朝丘戻さんのレビュー一覧

Heaven's Rain 天国の雨 Limited Edition 小説

朝丘戻  yoco 

輪廻を信じ、静かな『終わり』を迎える


残酷な運命を抱えた2人の輪廻転生、そのいくつもの物語のひとつを覗いている。

妻を持つ瑛人を好きな凛、そしてそこに突然現れた瑛人の弟、暁天。
初めは暁天の意味不明な発言と行動にもやもやとした疑問を抱えながら読み進めることになると思いますが、その言動の意味が物語の途中で明かされた時、きっともう一度彼の発言を読み返したくなります。
ページ数が多く手に取るのを躊躇する気持ち、私自身そうだった…

6

秋色 小説

朝丘戻  小椋ムク 

長い道のりの末

うぅ!もどかしい!
相思相愛なのに、お互いの幸せの為に、こんなにも離れている2人。
再会もしているのに、それでも元には戻れない。
美里の彼シーナと、マリ子とマリ子ダンナの4人で、アキの絵画教室の展覧会に行く場面はハラハラしました。絶対何かが起きる!
あの時アキが、シーナの仕事に対する考え(飲み会について)に活を入れたのは、美里の彼だから。美里の為に。
あぁ、ホントに成長して、スパダリにな…

5

春恋 小説

朝丘戻  小椋ムク 

出会えたことが奇跡

冒頭の意味深な文章に、どんな話なのかとページをめくると。。。
いきなりのえっちシーン。表紙の2人とは思えないセフレ感!
あれ?こんな感じの話なの?と思ったら、実は美里はツンデレだけど、凄くアキが好き。好きだからノンケのアキが、身体だけでも相手をしてくれる事をやめることができず。
彼女がいる。自分とは家庭教師と生徒という間柄。自分は男。
そんな負い目ばかり抱えている美里。
それに対してアキ…

4

あめと星の降るところ-Complete Book 1- 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

読めて良かった

『あめの帰るところ』の先が読めて良かった。
幸せで良かった。
そんな読後です。

あめちゃんと先生との仲のよい日常から、記憶を無くす直前のあめちゃん。
一度諦めようとしたけれど、どうしても先生に会いたくて、頑張って這い上がろうとするあめちゃん。
千歳と先生。そして家族。
記憶をなくして、まだ埋まらない隙間を二人で紡ぐ姿を見れて良かったです。長い時間をかけていくんだろうなぁ。
そして…

2

星を泳ぐサカナ 小説

朝丘戻  葛西リカコ 

一途な初恋

可愛くて、真面目な優太郎が好きになったのは、セフレが何人もいる恋愛欲がない本田。
優太郎は、自分が男であることの負い目で、本田を好きでいることにすら、申しわけなさを感じてしまういい子。そんな真面目で真っ直ぐな子が、自分を慕ってきたら、可愛がるよ!
そんなわけで、最初はふざけ半分で優太郎にキスをした本田だが、徐々に優太郎に対し独占欲が。
これは、生い立ちも関係してるのでしょうね。ワガママな子ど…

5

氷泥のユキ 小説

朝丘戻  yoco 

まさしく恋愛小説

「あ、今恋愛小説を読んでる」を超えて「あ、私、今恋愛してる?」とさえ思った。
甘くて切ない恋の感覚って、こんなんじゃなかったっけ?
いつもBLは第三者目線で壁となって見守るスタンスで読んでいるのに、受けのユキがあまりに恋愛脳で乙女的に恋をするから、自分の中の乙女な部分が(一応あるのです笑)騒いじゃって仕方なかった。
このウザいくらいの恋の感覚に胸がざわつきます。

過去に苦い失恋をして以…

3

月夕のヨル 小説

朝丘戻  yoco 

良かった!

出来るなら、レビューなどで情報を得ないで、読んで頂きたい作品。

大学生の明が、晴夜のブログを読んでアニパーで話しかけ、直接晴夜のお店へ会いに行った所からのお話です。
私が読んでいて感じたのは、前3作品のお互いがスキスキ!とは違い、晴夜の明に対しての本音が読めず、これは遊び?騙されてる?みたいな感覚。また、明も晴夜に対し本当に好き?流されてない?という疑問。
読み進めるうちに、お互いの本気…

2

窓辺のヒナタ 小説

朝丘戻  yoco 

最高です!

好き過ぎてレビューしにくい。。。そんな気持ちです。


『坂道のソラ』読後、こちらを読んでいます。
アニパーによって出会い結ばれる物語。
受験生の日向はゲイ。家では継父からゲイであることによる迫害を受け、自分自身を否定し自分の将来に落胆している。そんな日向が可哀相で、泣けてきました。
自分がアニパーをして出会っていたら、親身になって聞いている。作中トラコやサヤがそうしてくれて、誰も自分…

3

坂道のソラ 小説

朝丘戻  yoco 

あぁ、幸せ。

自分の好みにドンピシャな作品で、神評価以外考えられません。
あらすじは、上記を参照ください。

高校生の一吹と、IT会社副社長の賢司。包容力や経済力、すべてを兼ね備えた大人の賢司。
そして自分がゲイである為、周りとの間に壁を作って、名前を呼び合える友だちがいない一吹。
早々、互いに惹かれ合ってるんです!
男子高校生に向かって可愛いとか言わないから!賢司がノンケに思えないくらい、一吹を溺…

1

君に降る白 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

やっぱり好き

昼は古本屋でバイト、夜は身体を売る仕事をして2年間過ごしていた藍。
ある日指名が入った相手からの指定は、白シャツに白い靴下。変態かと思いきや、抱きしめるだけで、それ以上はしてこない成瀬。
成瀬は藍を気に入り指名を繰り返すが。。。

夜の仕事に罪悪感はなく、暴力を振るわれても耐える藍が、唯一気に入っていた古本屋バイト。夜の事がバレて、店長に体を触られるようになり、信用していた人からの裏切り。…

3
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