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中村明日美子
ぎが
同性愛を描いているからといってBLではないのは自明のこと。 まして本作の主人公、J.S.カレンズバーグ(通称:J)は、マリリン・モンローになりたかった少年、すなわちトランスジェンダーである。 女装をし、女の言葉を喋り、女として男に愛されたい人物が主人公の物語をBLの文脈で評価するのは難しい。 1巻のあらすじは以下の通りである。 舞台は1950年代のアメリカ。 自身がトランスジェン…
『Jの総て』の登場人物モーガンとポールの中等部時代を描いた物語。 『J…』の連載終了後まもなく連載が始まった本作は、中村明日美子の漫画家としてのスキルがあがったこともあって非常に読みやすく、また非BL作ながらBLにも通じる『萌』も感じられる作品であり、モーガンとポールのキャラ設定は中村によるBLの近作『同級生』『卒業生』通じるものと推測される。 市長の息子・モーガンはその立場上喧嘩やいざこ…
高坂ミキ
中村さんの作品はこれが初読み。 な、ななな・・・なんだこのかわいさは!ちょっと、おばちゃん悶死するかと思っちゃったわYO! 挿絵だったり、よく行く書評サイトさんで作品がいくつか上げられていたのでこの業界でBL物をいろいろ描いているのかな?と思っていたらこれがBL誌での初仕事なんですね。実は絵の雰囲気がちょっと個性的だったので敬遠気味だったのですが、もっと早く読んでおけばよかったぁ~!!…
雁須磨子 中村明日美子
乱菊
これまで【ドラマティック・ボーイズラブ】と銘打たれていたキャッチが【永遠のボーイミーツボーイ・ストーリーズ】に変更になっていたメロメロ第5号。 そろそろ作家陣が「え?キミ誰?」という状態になりつつある。 表紙デザインの装丁もシャープなものからほのぼの系に様変わり。 しかも今までなかった特集ものが組まれていた・・・それってかなり普通のアンソロっぽいと言うか、メロメロの特徴というものがなくなって…
エダマメ
私の中で『同級生』は一番好きなBL漫画です。 佐条は合唱コンクールに向けて一人で陰で練習するくらい真面な生徒。 おバカだけど真っ直ぐな草壁がそんな彼にひょんなことから歌を教えます。 すごく王道なストーリーですが、その分ストレートに彼らの心情が伝わってきます。 キャラもみんな魅力的です。みんな色んな悩みを抱えているけど、悩んだり迷ったりしながら少しずつ強くなっていくのがいかにも高校生っていう…
よう
やっぱり絵柄の好き嫌いってありますね。ボーイズラブだと特に。 でも私はこの方の絵は好きなのでよかったです。 新鮮だけど、全然違和感無く楽しめました。 ストーリーも帯にある通り、ピュアで良い! 佐条くんが草壁くんの友達が苦手なところとか、高校生にあるなぁって感じ。 女の子もだけど、このくらいの年齢ってクラスの中でも似たタイプ同士がかたまってましたよね。 それで、違うタイプ同士はあまり交じ…
かおる
さわやかだけど妖しい、クールに見えるけど情熱的、中村先生はアンビバレントな要素をうまく織り交ぜますね。 サジョウくんの、陰険な眼差しとはずかしさで瞳孔が開いた瞳のギャップは別人かと思うほど… 冒頭はなんだか低体温だけど、読み進めていくうちに登場人物が春風に吹かれたように自由に動き回る。う~ん自由自在。 コマ割り、レイアウトもほかの人にはマネできないセンスがあります。 普通は時間がとてもかか…
うず
男子高を舞台にした甘酸っぱい青春ボーイズラブ。 友達も多くバンドマンで異性からの人気もある草壁と生真面目な佐条。 全くタイプの違う二人ですが、合唱の練習を通して距離を縮めます。 佐条への気持ちを自覚する草壁ですが、佐条が見ていたのは…? 表情豊かな草壁に対し、佐条は澄ました顔ばかり。けれど気持ちを持て余した草壁の行動に振り回された佐条が顔色を変える姿が魅力的。 また、面白くて明るい男…