中原一也さんのレビュー一覧

傷痕 小説

中原一也  石田育絵 

刑事×マトリと心の闇のシリアスで渋い男達

正直、これを読んで「エス」(英田サキ)の世界がチラついて(悪役の登場設定など)どうしても比較してしまうのを否めませんでした。
しかし、中原さんお得意の無精ひげのおやじがちゃんと出てきますし萌えどころも違いますから、似て非なる作品として認めます。

麻薬取締り捜査官の黒木は、小さい頃から異母兄の哲平が好きで、それは家族としてではなく男として愛している。
ただし、その気持ちは深く閉じ込められて…

1

A・KI・RA~路地裏の迷い猫~ 小説

中原一也  楠本弘樹 

意外と社会派なお話だよ

施設を逃げ出し身体を売りながら生きてきた明良を保護したフリーライターの葛城。
正義感溢れ、モラルをはずれまいとする葛城と、温かい家庭を知らない明良のアパート生活が始まります。

ソープ嬢美紅をはじめとする個性溢れるアパートの住人たち、葛城の取材を妨害しようとする男たち、2話目では葛城の兄の子・友喜が絡まって、守り守られるだけの関係から、どうにも我慢ができなくなる状況に発展していくのです。

2

水底に揺れる恋 小説

中原一也  立石涼 

ちょっともったいなかった

志堂から高校を中退することを知らされなかったことが面白くなく、東京の大学へ行くことを前日まで教えなかった高田。
それから10年。父親の病気をきっかけに、地元へと戻って来た高田。志堂とは帰ってきてからも、すんなりと仲直り……というわけには行かず、どこかぎこちなさが残っています。
幼馴染みでもある達夫や進と一緒に、4人で久しぶりに飲み、中退することをなぜ知らされなかったのかという理由を友人から教え…

2

フルスピードで恋をして 小説

中原一也  藤井咲耶 

職業的に、いかがなものかと…

攻・駿河恭弥(21) メッセンジャー
受・松浦直人(22) メッセンジャー

新入りの駿河は教育係の直人にツンケンしてます。
新人とは言っても、駿河はアメリカで自転車便の仕事をしていた経験もあり、シロウトではありません。

年下とは思えないふてぶてしい態度の駿河に苛立つ直人。
放っておけばよいという同僚の言葉に頷きながらも、ついつい面倒を見てしまうお節介でお人好しです。

素行の…

1

愛は憎しみに背いて 小説

中原一也  小山田あみ 

男前淫乱襲い受け

受けの陣乃は、中原さん評して男前淫乱襲い受けだそうです。
確かに積極的でした。

高校の頃関係していた蘇芳との関係がバレ、蘇芳の父が二人を別れさせるために、陣乃の父にありもしない罪を着せて、無理やり引き裂かれたのを知らず、ずっと蘇芳を憎み続けていたのです。
離れていたはずなのに、蘇芳の病院の元患者の家族が医療ミスで病院を訴える件の弁護を担当することになり、再び蘇芳に再会することに。

2

罪に濡れる夜に 小説

中原一也  片岡ケイコ 

聖職者の恋

攻・大森大地(29) 工務店跡取り息子
受・芹沢十夜(29) 神父

幼なじみで高校時代の同級生です。

子供の頃からの親友の2人。
父親が倒れたことから進学を諦めて工務店に入った大地と、学生時代から聖職者をめざしていた十夜。
故郷の教会で司祭として活動する十夜を、大地はずっと好きでした。
高校時代から惚れてたのですが、肝心の十夜は…天然です。

聖職者だからでしょうか、十夜は…

1

ワケアリ 小説

中原一也  高階佑 

中原さんの心意気に拍手

マグロ延縄漁船第六十四豊永丸。
漁労長がクリスチャンで、あまり理由を問うことなく船員を引き受けちゃうもんだから、船内はワケアリな男どもがゴロゴロ。
中でも25歳の志岐は、『イイ匂い』がする『魔性』な男。36歳になる浅倉船長も、いろいろと気になって仕方のない存在です。

というメインカップルもさることながら、脇キャラに大笑いさせてもらいました。
一番最初に志岐に手を出そうとしていた剛三。

3

野良猫とカサブランカ 小説

中原一也  実相寺紫子 

子猫ちゅぁん!


義理に父親からの暴力から逃れるために家出を繰り返し、
中学を卒業する頃少年性愛者・山辺の手に堕ち
約2年間おもちゃになっていた過去を持つ仲井律は
ある日突然訪ねてきた傲慢な刑事・須田隆利に
"俺の犬になれ"と捜査協力を頼まれる。

美貌と線の細い躰に反して生意気な律を
おもしろがり、挑発してくる須田に
仕込まれまれたテクを披露してみろよと言われ
抱かれてし…

5

ワケアリ 小説

中原一也  高階佑 

惜しいっ

うわーっ、マグロ漁船でのBでLですよ?
挿絵は高階祐さんときたもんだから
すげぇ期待しすぎちゃったのかも・・・。

マグロ漁船には不似合いな美しさをもつ
新入りの志岐
なにやらワケアリ?

船長の浅倉は、元ヤクザ。
アウトローだけども面倒見がよくてテクニシャンv

荒くれ者ども中、猫のように立ち回る志岐が
ものすごく良くてv
だからワケアリの“ワケ”の種明かしが楽しみでし…

5

肩ガ触レルホド 小説

中原一也  岩崎陽子 

大型ワンコ、しかもヘタレ

攻・滝川総司(20)
受・瀬田翠(21)

大学生。
出会いは高1と中3。

トラブルを引き寄せる体質の瀬田は、本人の意思とは無関係に「伝説」が出来てしまっていた。
その「伝説」に挑戦してきたのが、中学3年生の滝川でした。

瀬田よりもチビだった滝川を追い返したのですが、翌年、追いかけて同じ高校に入った滝川は…瀬田よりもデカく成長してました。
ウエイトが違うため試合はできないが…

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