竹美家ららさんのレビュー一覧

羊とオオカミの理由 小説

杉原理生  竹美家らら 

お花畑兄弟恐るべし

『赤ずきんとオオカミの事情』のスピンオフ元です。
わたしは先に『赤ずきん〜』の方を読んでしまいました。
それでも問題はありませんでしたし、意外にこの順序で読んで、目からウロコな部分もありました。


受けの久遠章彦は、見た目は王子様系、中身は完璧な主婦というサラリーマン。
大学生の弟(太一・スピンオフ先では攻め)相手に世話を焼きたがるブラコンで、28歳。

攻めの高林亮介は、つねに…

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ふったらどしゃぶり When it rains, it pours 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

期待していたんですが

一穂ミチ先生の作品、初読です。

受は頑なに自分を拒む同居人に恋する男。攻はセックスを拒む恋人に悩まされる男。肉体的な欲求を持て余す男達が出会って分かり合って恋に落ちる話。

期待していたんですが、う~ん。
辛口感想です。

私に人生経験が足りていないからだと思うんですが、心に病を抱えている人がぞろぞろ出てきて、読んでいてムカムカしました。

友人の愚痴を聞いている気分というか。…

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赤ずきんとオオカミの事情 小説

杉原理生  竹美家らら 

萌えました!

羊とオオカミの理由のスピンオフ!私は今回の方が好きです。
完全に好みの問題なのですが、健気なツンデレが大好きなんですよね。真紀は私のツボのど真ん中を突いてくれました。
杉原さんの作品の攻めは丁寧な口調で話すのが多いと思うんですが、太一も漏れなく丁寧な可愛い話し方をします。甘え上手でしたたかでとてもいいです。
甘え上手でしたたかな太一×健気ツンデレな真紀。
話の流れとしては特に大きな事件が起…

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赤ずきんとオオカミの事情 小説

杉原理生  竹美家らら 

ブラコン君は実は腹黒?

久々に読む、杉原さんの作品。
杉原さんは好きな作家さんなのですが切なさがある作品が多いので、精神的に余裕のない時は読む気になれないんですよね。

『羊とオオカミの理由』のスピンオフです。
わたしは未読です。
特に問題はなかったですが、この作品を読んで、前作も読みたくなりました。


受けの真紀は、整った容姿でクールに見える大学二年生。
初恋の痛手で、固い殻で心を守っています。

3

二度目の恋なら 小説

高岡ミズミ  竹美家らら 

うーん。

 開始数ページでおや? と思い、20か30ページくらい進んでから、これは読み続けられないと思って途中で読むのをやめました。
 あらすじ読む限り面白そうだと思ったんですがね~。愛人受けとか大好きなので買ったのに、読み始めてもう愛人やってないし。愛人をしているところが読みたかった。

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ふったらどしゃぶり When it rains, it pours 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

二人きり、隣は何を思う人

一穂先生はこれが三冊め。

先生の作品の構成もですが、言葉のセンスの良さに驚きます。
例えば、一人で色々考えすぎる一顕が「自分会議」なんて言葉を出した時。
うまい!と思いました。
小難しい言い回しとかではなく、言葉のチョイスと使うタイミングがいい。
これは生まれもってのセンスですね。
いや~、変なところでチョイチョイ感激していました。

いつも小説よりは漫画をよく読む派なのですが…

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Saturday night paralysis 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

オトナとコドモの境界線

『雪よ林檎の香のごとく』の同人誌です。

本編お読みの方しか手は出していないと思いますが、攻めは桂先生、受けは志緒です。
志緒もこの本で成人式でした。

今回は、桂が志緒を腕枕していたせいで右腕が使えなくなるという、かなりバカップルのノロケ全開なストーリー。

が、そこは志緒ですからね。
若いですから。

ずっとこのままだったらどうしようとか、親切心でしたことが驚くくらい拒絶さ…

1

ふったらどしゃぶり When it rains, it pours 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

愛ってどっからくるの?

最後に読み終えて思ったのは

「かずきもかおりも幸せになってほしいな。」でした。

そして、仮想空間ながら自分に照らし合わせて明日は我が身?とふるえました。
とても考えさせられるお話です。

セックスレスカップルな攻めと好きなのに受け入れてもらえない受け


メールって色々言えるよね。
普段口に出していいづらいことも言えるしメールだと考えて言葉を選ぶことができる。
優しいけ…

5

ハートがかえらない 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

等身大の愛おしさ

「ふったらどしゃぶり」の本編から季節が過ぎ、12月。
営業が忙しい季節、なかなかゆっくり過ごせない二人の様子が描かれる。

大きな事件がある訳でもない、彼らの蜜月。
何気ない会話や、生活の断片で伺える
彼らの彼ららしさや、お互いのトキメキや、相手への想い。

甘ったるくなくて、ちゃんと地に足がついていて、
きれいごとばかりじゃないことも考えたり
ちゃんと20代男子で、でもやっぱり…

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ハートがかえらない 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

しあわせな年末&年明け(私にとっても)

一顕×整のその後、しあわせ色の番外編。(でも切なさも満点!)

社会人の師走は忙しい!
というわけで、一顕と整の二人も忙しいのですが、
隙をみてこまごまといちゃついている様子がつづられています。
会社で人がいない隙を見計らっていちゃつく二人に萌。
一顕のクリスマスプレゼントにきゅん。

特に目新しい動きがあるわけではないのですが、
少しずつ深化していく関係にキュンとしました。

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