total review:279067today:19
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
22/42(合計:416件)
朝丘戻 問
麗音
ネタバレ
ちょっと変わった世界の設定です。 人間の中に少数の獣人と呼ばれる身体能力や体の一部の形状が獣の『半獣』が存在する世界です。 何故そうなのか、近未来の話なのかファンタジーの異世界の話なのかは全く説明がありません。 ただマイノリティーで時に差別され奇異の目で見られたり忌避されたりする存在であること、獣の種族によっては嫌悪されたりバカにされたりあるいは賛美されたりします。 樋口さんの虫シ…
朝丘戻 梨とりこ
おほし
優しい気持ちになれる、すごく素敵なお話でした。 本編の内容の前にまずこの本の厚さ。なんと1冊で380ページ!(笑)こんなにページ数のあるBLは見たことありません(笑)電車などで読み進め、読破するのに3日ほどかかりました。 朝丘先生の作品は、サヨナラ、リアル 坂道のソラ に続いて3作目です。今作も朝丘先生らしい、丁寧で優しい文章。2人の抱える過去は辛く暗いものです。重たい話は断念してしま…
朝丘戻 yoco
かみたに
サヨナラ・リアルに続いて手に取った朝丘さんの作品。 自分が普通では無い事にどうしようもない思いを抱えた一吹と、過去に囚われた大柴さん、そんな2人のお話 通学や通勤で毎日乗り合わせる乗客たち 会話を交わすことなくすれ違う人の方が圧倒的に多い中で、知り合う事ができた2人 賢司さんの過去の出来事を知って、それは偶然では無かったのだと分かりました 本当に辛い出来事を抱えている人間って…
muccu
自分がゲイであると自覚し友達とうまくコミュニケーション取れなかった一吹が、初めて人を好きになり強くなっていきます。 とにかく一吹が健気で優しい作品でした。 バスで知り合った賢司のことが好きで好きで仕方ない。 でも嫌われるくらいなら、気持ちを隠して友達でいたい。 そんな一吹の葛藤がひしひしと伝わってきて切なかったです。 ぼろぼろウサギのキャラもすごくあってました。 賢司の優しく包…
mayuta
初めて読んだ作家さんでしたが、読んでいくうちにとてものめり込みました。 三十路超え社会人と高校生の恋愛ということに初めは懐疑的でした。 共通点がなく年齢差もある、極端に言うと大人と子供で自然な恋人関係になるのって難しいのではと思うからです。 自分と照らし合わせて、ありえないという思いがあります。 しかし、今回は一吹(受け)が持っている傷が象徴的な引力になっています。 その上で2人…
朝丘戻 麻生ミツ晃
なかむあ
坂道のソラから朝丘さんの本を読むのは2冊目なのですが、読みにくいと感じること一切なく1日で読み切ってしまうほど良い作品でした。 主役の2人だけではなく、周囲の人間もひとりひとり魅力を感じました。店長も前まで優しく穏やかだった面もそれは必ず店長の一部であると信じていたかったと思えるようになった藍の心の変化など細かく表現されていて感情を自然とリンクさせながら読み進められました。 軽い気持ちで読…
朝丘戻 せのおあき
bonny
描きたい物語があるんだなーって、こだわりがあるんだなーって、切実に伝わってくる作家さまなんですよね。個人的には書きたい思いが溢れすぎて収集がつかないくらい、ビッシャビシャにウェットでもいい。作家さま独自のこだわりが強い程いい。その匙加減で好き嫌いが別れるのだろうと思うんです。 朝丘先生は教師×生徒ものばかり当たっているんですけど、このお話も高校美術部の顧問、宮城と二年生の部員、如月光久の道な…
ななつの
人と獣人が一緒に生きる世界の、教師を好きになった高校生のお話です。すごく綺麗で、透明で、じわじわとあったまるお話でした。この2人のお話に関わる人達のストーリーがオムニバス形式で読めます。どの登場人物も、純粋で、可愛くて、癒されました。 大人な先生にドキドキする真白も、高校生の時の人を信じられない真白も、わかるなぁと思いながら読んでました。苦しくて息が詰まりそうな感覚も、鮮明に伝わってきて、素…
朝丘戻 テクノサマタ
さくたろ
他の方々が言っているように確かに詩的だし、三十路のおじさんが可愛こぶった口調で子供っぽいところもありますが、私はとても好きです 前半後半でお話の雰囲気が全然違う印象でした 前半は2人が出会ってからお付き合いして少し経つあたりまでで、高校生のあめちゃんと大人になりきれていない先生の甘い恋が描かれています 読んでいる途中は甘々すぎでは...と思うところもありましたが、その甘さ加減は後半の悲劇と釣…
朝丘戻 葛西リカコ
京太郎
朝丘先生の本は、こちらが初めてになります。 以前から気になる作品が多く、またよくお名前を耳にするので気になる作家さんでした。 結論から言うと、私には作風が合いませんでした。 文章の作り方、文字の使い方が肌に合わず、露骨につまらないと思いながら読んでしまいました。 こんな経験は初めてです。 攻めである本田さんにも、受けである優太郎くんにも全く感情移入できなかったのが、逆にリアリティ…