total review:285186today:16
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
7/91(合計:910件)
一穂ミチ 竹美家らら
うーゆむ
ネタバレ
一穂ミチ先生の未読をさらっているところです。 『雪よ林檎の香のごとく』のスピンオフだからこそ読み始めたわけです。 うんうん。 確かに、世界線は交錯するんだけど、私の知ってる嵐くんとは違うんだ。 知っている嵐くんは、スピン元の作品の志緒くんの妹、美夏ちゃんの素敵な文通相手で、憧れの優しいお兄さん。 そして、栫。 あ、栫はなんかそのままだったけども。 スピン元からの、ざわめく恋愛を思…
零論
今回は、なっちゃんこと深と皆川竜起との間に「恋敵」が登場します。 3つのお話に分かれていて、 ①恋敵とのあれやこれや ②恋敵目線の感想文 ③走る話(計と潮が登場!)です。 3本目は竜起が富久男に挑戦する話ですが、ドキドキする展開で、今まで特に何も感じていなかった竜起が好きになりました! 計のスーパーマンっぷりに隠れがちですが、この子もデキる男なのを思い知らされました。 …
特典などのショートを集めた本です。 長さも軽さも色々なお話が詰まっています。 そのどれもが幸せな気分にさせてくれるお得な一冊でした。 時間軸も様々で、読み進めながら忘れている内容を思い出したりしていました。 時間のない時でも、少しずつ読めるのでオススメです。 書き下ろしのデイドリームビリーバーは「イエスかノーか半分か」の読者なら絶対に読んでほしい。 彼らの昔と今を更に補足してく…
もちベーグル
電子書籍サイトで割引になっていたからこそ出会うことができました。感謝 背景、景色、色、想い、どの描写をとっても言葉の選び方があまりにも繊細で美しい。 受験の失敗が重なり親にも周りにも意固地になってしまった志緒が先生でありながら先生らしくない色々な面を見せる桂に出会い、自分が抱えている悩みなんてと思ってしまうほどの過去を知り、そしてついにはそんな桂を思ってか、それとも自分のためか、札幌に…
ぱるりろん
「ふったらどしゃぶり」の同人誌。12月のひとこま。日常のお話。 たぶん「メロウレイン」に収録されていると思います。 事件など起こらず、本当にただ普通の日のお話なのに、このなんてことない日々のなんてことない会話がものすごく愛しいです。ほっこりしました。 同人誌ならではというか、特に山も落ちもなく、久しぶりに萩原くんと半井さんを覗き見したような気分になります。 一穂先生の文体はとても読みやすく…
umeair
この巻は計にとって試練の巻でしたね… 仕事で思ったようにいかず、潮に苦しいと言うこともできず苦しむ計の姿が切なくて共感して、胸が苦しくなりました。。 BLとしてこんなにもキュンとさせてくれながら、しっかりお仕事ものとしても見応えのあるものを提供してくださる一穂先生、本当にすごいなあと感嘆のため息が出ました。 そしてなんといっても潮と計の絡みがエッチで、愛に溢れててたまりません。特に、…
いやーちょっと!いやーーーーーちょっと!!! なんでしょう、この萌えと興奮と笑いの渦は!! あと私、こんなに当て馬にニヤニヤしたこと、今までの人生でなかったと思います。ジーザス……! 「あとがきにかえて」の竜起の「うわーほんとに仲直りセッ」のくだりで爆笑いたしました。 コミックを読み、「これは絶対に原作を読もう」と決心した昨日の自分にノーベルよくやったで賞をあげたい。 計も潮も当て馬…
そらまめ。
イエスノーシリーズの3カプ目。プロディーサーの設楽と栄のおはなし。 どうして今はこんな関係なのか、過去の奥様の事件、すべてが胸を締め付けられてしんどかったです。前作までがたつきとなっちゃんのほわほわカップルだったせいでこんなにも落差があるのか、一穂ミチ先生おそるべしとなりました。 一穂ミチ先生のnoteに奥様目線の熱海のサンビーチでのはなしがあるので是非読んで欲しいです。何度も読んでいますが読…
この作品に出会ってから今迄なんどもなんども読み返しています。2人の思い出の地に聖地巡礼するほどで実際の土地が出てきたり食べ物やお酒の名前が出てきたりするのも一穂ミチ先生の作品で好きなところでもあります。色林檎を通して今後のふたりの人生を覗き見できるというのが本当にうれしくてしあわせな気持ちになります。過去のこと、現在のこと、未来のこと、それぞれに向き合って志緒ちゃんと先生はふたりでいてくれるそんな…
なぎさ1208
meet, again.はメタファーがとても活きた小説だとなんど読んでも思う。 繰り返されるシンメトリーの暗示(シャボン玉、蜜蜂と花の話、砂抜きされるあさり、栫の双子の弟)に対して、嵐と栫はそれぞれに歪で……まっすぐな嵐にもゆがんだ過去があり……決してシンメトリーにもアシンメトリーにもなれない。 人間のわかりあえなさ、というのがこの作品の大きな主題だというのが個人的な見解だ。唯一の理解…