたかったテーマ「恋・同性愛・愛」それは間違いなく描かれている。


高校3年生の美里についた家庭教師は絵を描いている大学3年生のアキ。
彼の絵…

8

坂道のソラ 出版社書き下ろしペーパー グッズ

男子高校生の日常?

なんだか普通にアホな、男子高校生の日常ネタ。

昼休み、教室で一吹は林田と嶋野の三人と、揃ってそれぞれ自分のスマホをいじっています。
一吹は賢司と『アニパー』でチャット中。
賢司は昼休みでまわりに人もいないし、仕事も余裕があるらしくて、段々話はあやしげな方向へ、
チャットセックスなんて単語がでてきて、どうしよう?って、
学校の、後15分しかない昼休み。
迷うこと自体がって言うか、ほと…

2

春へ 小説

朝丘戻  小椋ムク 

・・・

あーーーー

読んでいる最中も、読後感も、
頭の中をこだまするフレーズは

・・・・・・・・ああ・・・朝丘戻。

モノローグで語られる、十希の想い。

文章的にはとっても切なきれいで、
文章からきれいな映像イメージがキラキラサラサラあふれ出てくる。
テーマが絵画だし、この絵画的な世界は、それはそれで素晴らしい。

で、そんな映像世界に酔っている分にはいいんだけども、ふと、…

4

青に沈む庭 小説

朝丘戻  山田シロ 

現実の痛み

 これは絶対しっとり系のいい話だ! と思って読んだら、やっぱりしっとり系のいい話でした。
 こういうので当たりを引くとワクワクしますよね!

 物語の主人公は岩瀬一。
 一って書いて「いち」。

 一には真という姉が一人いて、その姉は一度、二十歳の時に結婚し、その三年後に離婚した。
 一は、その姉の元夫である元義兄のことが大好きで、元義兄の玖珂逸人の元に通い詰める日々だった。
 逸…

3

春へ 小説

朝丘戻  小椋ムク 

しっとり

しっとりしていていいお話だったと思います。
文章が瑞々しくて、キャラクターに合っていました。
引き込まれて一気に読みきるのではなく、
なる前に一日少しずつ読み進めていったので
最後まで読んで章のタイトルのからくりを知ると
とってもじんわりしました。
途中ちょっとキャラクターが掴みづらかったので
萌×2にしたけど、お話は神評価です。
主人公(受)がしっかりしているからなのか
年の差…

3

坂道のソラ 小説

朝丘戻  yoco 

一吹の一途さは間違いなく『神』

朝の通勤通学バスで毎日見かける、同じ顔。生まれるドラマ。
高校生の一吹は、痴漢にあっている所を目撃された事がきっかけで、
IT会社副社長の賢司と言葉を交わすようになり、友達になります。

人付き合いが下手な一吹は、下の名前で呼び合うような親しい友達はいなくて。
女の子の下品な話をする同級生の林田達に馴染めず、疎外感を感じています。
自分がゲイである事も隠しているし・・・
そんな一吹を…

6

坂道のソラ 出版社書き下ろしペーパー グッズ

本編よりは好き

二人が付き合い出して暫くした頃の、教室の昼休みの風景。
それぞれが付かず離れず勝手なことをする中、
一吹は恋人の賢司と、『アニマルパーク』でチャットをしている。

そこからチャットセックス云々という話になったところで、
先生に呼び出された一吹は、友人達にスマホを預けて席を外す。
で、戻ってみると勝手にアレコレやりとりしちゃっていて……

そりゃ怒るでしょ!とも思わなくはないけれど、…

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