竹美家ららさんのレビュー一覧

隣に居るひと 小説

椎崎夕  竹美家らら 

やっぱり非BL

評価の「中立」は決してマイナス評価ではありません><

どうしてもBLとして読めないのです。ということで、「中立」。

とは言っても、西崎と冷二は恋人(?)になっているので、ラブではあるんですよね。
でも、普段は長年連れ添った熟年夫婦みたいです。 互いが居るだけで満足という……。
二人だけのときは、冷二は女子中学生もビックリの純情ぶりなのです。西崎は超執着系に変貌(-_-)ノ

し…

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帰る場所 小説

椎崎夕  竹美家らら 

非BL

評価の「中立」は決してマイナス評価ではありません><

私の中ではこの作品は非BLジャンルに分類されてしまいます。
なので、「中立」ということで……。
西澤と冷二のラブというよりは、冷二と桃子のホームドラマとして読めました。

まず、ラブ要素が少ないです(^^;)ゞ
というより、ゆ~~っくり進行。
最近はこういうゆっくりの作品をよく読んでいたのですが、ここまでのはなかなか無いかも。…

2

羊とオオカミの理由 小説

杉原理生  竹美家らら 

ほのぼのブラコンズ

面白かったです!というか、面白いというより、和む。
ブラコンって可愛いですね…。

登場人物は結構なブラコンが多いです。
主人公・章彦は、弟至上主義な玩具メーカーの王子様。そんな章彦の弟・太一の部屋に居候しているのは高林というゲイの青年。ある日、章彦は太一が高林を好きなのではないかと疑い始める。大事な弟を守るため、自分が太一の身代わりになることを高林と約束して…?というお話。

文章も…

1

おとぎ話のゆくえ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

現代のおとぎ話

根無し草の来生は知り合いにくっついて彼の実家のある田舎町にやってきた。
そこは都会暮らしの彼にとっては未知の世界とも言える場所。
昔からのお殿様が存在し、息子である若様はみんなから慕われる。
その良くできた若様、奏に懐かれうっとうしく思いながらもいつのまにかそんな毎日が楽しくなってきた来生だったが……

城下町で現代の若様としてまっすぐに育った少年と、都会でふらふらと生活していたアウトサ…

4

羊とオオカミの理由 小説

杉原理生  竹美家らら 

ほのぼの


まさにほのぼのラブコメって感じでしたね~^^

まず主人公からして可愛らしいです

28歳にもなって外見は王子様・頭の中身はお花畑
極めつけに玩具メーカーに勤めてるなんて可愛らしすぎですよ章彦さん!笑

だからといってふわふわしているわけでもなく、幼くして両親を亡くしたことから年の離れた弟の世話をやいてるしっかり者でもあります.

ただ世話をやきすぎてブラコンなんてからかわれちゃうみたいですが...

1

おとぎ話のゆくえ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

睦言よりも雄弁な言葉

寄せては返す波のように、さざめく感情が静かに
満ちてゆく過程と、飾らない言葉が魅力だと思う作家です。
一穂先生の作品にはそれぞれに色を感じる事が多く、
それは情景や風景の描写が感情の流れの奥に
佇んでいるからかもしれません。
今作は長閑でも緩く閉ざされた曇天の街、
薄墨色のイメージでした。

世が世なら殿様一家であるやんごとない育ちの湊と、
人にも物にも一切の執着を持たない根無し…

2

上海 小説

かわい有美子  竹美家らら 

上質のロマンス

萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
情景描写の巧さはやはり群を抜くかわいさん。
これぞロマンス。

租界が成立してからおよそ100年の間、美しく、妖しくその栄華を誇った上海。
あらゆるものが混沌とし、「魔都」の呼び名に相応しい蟲惑的なその都も、第二次世界大戦を前にして消滅します。
この話の舞台は、その消えゆく最後の数十年の上海。
イングランド貴族の嫡子であるレイモンドと、使用人の捨…

1

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

ときめき盛りだくさんな心にしっくりくる神作品

タイトルに惚れてほとんど衝動買いでしたが、大当たりだったと思います。
こんなにしっくりくる作品は初めてでした。
てかときめきすぎて心臓もたなかった・・・。

辛い過去を持つ桂先生とその生徒で純情少年な志緒ちゃんのお話。
一見ポピュラーでありがちな設定で、たしかに私もそれに惹かれて買ったようなものですが、この二人だとなんか違うんです。
普通教師×生徒の作品って、話自体は萌えるものの、二人…

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羊とオオカミの理由 小説

杉原理生  竹美家らら 

良質なホームドラマ

弟の友人×ブラコン兄。
お兄ちゃんのずれっぷりが可愛い。
高林の悪い所にイライラするのではなく、料理上手だったり面倒見がよかったりに弟と自分の居場所を取られたように感じてイライラしてしまう空回りっぷりがまたなんとも。

高林の冗談から本気になっていく過程や、苦手が好きになっていくのが自然なので安心して読めました。

後半ちょこっとだけ出てきた高林の弟の双子ちゃんたちの可愛らしさと存在感…

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羊とオオカミの理由 小説

杉原理生  竹美家らら 

お兄ちゃん、悩みます

わりとサクッと読める作品でした。
登場人物には悩みがあるのですが、ほのぼのとした雰囲気でした。

この作品はお兄ちゃんは物凄く、ブラコンなんですが、そのブラコンっぷり温かく感じられました。朝の食卓の様子など、本当に心がほっこりしました。
そんな弟との生活に突如現れた高林。最初は高林の存在を良くは思わない章彦なんですが、大切な弟のために高林が出したある交換条件呑みます。
この交換条件を呑むところが本…

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